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全国の修斗をめぐる2023年修斗旅(1) 大阪・新潟

本文と全然関係ないが、youtubeっぽいヘッダー画像にしてみた。


今年のプロ修斗

さて、今年の修斗は、12月17日のプロ修斗大阪大会をもって、全日程終了。
全国各地で23大会(合ってる?)あったと思うが、ざっと並べてみよう。振り返ると、あっという間だったなと思う。

  • 2023年1月15日 プロ修斗後楽園ホール大会

  • 2023年3月5日 プロ修斗大阪大会BORDER

  • 2023年3月26日 プロ修斗新潟大会 越後風神祭り10

  • 2023年4月9日 プロ修斗新宿大会 SHOOTO GIG TOKYO Vol.34

  • 2023年4月16日 プロ修斗沖縄大会 THE SHOOTO OKINAWA vol.8

  • 2023年4月23日 プロ修斗香川大会 FORCE 17

  • 2023年5月21日 Colors Produce by SHOOTO/プロ修斗ニューピアホール大会(第1部)

  • 2023年5月21日 プロ修斗ニューピアホール大会(第2部)

  • 2023年5月28日 プロ修斗福岡大会 TORAO29

  • 2023年6月18日 プロ修斗メルパルクホール大阪大会

  • 2023年7月23日 プロ修斗後楽園ホール大会

  • 2023年8月20日 プロ修斗広島大会(第1部)TORAO|COLORS

  • 2023年8月20日 プロ修斗広島大会(第2部)TORAO30

  • 2023年9月3日 プロ修斗新潟大会 越後風神祭り11

  • 2023年9月17日 プロ修斗香川大会 FORCE 18

  • 2023年9月24日 プロ修斗後楽園ホール大会

  • 2023年10月21日 プロ修斗新宿大会 SHOOTO GIG TOKYO Vol.35

  • 2023年11月12日 プロ修斗沖縄大会 THE SHOOTO OKINAWA vol.9

  • 2023年11月19日 プロ修斗後楽園ホール大会

  • 2023年12月2日 プロ修斗豊洲PIT大会 COLORS Produce by SHOOTO Vol.2 “FIGHT&MOSH”

  • 2023年12月2日 プロ修斗豊洲PIT大会 FIGHT&MOSH

  • 2023年12月3日 プロ修斗山口大会TORAO31(闘裸男)

  • 2023年12月17日 プロ修斗大阪大会

一言でいうと、「たくさんあった。」だ。
正直、これ本当に一年間でやったの?と思うくらいの量だと思う。
個人的には、6月の大阪大会だけは体調不良で観戦できなかったが、それ以外は現地観戦できたことが嬉しい。

東京の大会では、修斗の頂点を決めるチャンピオンシップを中心にレベルの高い試合が並んだが、東京以外での開催も多く、むしろ、新潟が年2大会回開催となるなど、日本各地の修斗が熱を帯びている。特に、後半~ラストにかけて、怒涛の修斗旅が待っていて、けっこう凄いことになった(お財布と体力的に)。

今回は、主に東京以外の修斗観戦に行った時の思い出、修斗旅を軽く振り返って紹介をしたいと思う。

3月5日 プロ修斗大阪大会BORDER

この大会のトピックスは、何と言っても、BORDERの復活そのものだ。
コロナ禍に突入してからBORDERが開催されない期間が長引き、関西のジムの選手、とりわけ若手の試合機会やデビュー戦が少なくなってしまっていたと思う。早く復活して欲しいなと思っていたが、今年の3月についに再開された。

メインは國頭武選手vs江田塾長。

キックとの合同開催だったので、ちょっと客席の雰囲気も勝手が違ったが、何はともあれ、今回は開催を喜びたい。

この大会、宇藤選手が轟轟選手を前蹴りで吹っ飛ばし、膝を入れて秒殺KOした試合が大いに沸いた。

メインは、寝業師対決となる國頭選手vs江田塾長の試合は、國頭選手が今までになくボクシングが冴えて、新しい武器を手に入れたな!というのが印象的だった。

このあと、今年大活躍することになる國頭選手。

BORDERの来年の開催はわからないが、是非、また継続して開催してもらって、関西の修斗を大いに盛り上げて欲しい。

神戸へ足を延ばす

修斗旅というと、修斗観戦+旅なわけで、旅の要素についても触れておこう。
今回は、前乗りしたので、前日に神戸・三宮まで足を延ばした。足を延ばしたと言っても、京阪神の距離感は、東京と神奈川・埼玉・千葉より近い感覚なので、楽なものだ。

今回、神戸ポートタワーを見たかったのだが、良く調べずに行ったら改修工事中じゃありませんか!がっかりしたけど、それは自分が悪い。メリケンパークの綺麗な夜景を見て満足。

