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プロ修斗ニューピアホール大会(第1部)情報(2024年5月19日)

5月の修斗ニューピアホール大会は、大きなニュースがあった。
第一部は女子ストロー級チャンピオンシップを筆頭に、ランカー上位陣の対決など好カードが並ぶ、いつもの修斗らしい構成。
第二部はうってかわって、修斗×YFU 7対7 日中対抗戦と銘打って、中国からの7選手を修斗側が迎え撃つ対抗戦となった。
このnoteでは、第一部のカードなどを紹介したい。

大会概要

【第1部】PROFESSIONAL SHOOTO 2024 Vol.4

[大会名]プロフェッショナル修斗公式戦 第1部 PROFESSIONAL SHOOTO 2024 Vol.4
[日 時]2024年5月19日(日)
[開 場]12:00
[開 始]12:30 ※開場中にオープニングファイトを実施予定
[会 場]ニューピアホール
[協 力]一般社団法人日本修斗協会
[認 定]修斗コミッション
[主 催]株式会社サステイン

【第2部】note

対戦カード&個人的見どころ

メインイベント 世界女子ストロー級チャンピオン決定戦5分5R
藤野恵実(JAPAN TOP TEAM)
杉本恵(AACC)

藤野恵実(JAPAN TOP TEAM)vs 杉本恵(AACC)
ⓒサステイン

昨年の女子インフィニティリーグで争ってきた女子ストロー級。リーグ戦上位2名による王座決定戦が行われる。
藤野恵美選手は、女子格闘技の横綱、パンクラスではQ.O.Pに輝き、外国人選手とも渡り合ってきた女子MMAのベテランにしてトップランナー。長年にわたって築き上げた肉厚なフィジカル。オーソドックスから圧をかけ、被弾しつつも前に前に詰めて重量感のあるパンチ、ケージに押し込むと重機のようなパワーで粉砕。

藤野恵実(JAPAN TOP TEAM)

杉本恵選手は、シュアなボクシングに、バックボーンとなるレスリング技術で勝利を重ねてきた。スタンドでは、長いリーチを活かしたジャブでリズムをつかんで、タックルに入る。ケージ際でテイクダウンしてからは、トップから冷静に削り、ドミネート。前回の対戦は、藤野選手に良いパンチをもらうシーンもあったが、判定はドロー。世界王座戦で5ラウンドあるので、我慢比べ、スタミナ勝負の要素も大きくなりそう。

杉本恵(AACC)

セミファイナル ストロー級5分3R
旭那拳(同級世界1位/THE BLACKBELT JAPAN)
田上こゆる(同級世界5位/BLOWS)

旭那拳(同級世界1位/THE BLACKBELT JAPAN)田上こゆる(同級世界5位/BLOWS)
ⓒサステイン

旭那拳選手は、THE BLACKBELT JAPANの那覇組。ランキング1位で、タイトルを狙える位置にいるが、ベルトを持つ新井丈選手の動向はまだ不明だが、旭那選手本人は、タイトル挑戦について、「こゆる選手に勝って、ベルトに挑みたい。そうでないと、周りが納得しないでしょう。」と話していた。筋を通して勝利して、その上でベルトを狙うという。ファイトスタイルは、オーソドックスから時々スイッチし、蹴り上げるような前蹴り、ワンツー、カーフとスタンドでも勝負できるが、やはり、旭那選手の強みは寝技だろう。タックルに入り、テイクダウンしてから、丁寧にポジションを作っていく。前戦の泰斗戦では、パワーのある相手にスクランブルで上回り、トップポジションから攻め続けての判定勝利。こゆる選手に勝って、堂々とベルトを目指したい。

旭那拳(同級世界1位/THE BLACKBELT JAPAN)

田上こゆる選手は、小柄な体格ながら、抜群のスピードとテクニックで相手を粉砕するストライカー。ただし、最近は、体の厚みが増してパワーもついてきたところに、レスリングも強化。アメリカ修行や、グラップリングの試合をこなし、着々とMMA力を高めている印象。オーソドックスからの速いコンビネーションが素晴らしく、タックルを切ってから即反撃するアジリティの高さ、相手のパンチを見切る力も、クラス随一だ。今回、試合がスライドしたことで、対策練習も十分してくるでしょうし、勝ってランキングを奪い取って王手をかけたい。

田上こゆる(同級世界5位/BLOWS)

第6試合 フライ級5分3R
関口祐冬(同級世界1位/修斗ジム東京)
石井逸人(同級世界7位/TRIBE TOKYO MMA)

