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東区芸術文化祭企画 銀ソーダ作品展「記憶を巡る」

東区芸術文化祭企画
銀ソーダ作品展「記憶を巡る」閉幕

ご来場頂いた皆さまありがとうございました。

3日間という会期はあっという間でした。今回の作品展を開催するにあたって、素敵な機会をくださったのは東区役所の皆さまでした。

私が銭湯跡地 大學湯で清掃作業を終え、イスに座り休憩をしていたところに一台の「福岡市役所」と書かれた白い車が外に停まりました。思わず大學湯の運営が何か問題あったのだろうか…など不安になりつつ東区役所の方々にご挨拶をすると、

『東区芸術文化祭のメインイベントとして、銀ソーダさんの展示会をしたい』

と笑顔で提案をして頂きました。地元のアーティストを応援したいという気持ちも受け取り、大変嬉しく思いました。

銭湯跡地「大學湯」

会場はなみきスクエアに決まり、わくわくしながら展示の構成を考えていきました。思い返せば、自分自身で場所を借りて個展を開いていた時から、東区役所が主催となってサポートしてくださる現在まで色々と経験してきたなと記憶を巡らせていました。そこで、Ginsoda Blueのひとつの集大成として展示をしようと「記憶を巡る」というタイトルにしました。


会期が始まり、たくさんの方にご来場頂きました。私は在廊し作品から受け取ったものを聞いたり、作品の説明をしたりしました。鑑賞者と交わることで私の知らない私の作品に触れることができ、作品の世界がひろがっていきます。この時間は大事な時間で毎回楽しみにしています。

東区長と銀ソーダによるオープニングセレモニー

監視員の方ともお話をし、長時間監視大変ですよねと声をかけた時「3日間この絵の前にいれて、なんて素敵な仕事なんだろうと思いました。私が一番誰よりもみています!」と笑顔で応えられていて、企画に携わっている方々も楽しんでもらえることは素晴らしいなと思いました。

卒業制作作品「SODA BLUE」シリーズ

ワークショップでは、普段絵を描かない方の参加が多く「まったく触れる機会がないのですが参加してもいいんですか?」と興味を持ってくださいました。前半はホルベイン画材に協力して頂き身近にあるもので絵具がつくられていることなど、絵具について教えて頂きました。後半は実際に絵具に触れて紙やアクリル板に絵を描いていきました。最初はどうしていいかわからず躊躇する方もいたのですが、一度触れると目覚めるように夢中になって絵具遊びをされていました。最後に「参加してよかった」と言葉をもらい、開催してよかったと思っております。

ホルベイン画材の柴田さん(左)と参加者

作品展の会期中に作品の前で家族や友人と感想を共有しあう光景や涙される方などをみて、もっと日常に今回のような芸術に触れる場所をつくりたいと思いました。なによりも、継続することが大事ですので私はやっていきます。

人生が豊かになる、今回の企画展がそのひとつのきっかけになれたのでしたら大変嬉しく思います。

携わった皆さま、ありがとうございました🟦

交流ロビーでの空間芸術は10/15(土)迄


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