慢性咳嗽の鑑別に咳喘息を挙げることは多いものの、喘鳴もない場合に気軽に吸入を出してしまうことのためらいと確定診断をどうすればいいのか疑問に思った。背景知識が不足しているので和文の二次文献で調べた。
気管支喘息でさえ明確な診断基準がなく、ガイドラインで目安が示されているのみということに驚いた。咳喘息はますますファジーになってしまうのではないか・・・と懸念が生まれた。
精査が難しいプライマリケアの現場では、現実的には慢性咳嗽に対してempiricに気管支拡張薬を投与し、改善すれば臨床的に咳喘息としてしまうことがやはり多いようだ。
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