【岐阜羽島の社長へインタビュー】訪問看護で羽島市を変えるFIKA FARM株式会社
こんにちは、岐阜羽島.com編集長の河崎です。
今回は、羽島市にあるFIKA FARM株式会社の大田社長へインタビューさせていただきました。
なぜ羽島市で起業をしたのか、またこれからの未来のビジョンについてもお話しお聞かせいただきました。
そこには利他の心ともいうべき全ての人が幸せになるための考えと工夫にあふれていました。
そんな若き経営者でもある大田社長のお話しをどうぞ。
大田社長へインタビュー
1991年生まれの31歳。
学生の頃はバスケットに打ち込みむも強豪校ということもあり選手からマネージャーへ転向されたそうです。
部活のトレーナーにマネージャー業や進路ついて相談しているうちに、理学療法士という仕事と触れ合うことになり、これが大田社長の進学の方針を決めることとなりました。
そんなバスケ部での活動の経験から進学を医療系に進学。無事卒業を迎え就職は回復期リハビリ病院へ行くこととなりました。
しかし、就職した病院がまさかの経営破綻をしてしまうことになったそうです。
この時、大田社長の人生の転機があったそうです。
ー新しく就職した先は訪問看護ステーションという世界。
そこで出会った経営者の方は大田社長と一緒の理学療法士であったこともあり、色々なことを学ぶこととなりました。
看護を必要とする利用者様に対するリハビリの処置以上に大事な「人の心に寄り添う」という意識はこの時学んだとのことでした。
この原体験が現在の大田社長の利用者の方への優しさにつながることとなったようですね。
FIKA FARM株式会社に対する思い
ー新型コロナウイルスが価値観を変えるきっかけに
訪問看護ステーションで働く日々の中、襲った事件。
それが新型コロナウイルスという世界パンデミックでした。
コロナウイルスの流行で仕事量が増大し負担が増えていく同僚の看護師たち。
そんな仲間を何とか労い、助ける働き方をできないかという気持ちがどんどんと大きくなる日々だったそうです。
看護師と理学療法士は対の関係、そんな仲間である看護師が働きやすい環境、社会を作ることができないか。
その回答が今回起業をした訪問看護ステーション FIKA FARM株式会社 だそうです。
ー働く人が笑顔で働ける
働く人が笑顔で働くことができる。
そんな環境を作ることで、リハビリを受ける利用者様のCSを上げることができるのではという思いがあったのだと思います。
事実、会社を立ち上げるにあたり、次のようはお話しをされていました。
「仲間である看護師たちが新型コロナウイルスの対応でどんどん疲弊している。なんとか助けることができないのかという思いもあり訪問看護ステーションを立ち上げました。
利用者様ももちろんですが、何より仲間が笑顔で働ける。そんな場所でありたいと思っています」
病院を退院して治療が終わりではない。
そこから始まるリハビリは生活に根付いたものになります。
看護師として働く人が笑顔で、そして利用される方も笑顔になれる。
そんな訪問看護ステーションが羽島に誕生した瞬間ですね。
訪問看護から羽島市の未来を考える
医療ネットワークの網から漏れてしまう人を無くすために病院と人、そして街をつなぐ構想を持つFIKA FARM株式会社。
そんな訪問看護という立場から羽島市の未来、そして会社の未来についてお話しを聞くことが出来ました。
※訪問看護について、厚生労働省よりこのような定義となっておりますので参考まで。
会社の未来と羽島市の子供たちへ
ー会社の長期ビジョンも羽島の未来も同じ。全ては次の世代の子供たちのために
訪問看護で羽島市の医療ネットワークを構築していくとともに進めていきたいのは先天的に障碍をもってしまった子供たちへのケアを考えていきたいという大田社長。
こちらについては会社のビジョンも含め、このようなお話しをされていました。
「会社の長期目標を考えた先にあるのは次世代の子供たちへの何を残せるのかということです。未来ある子供たちの笑顔を見るために、理学療法士である自分にできることは何だろう。と考えた先にあったのは、重度心身障碍児(者)へのケアでした。」
子供が笑顔になれる街には活気があふれる。
そんな気持ちを感じられる長期目標をお話しいただきました。
ー経済を回すことで羽島市で就職できる子供たちを増やしたい
また、訪問看護ステーションという働き方、FIKA FARM株式会社という会社が認知され発展していく。
それは経済を回す原動力になるともお話しされています。
羽島市には「岐阜県立看護大学」という国立大学があります。
しかし、卒業生の就職を受け入れる受け皿としての病院、看護施設が少ないことを悩んでいるとのこと。
羽島市での雇用についてはこのようなお話しをされていました。
「せっかくご縁があって羽島市の大学にて勉学に励んでくれた子供たち。しかし、就職のタイミングで働き場所が無いため羽島市を出て行ってしまう。
それではあまりにも寂しいのではとの思いもあり、会社を成長させ就職の受け皿になりたい。」
会社の成長を自分の利益だけでは無く、羽島市に関わりのある子供たちのためにもと考えられる大田社長。
周囲の環境も巻き込んで発展してく姿勢は素敵な考えですね。
岐阜羽島にはアツい社長が沢山いますね
訪問看護ステーションFIKA FARM株式会社の大田社長のお話し、如何でしたでしょうか。
お話しを聞く中で何度も出たのは「羽島市をもっと盛り上げたい」ということでした。
訪問看護という仕事の中で働く人と利用者を笑顔にする。
そして、その仕事の延長線上には羽島市をもっと住み良い街にするための思いが詰まっていました。
私も「岐阜羽島をもっと子育てしやすい街にしたい」という気持ちで始めたこのブログですが、同じ気持ちを感じることが出来ました。
これからも大田社長の活躍を見ていきたいですね。
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