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オトナの話
とあるバイクの開発秘話が、雑誌に載っていたのである。
その開発者の方の言葉によると
「バイクは、こころとか感情を磨いてくれるもの」
なのであった。
わかりやすい危険と隣り合わせである不安、恐怖。
そういう怖さに近づくからこそ自分を大事にするにはどうすべきか、ということも考える。ただ「スリルを味わう」とか「ストレスを発散する」だけがバイクじゃない。
そこでの考えを自分だけのものとせず、親しい人を始めとした他人に伝えていけるような人が、本当のオトナなんじゃないかなあと、わたしはそう思ったのであったよ。
精神的な意味でのオトナというのは、
自分の経験から、物事を真摯に考えることが出来て
「じゃあどうすればいいか」
を自分で結論づけることが出来る人、それを行動に移せる人、なんだろうと思う。
根本に経験があるとすると、やはり年齢を重ねないとオトナになれないんだろう。昔の西洋絵画でも、老人は知恵を意味するものであった、というのは納得できる話。
想像力というのもあるけれど、年齢や経験を重ねないとオトナにはなれないのかな〜、と思ったのであった。
おとなならではの落ち着き、みたいなもの、あるもんね〜。