筑波大学 知識情報・図書館学類編入体験記 後編

 お久しぶりです。Gildです。Klis編入体験記の後編を書いていきたいと思います。(前編は以下リンクから)
 前回は学習計画書の提出まででしたが、今回は計画書提出後から面接までの体験記となります。時系列でやったこと、試験前後についてという順番で書いていきたいと思います。

面接・口述試験までにやったこと

5年生 5月
 計画書が完成し始めたタイミングでプレゼンスライドについても取り掛かり始めました。
 有難いことに、過去にKlisを受験された先輩がスライドを公開してくださっていたのでまずはレイアウトをそれに合わせる形で作り始めました。

5年生 6月
 作ったスライドの修正をしつつ、指導教員にプレゼンを見てもらったのですが目標にしてた10分以内には収まらず、スライドに冗長な部分が多かったり流れがうまく作れていませんでした。
 そのため、頂いた意見をもとに構成を見返し、説明しなくても分かる部分を削ったり一緒に説明できる内容を統合させたりという形でスライドの枚数を減らしていきました。(最終的に27枚、発表時間は10分前後になった)

5年生 7月
 ここからは友達にもプレゼンを見てもらったり、自宅では録音しながら練習をして説明が突っかかりがちな場所を重点的に練習したり、スライドデザインの微調整を繰り返し行っていきました。
 原稿も一応作ったのですが原稿を丸暗記するのが苦手な人間なので内容だけ原稿から踏襲してその場の言葉で説明してました()

試験前日

 今年度はコロナウイルス対策の関係もあり受験番号で試験時間が異なり、私は一番最初のグループで8:50集合(8:30開場)だったので前日に研究学園駅近くのホテルに泊まりました。
 つくば市に早く着きすぎたのでまずは大学に下見に行った後、ホテル近くのショッピングセンターで夕食を取って6時ごろにチェックインしました。    また、配布資料とPCの接続がうまくいかなかったときのためにスライドを印刷しにコンビニに行ったのですがA4だと遠くから見えないと思いA3で印刷したらお金が結構飛びました(それはそう)。
その後はお菓子を食べながらのんびりプレゼン練習をして早めに寝ました。

試験当日

試験会場まで
 なぜか当日は5:30にアラームをセットしており早く起きてしまったので、もう一度プレゼン練習をして朝食を食べて会場に行きました。
 私はテンションが高まりすぎて開場の40分前(7:50)に試験会場についてしまい前述のとおり一番最初のグループだったので講義棟が開いておらず外でずっと待ってました(笑)
 木陰が涼しかったので気温のわりに快適でした。

面接・口述試験
 面接は女の先生1人、男の先生2人という形でした。前日からずっと謎のハイテンションが続いていたのですが流石に緊張してしまい、本人確認の前にプレゼンを始めようとしてしまい先生に申し訳なさそうな顔で「ごめんなさい最初に本人確認いいですか?」と聞かれ謝りながら本人確認を終えプレゼンになりました(本当に申し訳ありませんでした)。
 逆に最初の失敗で少し肩の力が抜けたので落ち着いてプレゼンを始めました。PCの接続がうまくいったのでA3に印刷したスライドは使いませんでした()

 面接はずっと穏やかな空気だったこともあり、焦って余計なことも言ってしまいましたが何とか伝えたいことは伝えきって終わることができました。
 プレゼンを終えた後に質問という流れなのですが、まず「高専で勉強してきたことがよく分かりました」「研究のビジョンがとても明確ですね」とのお言葉を頂き物凄くホッとしました。
 3人中2人の先生はプレゼンで説明した研究内容では具体的な解決方法や前例は含まれていなかったので10割それについての質問でした。もう1人の先生は研究内容以外の質問でした。そういう役どころなのか「ここで僕は嫌味な質問をしちゃうんだけど」と前置きされた上で質問が飛んできたので心構えができたのがもしかしたら大きかったかもしれません。
 編入後の研究内容について以外の質問内容をこのような感じでした。

・高専での研究内容をもう一度説明してください
 (プレゼンではだいぶ省略した話し方をしたため)
・高専での研究は○○の状況だと使えないと思うんだけど、どのように活用を考えていますか
・プロコンではあまり開発には携わってないと感じたがどうしてなのか、実装力を身に付ける方法は講義以外に考えていますか
・大学院卒業後はどのように進路を考えていますか
・起業は考えないのですか
・希望している研究室は普通は創成メディアから入ると思うが、どうしてKlisから入る選択肢を取ったのか

 ある程度事前に予測していた通りの質問だったのですが「起業は考えないのですか?」は流石に想定外で「興味は…あります!!」みたいな返し方しかできませんでした(笑)
 研究の前例がないですというのを事前の説明で回答していたので「せっかく新しいものを作るんだから編入後に人を集めて起業するものいいと思うよ!」との言葉を頂いたり、他の質問への回答も編入することが前提で大変だと思うけど頑張ってね!みたいな反応を頂くことが多かったので内心「これは行けたのでは!!」と思いつつ、ちょくちょく変な事を言ったことを思い出して不安になりながら帰宅しました。

その後
 落ちてたら就職の予定だったので少しだけ情報を集めながら不安だなんだと周りに言い続けながら合格発表日を迎えました。
 自分の受験番号を見て実感が湧かないまま心配をかけていた人たちに連絡を送りました。正直まだ合格の実感は湧いてないです()

その他の面接対策など

 説明会等で必ず聞くと思うのであまり細かくは触れませんが希望の研究室の論文を呼んだり、先生が著書を出されていたので購入して読んでいました。
 また、私が合格した理由の一つに「この研究がやりたいです!」に対して「その為にこういった活動をしていました」と言えるような活動を高専在学中にしたことが挙げられると思います。
 ですのでコロナ禍だと厳しいとは思いますが、編入のためとかは考えずに、まずは様々な活動をしてみるというのも何より楽しいですし良いのではないかと思います。

最後に

 以上が私のKlis編入体験記となります。色々と書きましたがやはり合格できたのは計画書やプレゼンに意見をくれた指導教員や友人、そして説明会や編入体験記を書いてくれた先輩方のおかげだと思っています。
 私の編入体験記がこれからKlis受験を考えている方の参考になれば幸いです。
 なにか質問等があればTwitter(@Gild_prog)までご連絡ください。
以上です。前編後編と長くなりましたがここまで拙文にお付き合いいただきありがとうございました!

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