俺のグルコス履歴書【16】GROOVE MY HOMETOWN
初プレイは1月6日だが、じつは1月3日にゲーセンに行ったものの、駐車場でカード一式を家に忘れたことに気づき、COSIOさんサイン入りNESiCAを再発行するわけにも行かず、泣く泣く逃げ帰ってたりした。
だいたい年始は実家に帰省しているので、グルコスおみくじも地元のゲーセンで引くこととなる。
函館もかつては十指に余るほどゲーセンが存在していたが、この2017年時点ではわずかに3軒が残るのみ。
この残った数少ない地元ゲーセンは、以下の3軒だ。
■BIGBANG 函館
史跡・五稜郭の近く(言うほど近くないが歩いて行ける距離ではある)にある、商業施設「テキサス函館」内のゲーセン。
ここは元々「函館西武」として建てられ、田舎町にもセゾン文化の香りを感じさせるオシャレな場所だった。
しかし2003年8月に閉店、2005年に商業施設として再開すると、パチンコ・カラオケ・ネカフェ・居酒屋・ゲーセン・ボウリング場が入居し、顧客が本当に必要だったものとはこれだったのかを体現する一方、かつてのオシャレ空間がほぼ消え失せたことに一抹の寂しさも感じる。
五稜郭近辺が繁華街でもあり、公共交通手段も近く、アクセスは良い。帰省時は車に乗ったり乗らなかったりだが、どちらの場合も行きやすいので帰省時には一番通っているゲーセンでもある。
稼動開始当初からグルコスも置いてあり、だいたいグルコスがやりたいときは行っていたのだが、残念ながら近年撤去済(函館最後のグルコスだったはず)。ゲーセンとしては今も存続しているので、今後も行くとは思う。
■ラウンドワンスタジアム函館店
2007年3月にオープンしたラウワン。だいぶ郊外にあるので車必須だが、一応例の無料シャトルバスも走っており、函館駅から30分、五稜郭からは45分で行ける。
ここはラウワン以上でもラウワン以下でもない、文字通りのラウワン。
実際それがラウワンの強みであり、行脚をするとラウワンの安定感には本当に助けられる。どんな場所に行ってもコンビニの店構えやラインナップが全国共通なのと同じような安心感だ。
また、ここのスポッチャにはレアな大型筐体ゲームが数多く置かれており、Twitter(X)に貼ったら若干バズってしまったこともあった。
こちらもグルコスは撤去済だが、オフラインVer.がスポッチャで動いてくんないかなーと妄想だけはしている…
■ギャラクシーゲート函館
こちらも函館市郊外の昭和町というところにあったゲーセン。
元々ここはセガ系列「クラブセガ函館」として2005年3月にオープン。しかしセガが北海道から撤退し、北海道最後のセガだったこの店舗も閉店。その後2012年4月にギャラクシーゲート函館として生まれ変わった。
なおセガ系列ゲーセンはその後GENDAに買収されたため、結局セガとして北海道に再進出することはついぞなかった。
そして、ここは函館で一番グルコスと縁深いお店だろう。
2015年2月には、早くも第1回のグルコス店舗大会が開かれたらしい。初回は数名の参加だったが、どんどん規模は大きくなり、また内地(あえて言う)から強豪プレイヤーが大会に参加することもあったらしい。
この店舗大会立ち上げの中心人物のひとりだったのが、当時高校生のこーちくんだった。
風の噂で、函館でよくグルコス大会が開かれてると聞いて嬉しかったし、頼もしかった。こういったイベントは「やろうと思う」のと「やる」のとでは雲泥の差がある。それをちゃんとやり遂げたことには脱帽するし、地元ゲーセンを盛り上げてくれたひとりであるこーちくんには感謝しかなかった。
じつは前年の2016年の帰省時、せっかくだからギャラクシーゲートに行ってみたら、こーちくんに会えないかな? と思っていた。ただ当時は大学受験を控えた身だったようで、そんな時期にお誘いするのはさすがに無責任かなと思い、偶然に期待することに。
ところが、何度か訪れてると別の方に声を掛けられ、その日こーちくんとはちょうど入れ違いだったと知らされた。何という俺の間の悪さ! その方とも楽しく対戦しつつ、2016年は結局お会いできないままUターンの途についた。
そして2017年年始。
こーちくんは無事大学生となり、同じ時期に帰省していたので、お声掛けして会うこととなった。
少しお話しし、一度店内対戦をしただけではあった。
だけど、地元の友達なんかはもう年代的に誰もゲーセンには行かないので、地元でそうしたひとときが過ごせただけでも、やっぱり楽しかった。
そんなギャラクシーゲート函館も、残念ながら2020年2月24日に完全閉店。
跡地は快活CLUBとフィットネスクラブになった。
入ろうと思えば入れるだろうけど、さすがに天井にCLUB SEGAのサインは残ってないだろうなぁ……
■TO BE CONTINUED…
そんなわけで、こーちくんとの対面も果たした2017年。
ここからのUターンは、先日公開した記事にも書いた、東北縦断の旅で行脚を重ねていくこととなる。よければそちらもご覧いただきたい。
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