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がんばれJリーグ!

今Jリーグのヴィッセル神戸がすごい勢いで選手の補強をしていますね。数年前からヨーロッパでプレーしていた代表クラスの選手である山口蛍や酒井高徳を獲得。

2018年にはバルセロナで中心選手として活躍し、世界でもトップクラスのMFであるアンドレス・イニエスタを獲得します。

そして最近で言えばワールドカップで大迫半端ないが流行語にもなった大迫勇也や、武藤嘉紀といったヨーロッパ組の選手を。さらにバルセロナでもプレー経験のあるボージャン・クルキッチを獲得しました。

特に2018年のイニエスタ選手の獲得にはびっくりしました。バルセロナの契約を更新すると思われていたのが、まさかの契約を満了。欧州内での移籍であろうと言われていましたが、様々な移籍先の名前が出てくるなかで飛び出したのがヴィッセル神戸!

当時ヴィッセルのメインスポンサーである楽天が、バルセロナのスポンサーに入っていたこともあり(現在もスポンサー契約は継続中)、思い切った交渉ができたのでしょう。おそらく金銭面ではもっと魅力的なオファーもあったかもしれませんが、日本という国の治安の良さや環境面も考えたうえでのイニエスタ選手の決断だったようです(それでも年俸30億円を超えるJリーグとしては超破格の待遇ですが)。

思い返してみれば、Jリーグ草創期には、ワールドクラスの選手が数多く在籍していました。ジーコやレオナルド、ドゥンガやストイコビッチにエムボマなどレジェンドともいえる選手が数多く在籍していました。それによってリーグとしてのレベルが上がり、代表選手たちも強くなり、日本はワールドカップの常連国にまでなりました。

そこからJリーグの熱も少し落ち着いて、ネームバリューのある選手を呼ぶことが難しくなり、同じアジアの中国リーグが、とんでもない移籍金や年俸を支払うことで欧州のビッグネームをたくさん連れてきました。

リーグのレベルを上げるには、自国選手のレベルが上がることが大前提で、そのためには育成環境を整えたり、サッカーを文化として国に根付かせていくことが重要だと思います。

Jリーグが創設されてから30年近くが経過し、日本にも欧州にはまだ及ばないもののサッカーは文化としてようやく根付いてきたし、Jリーグの下部組織であるユースを経由して代表クラスの選手も多く輩出されるなど育成も充実してきました。

それでも、日本代表のレジェンドである内田篤人さんが引退会見で「日本と世界の差は開いている。日本も成長しているが世界ももっと成長している。」とコメントしているように本当の意味で世界と対等ではないのだと思います。

だからこそ、ある程度育成も安定してきた今、欧州で現役トップクラスで活躍している選手を引き抜いてくることで、より魅力的なリーグになると思います。

国内ではクラブの注目度が増し、観客動員数は増加(今のご時世ではなかなか厳しいですが)し、海外に向けてはトップクラスの選手も所属するより魅力的なリーグに映り、より多くの選手がJリーグに来たいと思ってくれるでしょう。

ヴィッセル神戸だけでなく、ほかのクラブにも経済的な制約はあると思いますが、積極的な補強をしてもらってJリーグをより魅力的なリーグにしてほしいと思います。

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