見出し画像

[ギンエン撮影実績/和歌山]中野メリヤス工業株式会社

▶︎小噺
中野メリヤス工業株式会社は、1973年創業、和歌山県高野口に工場を構える、クラフトファーの製造販売事業を行っています。

中野メリヤス工業株式会社

中野メリヤスさんとの出会いは、金子さんという方に出会ったことがきっかけでした。金子さんとは、代表 東が参加した「わかやま起業塾」で、同期でした。

彼女は、高野口の地場産業に魅力を感じ、re:bero(リベロ)という屋号でアパレル製品の販売を行っています。その製品作りに使用されていたのが、国内でも唯一の生産地である高野口で作られたクラフトファーだったのです。

そのクラフトファーを製造販売している中野メリヤスさんのブランディングを手伝ってほしいとお声掛けいただき、ギンエンでは、写真撮影、記事の定期更新など、長きに渡って協力させていただくことになりました。

▶︎つくりてのこと

地域の人の手を借りて生地を作っている

高野口のクラフトファーは、ハイブランドのアパレル製品にも使われるような素材として各国に卸売りされるような高品質の素材です。

しかしながら、卸売であるが故に、なかなか一般の方の目に触れる機会が少なく、ファーは知っていても、どこで作られているのかを知る人は多くありません。

世界に誇る技術を持つ高野口のファー作りですが、なかなか認知度が上がらず、結果、未来を担う後継者不足に繋がっているという課題がありました。

▶︎プロジェクト

国内でも希少な編み機と職人の辻本さん

中野専務は、自社のためだけに留まらず、高野口パイルそのものの未来のために、自社HP、ECサイトの刷新、PRの改善など、様々な挑戦をしてくださりました。

和歌山のクリエイターを集めて発足した中野メリヤスのブランディングプロジェクトですが、高野口パイルの歴史を紐解くところから始まり、何度も打ち合わせや現場の視察を重ねて、ようやくHPやECサイトが完成しました。

高野口の魅力を知ってほしいという想いから、会社の紹介に留まらず、地域の魅力的な場所を盛り込むという熱意。結果、指定文化財となっている高野口小学校、紀の川の景観、葛城館、パイル織物資料館にも足を運び、撮影、掲載する運びとなりました。

写真撮影だけでも、工場を何度も視察したり、生地の全商品撮影数百枚と大規模であったり、完成まで、かなり時間を要したプロジェクトでしたが、この企画が、高野口のパイル産業の未来を担うと思うと、気が引き締まります。今後も、ギンエンは、HPを作って終わり、写真を撮って終わりではなく、長期的に地場産業の発展に貢献していきたいと思います。

クラフトファーを使ったバッグ

中野メリヤス工業株式会社
HP:https://www.e-nakano.net/
オンラインショップ:https://exterial.shop-pro.jp/
Instagram:https://www.instagram.com/fur_market_by_exterial/

合同会社ギンエン
HP:https://gin-en.jp/

和歌山をはじめとし国内外問わず、「様々な境界を溶かしながら、クレイジーで温かい世界をつくる」ことをミッションに、どんな小さな声にも耳を傾け、「企画・制作(写真撮影やデザインなど)・PR」を一貫して行っています。

お問い合わせは、こちらからお気軽にご連絡ください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?