夜明け前のおぢば
おぢば滞在中は、朝づとめ時間よりも随分と早くに神殿に行くのがルーティンで（といいつつ前晩に呑みすぎたら、ね、、、）、楼門が開くよりも早くに行くんですよ。布巾と膝当ての入った、緑色の青年会巾着を持って。
冬季は澄んだ空気。奈良盆地特有の冷え込みで、空気がキーーンと張り詰め、明けの明星がとても明るく見えます。月も鮮やかに輝いてますよ。神殿の甍は碧く照らされ、軒や外回廊の常夜灯とのコントラストがとても美しいです。いつまでも見てられますね。
夏季は熱帯夜。湿り気を含んだ空気は肩にのしかかる様な感覚すらあります。そして、神苑やお茶所の木々から、孵化したばかりのセミが元気よく鳴き始めます。
南礼拝場は24時間開放。夜を徹して履き物世話や立哨を勤める境内掛の方々、いつもいつもありがとうございます。
冬季は朝づとめ時間が遅く、その時間よりも早くにおつとめなさっている方をよく見かけます。
夏季はその反対。お寝坊？出勤前？やはり朝5時は早いですよね。
神殿奉仕をなさる詰員さん。出仕前に一度神殿でおつとめを勤めるのをルーティンとされている方々がけっこういらっしゃるようです。
朝の神殿掃除へと向かう修養科さんたち。
外回廊を拭きながら祈りを込めるひのきしんの姿。
実は、朝づとめよりもずっと早い時間帯でも、様々な思いを込めて神殿に身を運ぶ方々が多いんですよね。
親神様、おはようございます🙇♂️
元気に身を運ばせていただきました🙇♂️
私は、南礼拝場の木階段を拭くひのきしんをよくします。南礼拝場の材木はそのほとんどが高知の山から切り出された土佐檜。
先人から、献木の昔話を聴いたり、映像を見たりしたことを通して身に迫ってきた、命懸けの用材探索。
高知系と元高知系の先人たちの想いがこもった神殿です。
もちろん回廊拭きもしますよ。
では、西、東、北の礼拝場も見てみましょうね。
西と東の見分け、分かります？
分からないですよね😁
回廊の位置でしょか、分かりやすい見分け方は。いずれにしても甍が美しいですよね。
さて中庭に行ってみましょう。
東西の礼拝場を両翼にもつ北礼拝場は、もっとも畳数の少ない建物のわりに、この威風堂々たる姿。大正年間の建築とは思えない立派さ。
また当時、他の建物が接続されていた痕跡もうかがえますよ。正面の木階段の下段左右の軒柱。
有名（？）な「牛馬」。
2024年は辰年だから、牛馬よりもむしろ辰かなぁ。。辰に見えてきた😁
さて、北礼拝場を背にして立つと、そこには教祖殿がそびえます。
おやさま、お目覚めになったかな。
御用場から合殿に至る襖の前で、端座して待っておられる方々がいらっしゃいますね。今行けば、合殿結界の真正面で、おやさまのお出ましをお迎えできますねぇ。
教祖殿の玄関幕の房、何色だか覚えてます？
皆様方のお教会では、たぶん紫色の房でしょ。教祖殿の玄関幕の房は、はい、正解！
赤色なんですね。
さて、そろそろおやさまが御殿にお出ましですね。
私も、合殿の、なるべくおやさま近くまで行くとしよう。
いつもは神殿のどこかに（主に西階段）に靴を置いて、回廊伝いに御用場に向かうのですが、今朝は教祖殿お玄関から昇殿しましょ。
おやさま、おはようございます🙇♂️
再び、神殿へ。
甘露台を拝しつつ、声高らかにおつとめ。
さてと。
美味しい味噌汁が待ってますねぇ。
今朝の味噌汁はなんの具？もう、そんな些細なことですら愛おしくて、楽しくなってきますよ。
九ッ こゝはこのよのごくらくや
わしもはやばやまいりたい
十ド このたびむねのうち
すみきりましたがありがたい
あと数日で春季大祭ですね。
おぢばがえりを予定されている皆さん、いろんな“おぢばの風景”を見つけてくださいね。
「夜明け前のおぢば」
それは、世界たすけへの黎明を思わせる、様々な情景を見せてくれる静かなひとコマの連続です。そして、目に映る、耳に聞こえる、肌で感じるおぢばは、心に元気と勇みを与えてくれますよ。
追伸--ご注意--
中庭での撮影って、実は事前に届け出が必要なんですよ。境内掛本所宛てに。
だからあんまりパシャパシャ撮ってたら、肩トントンてされるかもよ😅
殿内や回廊ももちろんダメー🙅
撮ってるけどね、ハートとか斜め窓とか🤣
じゃ、また👋
今週もお付き合いくださりありがとうございました😊
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