Canvaでふりがな

Canvaはいいぞ。まずはこれをみてくれ。

つまり、Officeに搭載されているようなUDフォントをより改良したフォントが使えるってわけさ。しかも教員なら無料。無料にするための手続きもびっくりするほど簡単だった。これはまたそのうち。

で、問題はこっからですよ。本校には、いわゆる識字障がい(ディスクレシア)や、弱視など色々な困難を抱えながら頑張っとる生徒がおるわけです。
当然その中には、いわゆるルビ対応が必要な子もいるんですね。

じゃあルビ振ればいいじゃん、って話なんだけども!!Canvaにルビ機能ねぇんだ!!!!頼む!!!実装してくれ!!!デザインACはその辺クリアしたぞ!!!!!

しかたないので、テキストボックスを駆使して一生懸命ルビを振るわけですが、おいちゃん一歩手前のおにぃちゃんにはちょっとつらい。

そこで思いつきました。私が神だ。


結論:Canvaで作ってPDF出力→ふりがなPDF。

これです。いやそんなんかい!!ってツッコミ、わかります。
でも教員ならCanva無料。ふりがなPDF(神アプリ)はそもそも無料。
(ただし、ふりがなPDFはiPadおよびMacアプリ)(お前もApple信者にならないか?)

つまり、iPadかMacを買うor学校に転がってるiPadを使えば、
完全無料というわけです。Chromebookを悪く言うつもりはありませんが、これを機に全自治体がiPadを使うべきではないでしょうか。

というか、そうできるようにAppleさん、ここはいっちょ壊れにくくて安めのiPadをだね……

1.Canvaで教材を作ってPDF出力。

これはもう他の方々の解説に譲ります。各々の信じるやり方で作ってください。
今回はダミー教材として、自作の簿記の教材を使います。
ちなみに、この教材はClaude3.5を使って作成しました。詳細はまたいずれ。

ノリでサンプル入れました。

2.ふりがなPDFへ。

今回はお持ちの方も多いであろうiPadでやってみます。

まずはPDFを開けるようにしておきます。

次に、「ふりがなPDF」をダウンロードしましょう。

そのままアプリを開き、該当のPDFをふりがなPDFから開きます。
ここがポイント!!マジでこれ大事。

プレビューから共有ボタンで開くこともできるが、
これだと後述するふりがなの編集がうまくいかない。

PDFを開くと、自動でこんな感じでルビが出ます。

3.ふりがなの調整、編集(文字修正)

小さくて読みにくいので、調整します。左下の調整っぽいアイコンで調整できます。
ふりがなのサイズが文字の大きさ、
オフセットが文字の位置です。プラスを押すと文字が上に上がります。

だいぶ読みやすくなった。

もし、ふりがなに間違いなどあれば、長押し→「Edit furigana」で修正します。

こんな感じででます。

これはレビューとかでも結構困っている人がいました。ここで共有します。
先ほど、「プレビューから開いてはいけない」と強調しましたが、
これは、「プレビュー→共有からふりがなPDFを開く」の操作だと、Edit Furiganaが表示されないという仕様があるためです。

Edit Furiganaを選択すると、ポップアップが出ますので適宜修正してください。

漢とかいて「おとこ」ができるのだ。

ここで「すべて更新」のラジオボタンをONにすると、文中の同じ漢字に対するルビを一括設定できます。
今回であれば、すべての「田中」のルビが「なかた」になります。

これは使い所が大切で、「金」に「かね」とルビを振り、すべて更新すると、
「金額」のルビが「かねがく」になる可能性があるので、注意が必要です。

更新は、キャンセルの隣の「…」を押せばよいです。僕はiPad miniなので出ないだけかもしれません。有識者各位、情報求ム。

で、最後に「保存」を押しましょう。間違っても「完了」は押さないで!!

そしたら、ふりがな付き教材の完成です!

お疲れ様でした〜〜。

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