関口祐冬(同級世界1位/修斗ジム東京)石井逸人(同級世界7位/TRIBE TOKYO MMA)
ⓒサステイン

関口祐冬選手は、現在ランキング1位。昨年は、文字通り、ストロー級王者として越境してきた新井丈選手にすべてを持っていかれたが、またしても、バンタム級からの越境者、石井選手を迎え撃つ。広めのスタンスで左右スイッチしながら、ガードをやや下げ気味に上下にレベルチェンジ。遠間からいきなり飛び込んだり、変則的な動きで幻惑しつつパンチを当て、要所でタックルにも行く。非常にやりにくそうなスタイル。テイクダウンするとトップから削るが、下からも極めがある。

石井逸人選手は、長らくバンタム級で戦い、環太平洋王座も獲得したが、昨年、フライ級に転向。形式的には元の階級に戻した形だが、以前とは体つきが全く違う。しかも、バンタム級で築き上げたボディそのままで、フライ級に落とし、戦えることを示したのが、昨年12月の内藤頌貴戦だった。バックを奪い、下から腕十字、三角絞めと捉えて一本勝ち。観客に強いな!と思わせるものがあった。常にフィニッシュに向かって突き進み、面白い試合をする石井選手にかかる期待は大きい。

石井逸人(同級世界7位/TRIBE TOKYO MMA)

第5試合 フェザー級5分3R
齋藤 翼(総合格闘技津田沼道場/FIGHT FARM)
青井太一(心技舘)

齋藤 翼(総合格闘技津田沼道場/FIGHT FARM)青井太一(心技舘)
ⓒサステイン

齋藤翼選手は、修斗において影のランカーというべき選手で、何故かランキングにはいないが、ランカー相当の強さを見せ、若い選手の壁となる。斎藤選手といえば、カーフから左右のパンチ強打、タックルを切り、上から殴る、バチバチのストライカー。腰が強く、テイクダウンディフェンスも巧みで、倒されずに蹴って殴る津田沼スタイル。

齋藤 翼(総合格闘技津田沼道場/FIGHT FARM)

青井太一選手は、弟の心二選手とともに一年間フル回転の活躍を見せる期待の選手。昨年4試合、今年も既に3試合目となる。オーソドックスから、思いきりの良い右強打が冴えるオールラウンダー。前戦はフックで、その前は、テンカオを突き刺して2戦連続KO。非常に勢いに乗っていて、若手の高い壁である齋藤翼選手超えを狙う。

青井太一(心技舘)

第4試合 epsomsalt seacrystals presents インフィニティリーグ2024 フライ級5分2R
ヤックル真吾(同級世界4位/T-REX柔術アカデミー)
須藤晃大(EXFIGHT)

ヤックル真吾(同級世界4位/T-REX柔術アカデミー)須藤晃大(EXFIGHT)
ⓒサステイン

今年のインフィニティリーグはフライ級。片山選手の脱落で4人で争われることになったが、どの選手にもチャンスがある良いメンバーだ。
ヤックル真吾選手は、他団体で活躍し、GLADIATORでは王座も獲得。昨年からは修斗を主戦場に戦っており、2024年4月の沖縄大会では、アウェイで地元の雄、宮城選手を相手に打ち勝って勝利。一気にランキングに飛び込んできた。柔術黒帯だが、スタンド勝負が強く、左右強打がある。タフネスを備え、荒々しく攻めた時の破壊力が高い。

ヤックル真吾(同級世界4位/T-REX柔術アカデミー)

須藤晃大選手は、福岡のMMA RANGERS GYMでキャリアをスタート、格闘ドリーマーズに出場、その後、EXFIGHT所属となり、プロ修斗でデビューすると、とても新人とは思えぬ堂々としたファイトを見せる。新人王トーナメントこそ片山選手に敗れたが、鍛え抜かれたフィジカルから強打を放ち、倒されずに倒す現代MMAの完成度の高さを感じさせるファイト。

須藤晃大(EXFIGHT)

【中止】第3試合 2024年度新人王決定トーナメント一回戦フライ級5分2R
前田壮吉(リバーサルジム横浜グランドスラム)
シモン・スズキ(和術慧舟會HEARTS)

