リー

映画と音楽と靴が好きな、ただの普通の女です。

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最近の記事

『うたのはじまり』を観て

映画の感想を書くのが、だんだん億劫になってきている。だいたい、日記や家計簿も3日坊主で続いた試しがない。だれも読んでないし、なんの義務もないんだから、負担に思うこともないのだけど、良い映画を観た時はなおさら、その感動を自分のつたない文章で汚してしまうことがひどく気が引けてしまう。 『うたのはじまり』は、コロナの直前に公開になり、楽しみしていたが、自粛期間にはいり、劇場で観ることが叶わず、想いは募るばかりだった。 大好きなミニシアター、ジャックアンドベティで再上映のスケジュ

    • フランス映画

      親しい友人と映画の話しをしていると、フランス映画には、心理描写が多く難しい、展開が地味、陰気、後味が悪い、とあまり評判がよろしくない。 確かにハリウッド映画のようなわかりやすさや、派手な展開はないけれど、最近の若い監督の作品はじんわりと心が温かくなる良い作品が多くて、私は大好き。 たまたま自粛期間に、映画好きの上司からの勧めで何作か観たのと、wowowでフランス映画特集をしていたこともあって、ここのところ続けて観ている。 セドリック・クラビッシュの三部作、一作目の『スパ

      • 『ストーリーオブマイライフ/わたしの若草物語』

        このnoteもほったらかしのまま、いろんなことが再開して慌ただしくすごしている。仕事の帰りに寄れるレイトショウはまだまだ自粛しているようで、あんなに夜の街、夜の街と連呼されていれば仕方あるまい。 さて、観たのは『ストーリーオブマイライフ/わたしの若草物語』 子供の頃、若草物語やあしながおじさん、大草原の小さな家は何度も読み返し、空想にふけったものだ。とにかく英米文学への憧れがつよく、今、この日本のさえないお茶の間にいる自分は、仮の姿で、いつか、誰かが迎えにきてくれると、そ

        • 人生ベスト10の映画

          眠れない夜は、映画のことを考えてみる。 長い自粛生活も終わり、今週から仕事が本格的に再開。早起きも電車に揺られるのも久しぶり。起きられるのかな、と心配になると、何故かなかなか寝付けない。 そんな時は、人生ベスト10の映画を考える。 映画が大好きです!と話しているのに、一番好きな映画は?とか好きな監督さんは?などせっかく素敵にことをきいてもらっても、だいたいが全くまともな答えができなくて、あとからいろいろ思い出して歯がゆい思いをする。 そんな質問がいつきてもいいように、

        『うたのはじまり』を観て

          『代官山17番地』

          あれは中学生のころだったと思う。横浜に住んでいる自分にとっては、渋谷や原宿に買い物に出かけるのさえ、1週間前から親に許可を得なければならないほどの大仕事だった。(とくにうちは子供の外出に厳しかったから) 当時から渋谷から一駅ちがうだけで緑がたくさんあり、そこに住んでいる人もいる、なんだかめちゃくちゃお洒落で大人な街だった代官山。どうしても人混みに馴染めない自分には必然的にそこに惹かれてしまう理由があったので、何かにつけて、わざわざ各駅の東横線に揺られ、途中下車ばかりしていた

          『代官山17番地』

          『わたしの名前は...』

          アップリンクでのSNSのお知らせが、ずっと気になっていたのに、観たのは閲覧期間の最終日。 アニエスベーが監督するこの作品、彼女のつくりだすお洒落で小粋な感じとは全く別物でした。 ロードムービーは乗り遅れるとただ退屈になっちゃうけど、これは最初に父親からのレイプという重い重いテーマがあり、いつか救われるのではという期待とともに観てしまった。 が、期待したのは間違だった。主人公の少女はまだバービーに話しかけて遊ぶような年頃。貧困や父親の欲望の捌け口にされても、それがなんなの

          『わたしの名前は...』

          だれも見ていないでしょうから。

          noteの機能を使ってみる。たくさん映画を観ているのに、タイトルすらも思い出せず苦労する。せめて観たかっどうかだけでも記録にしたかったから、そういう備忘録に使うのにもちょうどよいじゃないか。 noteのアカウントを作ったのは七尾旅人さんの配信を観て投げ銭をしてみたかったからです。最初はセブンイレブンで入金ができなくてプリンの使い方すらわからなかったけど、お陰様で投げ銭のやり方だけはマスターしました! 七尾旅人さんの音楽が急に好きになり、どうしていいかわからなくなり、繰り返

          だれも見ていないでしょうから。