マッチングアプリで30代男性がどのくらい年収を盛っているのか調べてみたら約半数が嘘つきだった?!

表題の通りマッチングアプリのwithで30代男性が年収をどのくらい盛っているのか調べてみた。
男性が年収を盛るのは自分を高く見せる事でよりよい女性を見つけるためである。

ついでに気になったので転職市場についてはどうかと調べてみた。転職市場で年収を盛るのは、自分を高く見せる事で、よりよい転職先を見つけ、高い年収で内定を勝ち取るためである。

どちらの場合も本当の年収を伝えるのは相手とある程度の関係性を気づいてからでよい。心理学ではローポール効果というものがあるが、上記のような競争相手が多くいる市場では、まず検討の土台に挙げてもらう事が最重要で、二次試験の事は二の次、悪い情報は内定を勝ち取ってから開示すればよいのだ。

ちなみにnoteには恋人募集を求人広告風に募集するこんな面白い人もいる。


https://note.com/hi4r1sato/n/n486da46b46cf

この人は恋愛市場、転職市場の本質をよく捉えている事が評価されたのか、非常に大変大きくバズったらしく、なんと!セルフインタビューまで行っている!

https://note.com/hi4r1sato/n/n961eb68edae1


さて御託はさておき早速本題に移ろう。下記が結果である。


元データ
https://umilcl.com/h30-annual-income-age-distribution/#30%E4%BB%A3%E3%81%AE%E5%B9%B4%E5%8F%8E%E5%88%86%E5%B8%83

https://type.career-agent.jp/knowhow/column/average_income.html

年代の区分をきれいに合わせられなかった事は残念だが、それにしても3つのグラフにきれいな差がでたと思う。
 そもそもtypeに登録している人は転職を考えているため、意識が高く年収が高い人が集まっているかもしれないが、withについては裕福な人が多いとは考えにくいので、統計的な標本には偏りがないと考えて以下論を進める。

1.恋愛市場、転職市場共にプレイヤーは嘘をつく。しかもその多寡はほとんど変わらない。


これは非常に面白い結果だ。先のように求人広告風に恋人を募集した人がいるように、恋人を選ぶ選考プロセスと求職者を選ぶ選考プロセスは非常に似ている。
まず書類選考(プロフチェック)から始まり、一次面接(初デート)を行ったのち、何度か面接を行う事で正式な内定(告白)が行われる。

その数時間に及ぶテストの中で、己が騙せる程度の嘘、もしくはばれても他の事で取り返せる程度の嘘をつけばよい。グラフから推測するに現実的に盛れる金額は100~200万円といったところだろうか。

そして結構多くの人が嘘をついている。withと厚労省のデータの年収200~400万円の割合を見比べて頂きたい。withでは25%、厚労省では68.2% なんと43.2%もの差が二つのデータであるのである!

2.恋愛市場だと異常に年収を高く見せる人がいる


おそらくこれは恋愛市場ではワンナイトを狙っている人がいる事という事だろう。人生経験豊富な企業の役員に、1000万円以上稼いでいるという嘘をつくのは非常に難しい。そのぐらいの年収だと個人事業主や会社経営をしているのがほとんどであり、そこで必須な税務の知識や彼らの間で話している内容等は、専門的であるため、少し込み入った話をすれば、嘘は簡単にばれうる。

 一方でそれに比べればビジネス経験の浅い若い男女を騙すというのは簡単である。(だからこそいかにも胡散臭い企業サークルが跋扈しているのである)
 ゆえに、マッチングアプリで異常に高い年収を稼いでいるという人には気を付けよう!

嘘ばかりの市場でどう戦うか

悪貨は良貨を駆逐するという言葉があるが、これは市場で悪い商品があると、良い商品が徐々に駆逐されていくという意味合いである。

この話で恐ろしいのが悪いプレイヤーを放置しておくと、悪いプレイヤーが勝ち続けてしまい、良いプレイヤーも悪に手を染めなければならないという事だ。

現在ビックモーターが色々と悪事を働いていた事が明らかになり、その後ネクステージも悪事を働いていたのではないかと調査されている。業界全体が黒くなってしまうのは「悪貨は良貨を駆逐する」という言葉で、経済学的に説明が付く。

このように嘘が跋扈した市場はレモン市場とも呼ばれる。奇しくもカーディーラーが車の価格を吹っ掛ける事が語源らしい。この法則に当てはまめて、、ビックモーター以外にも悪事を働いている会社はあるはずだと、筆者はひそかに予想している。

レモン市場 wiki
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%83%A2%E3%83%B3%E5%B8%82%E5%A0%B4

一方で恋愛、転職市場についていうならば、嘘をついた人が複数の女性や内定を勝ち取ってしまい、正直者は何も成果が得られないという事になってしまう。少なくとも43%もの人が年収400万円以上だと嘘をついているのである。これは酷い!もはやマッチングアプリと転職サイトはレモン市場である。
 
我々は嘘をつかなければ、恋人や職を得られない状況に陥っているのだ!

我々はどんな対策をすればよいのだろうか。
これが成り立つ条件としては、買い手と売り手の情報格差が必要である。買い手が賢いと嘘をついていたり、吹っ掛けた値段を提示されていると分かっているため成り立たないが、買い手が事情を詳しく知っていたり、相場を知っていたら、悪い商売は成り立たない。

恋愛市場についていうと、つまりは高いブランド品をつけているだとか、飯を一回奢ってもらったとか、その程度の事で相手が金持ちかどうか判断するのはやめて、もっと相手の内面(学歴や頭の良さやコミュニケーション能力等)を見て総合的に判断しようよ、という事である。

良い人と巡り合うにはあなたがそれを判別できるほどの能力が必要なのだ。
 

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