帰りがてら、駅前にある修斗ジム神戸を外から覗く。

本当に駅前。

ちなみに、今回は行かなかったが、三宮には、最近移転したばかりのゴンズジムもある。

ともに、修斗に多数の選手を送り込んでくれている名門だ。
会員でもないのに勝手に遊びに行くのはどうかと思うが、お近くを通ったら、見つけました!くらいのポストをするのも良いかもしれない。

もう一つ、見ておいて良かったものがある。
これは、ほとんどの友人に理解されないのだが、自分は建築物が好きで、どうしても見ておきたいものがあった。それが、神戸三宮駅前にある地下道への出入り口、通称「ガリバートンネル」A14出入口だ。

A14出入口

独特な形をしたこの地下道への入口は、1930年代に作られ、戦争や震災を乗り越えてきたもので、その形状からガリバートンネルなどと呼ばれて愛されてきたものの、三ノ宮駅ビル整備に伴い、2023年11月7日に閉鎖。結局、自分は、これが最初で最後の訪問となった。

だから何だと言われそうだが、こういう思い出が作れるのは、修斗観戦があってのこと。わざわざ地下道の入口を見に行くのを目的にするのは大変だが、修斗観戦と観光の合わせ技なら楽しめる。つまり、修斗旅は良いぞ!ということだ。

3月26日 プロ修斗新潟大会 越後風神祭り10

3月はもう一つ修斗旅があった。新潟大会だ。
新潟大会は、今年から年2回開催となった。このあと、9月にも行くことになったのだが、どちらも印象深い。

プロ修斗新潟大会越後風神祭り10

3月の新潟大会で真っ先に思い出すのは、「とにかく寒かった」ということだ。会場の大かまは、海沿いで港の横という立地もあって、気象条件に影響されやすい。今回は、もろに寒さの影響を受けてしまって、ダウンジャケットを着たまま観戦するくらい冷え込んだ。

とはいえ、客席は寒かったのだけど、試合は熱かった。

新潟大会は、今年、東京を除くと東日本で開かれる唯一の大会であり、日本海側で開催される大会としても貴重な存在だ。北信越、東北の選手からすればかなり大事な位置づけとなる。
主催する風田さんは、キックボクサーとしても強かったが、修斗に転向してからも膝天国と名付けられるスタイルで活躍。地元新潟に戻って、ジムを開き、お弟子さんを育ててきて、新潟全域でその孫弟子まで活躍する、今の新潟の修斗、格闘技界の礎を築いた人だ。
そんな風田さんが「新潟の人たちに本物の格闘技を見てほしい!」と願い、叶えた「祭り」が、越後風神祭りだ。

今回は、見どころの多い大会だった。グラップリング、柔術、アマ修斗も行われ、よりお祭り感が高かった。

そんな中、プロ公式戦の方は、カード発表時にメインに新人王トーナメントを持ってきたのには驚いた。その期待に応えて、グ・ジユン選手が圧巻のKO勝利。

また、新潟大会常連の岡田達磨選手、小川選手、須貝選手らが参戦。
その中で、地元の小林選手vsムテカツ選手は互いに引かない力の入る試合だったが、試合後、敗れた小林選手の引退が発表され、閉会式の折に引退セレモニーが実施された。

個人的には、地域に根差した大会で、その地元の雄が引退できるというのは幸せなことだと思うし、それを大勢の地元のファンや、長らく苦楽を共にした仲間が見送れるセレモニーっていいな、と思う。

余談だが、小林選手が真ん中の方が良かったなと思った。

新潟のへぎそば&たれかつ丼

新潟は、酒が美味い、魚が美味い、というのは良く知られているが、地元グルメも色々ある。
その中で、今回は、へぎそば、たれカツどん、イタリアンをいただいてきた。あと有名なところでは、バスセンターのカレーもあるが、今回は行けなかった。
へぎそばは、東京で食べるへぎそばより全然美味しかった。

へぎそば

たれカツどんは、何の工夫もなく言えば、天丼のカツ版という趣だが、これも美味い。かなり好き。

美味いんだけど、この時頼んだのは、上に4枚乗って、ご飯を食べてたら、ご飯の中にもカツが埋まってて、腹が膨れて死ぬかと思った。もうちょっと控えめな品にすべきだった。

また、「イタリアン」も食べてみた。

こちらは、焼きそばとミートソースが融合した軽食。部活帰りの高校生とか好きそうな味だった。

新潟は、大会のスケジュールにもよるが、新幹線で日帰りできる距離なので、東京からも見に行くお客さんが増えるといいなと思う。

なお、新潟大会の修斗旅はnoteにまとめてあるのでご参照下さい。

まだ最初の二つしかかけていないが、長くなってきたので一旦休止。このあと、沖縄、香川と順番に綴っていきたいと思う。
(つづく)


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