前田壮吉(リバーサルジム横浜グランドスラム)シモン・スズキ(和術慧舟會HEARTS)
ⓒサステイン

第1部、第3試合に予定しておりました前田壮吉(リバーサルジム横浜グランドスラム)vsシモン・スズキ(和術慧舟會HEARTS)の一戦は、前田荘吉が化膿性滑液包炎を発症し、試合出場が不可能となり、今大会を欠場する事となりました。
鈴木シモンの代替えカードは行わず、第3試合は中止とさせていただきます。この試合を楽しみにされていた皆様には心よりお詫び申し上げます。なお、新人王決定トーナメントは前田荘吉の欠場により、シモン・スズキが準決勝進出となります。

https://x.com/xshooto/status/1791333001013665833

前田壮吉選手は、プロ修斗3戦目となる修斗Live!で初勝利。元自衛官。レスリング出身で、前戦は開始から即タックルに行って、テイクダウンを奪い、上からダメージを与えるファイトを見せた。スタンドも強く、パンチの打ち合い、首相撲と高い攻撃力を発揮。

前田壮吉(リバーサルジム横浜グランドスラム)

シモン・スズキ(鈴木梓文)選手は、トライアウトでプロ昇格認定されていたが、昨年の全日本アマチュア修斗優勝して、再度のプロ昇格認定を受け、正式にプロデビュー。デビュー戦は1Rは優位に進めながら、2Rはガス欠気味で追い上げられてドローになったが、サウスポーからの打撃、グラウンド技術ともにプロ向きでポテンシャルを感じさせる。

シモン・スズキ(和術慧舟會HEARTS)

第2試合 73kg契約5分2R
安海健人(ALMA FIGHTGYM BASE)
山下康一朗(CARPEDIEM福岡)

安海健人(ALMA FIGHTGYM BASE)山下康一朗(CARPEDIEM福岡)
ⓒサステイン

安海健人選手は、2022年に修斗ライト級新人王。柔道ベースだが、これまでの試合では、あまり組みに行くイメージがなく、むしろストライカーのイメージでオーソドックスから積極的にローを蹴ってペースを作る。パンチの当て勘が良く、たびたび繰り出すバックブローが良く当たる。

安海健人(ALMA FIGHTGYM BASE)

山下康一朗選手は、柔術黒帯で、修斗以外でも、他団体、プロ柔術マッチなど幅広く活躍。修斗では、ゴーレム戦以来の参戦。オーソドックスから、ジリジリと前に出て力強いフックを振って入る強気のスタンドが魅力。麻植戦では組んでも強いところを見せたが、この試合はスタンドでの戦いが中心になりそうな予感。

山下康一朗(CARPEDIEM福岡)

第1試合 フライ級5分2R
シューティングガイコツ(THE BLACKBELT JAPAN)
岡田嵐士(リバーサルジム新宿Me,We)

シューティングガイコツ(THE BLACKBELT JAPAN)岡田嵐士(リバーサルジム新宿Me,We)
ⓒサステイン

シューティングガイコツ(若山達也)選手が、3月の香川大会に続いて参戦、東京進出。ブラジルでの単身修行を経ての柔術黒帯の実績があり、やはり組むと強さを発揮。ややスロースターターで、相手の勢いに押されるケースも多いが、最後まで戦う執念を見せる。最近はストロー級で戦っていたが、今回はフライ級。

シューティングガイコツ(THE BLACKBELT JAPAN)

岡田嵐士選手は、テコンドーで活躍、MMAでは、アマチュアパンクラスSクラス、EX-FIGHTなどで実績を残し、Shooto Live!でトライアウト戦に勝利、修斗でプロ昇格。ストライカーのイメージだが、トライアウト戦では大きな相手を組み崩して、バックチョークを極めた。フライ級で参戦。

岡田嵐士(リバーサルジム新宿Me,We)


会場

ニューピアホール

アクセス

  • 東京臨海新交通ゆりかもめ 竹芝駅より 徒歩約1分

  • JR線 / 東京モノレール 浜松町駅北口より 徒歩約7分

チケット

VIP 30,000円/RS 20,000円/SS 15,000円/S 10,000円
※全席指定、全て税込み価格。
※当日は500円増し。
※小学生以上はチケットが必要。

[チケット販売所]
イープラス  https://eplus.jp/shooto/
(パソコン&スマートフォン)https://eplus.jp/qa/
修斗BASE オンラインショップ https://proshooto.official.ec/

配信

配信|ABEMA

URL https://abema.tv/channels/fighting-sports2/slots/CGYontEtxxFaTy

対戦カード


修斗旅情報

グルメ情報

観光情報



twitter/Instagram転載用テキスト

5/19 プロ修斗ニューピアホール大会 第1部
#shooto0519  #修斗旅

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