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【レポート】箱根の自然もアートも満喫! リゾートワークスのワーケーションを体験

コロナ渦において急速に普及したテレワーク。
もともと根無し草フリーランスの私とはいえ例外ではなく、対面で仕事をする機会はすっかり減り、丸一日を自宅で過ごすことも珍しくありません。

在宅ならではの気軽さもある一方、悩みやトラブルもつきもの。
隣の家の解体工事に伴う爆音に悩まされ、自宅でのミーティングがある日はコワーキングスペースなどをさすらいつつ身につまされております。
また、かつては月1海外旅行で日々の憂さ晴らしをしていたこともある身としては、気軽におでかけ出来ない状況にフラストレーションを感じていたりもして・・・

テレワークとともに、最近「ワーケーション」というワードもよく耳にするようになりました。

「ワーク」+「バケーション」=「ワーケーション」

「仕事 "も" きちんとやります」感が良いですね。
まさに今の私が置かれた状況の打開策になりそうです。

そんな中、リゾートワークスさんでは、日本各地の素敵なスポットでワーケーションが出来るサービスを提供しているという情報をキャッチ。

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もはや仕事が手につかなくなりそう?
(引用元: リゾートワークスさん公式Webサイトより)

なんとこれらはあくまで提携施設の一例だとか。贅沢な滞在が満喫できそうで、訪れてみたい場所ばかりです。

そんな中、なんとご縁あってリゾートワークスさんにお声がけいただき、アンバサダーとしてワーケーションに参加させていただくことになりました。
宿泊先は東急バケーションズ箱根強羅です。
今回は、2泊3日の箱根ワーケーションの様子をレポートします。

1. いざ、箱根に出発!

東京都心部からのアクセスも良好で、気軽な週末旅行にもぴったりの箱根。
私も年に一度は気軽に足を運んでいたエリアですが、コロナ渦ですっかり足が遠のいていたところでした。

ロマンスカーに乗るのはいつぶりでしょうか。事前にスマホアプリ「EMot」(後述します)で乗車券を購入しておけば、スマホを見せるだけで搭乗可能になっていました。ワーケーションへの道のりがいよいよスタートです。

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旅気分を盛り上げてくれる駅弁。
ワーケーションへの高まる期待を胸に、ロマンスカー車内で食べたのはこちらのはらこめし(第2のふるさと・宮城の郷土めし)。箱根に全然関係ない選択をかましてしまいました。

目指すは東急バケーションズ箱根強羅の最寄り駅・中強羅駅。
まずはロマンスカーに乗って1時間半程度で箱根湯本駅に到着した後、箱根登山鉄道に揺られながら強羅に向かいます。
強羅からはケーブルカーに乗り換えて、3駅経過した「中強羅」駅で下車。
箱根湯本駅からおよそ1時間、東京を出発しておよそ3時間で今回のワーケーション滞在先に到着しました!

2. 肝心の「ワーク」環境は?

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鉄道移動における箱根エリアの玄関口ともなる箱根湯本。
まだ紅葉には早いタイミングでしたが、ほんのりと色づきを見せていました

久しぶりの箱根は相変わらずの清々しい様子。ただ、心を踊らせてばかりもいられません。
オンラインMTGに資料作成、Slackに押し寄せる怒涛の業務連絡への対応。タスクをきちんとこなせてこそのワーケーションなのです。

今回の滞在は他の参加者の方2名と同室、というのも気になるポイント。
自分を含めた計3人が「快適に、適度に互いのプライバシーを保ちつつ」仕事に取り組める環境になっているのでしょうか?

ロビーでガイダンス・チェックインを済ませたあと、案内いただいた客室のドアを開けてまずびっくり。

とにかく広い!

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フロアごとに内装のコンセプトも異なるそう。
(引用元: 東急バケーションズ箱根強羅公式Webサイト)

内観は、事前にチェックしていた公式Webサイト掲載の写真からある程度想像できてはいたものの…
実際に目にするとまた違った驚きがありました。

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窓代わりのガラス戸がさらに開放感あふれる奥行きを演出してくれています。目の前には森が広がっていて、気持ち良いことこの上なし!

詳細な間取りはこんな具合。

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(引用元: 東急バケーションズ箱根強羅公式Webサイト)

こちらはあくまで一例とのことですが、私の宿泊した客室の間取りはほぼ同じ(全体配置は左右反転していましたが)でした。
洋室も和室もあるので、自分にとって作業が捗るスタイルが選べるのが嬉しいですね。

今回、私たちは

① 洋室(ベッドルーム)
② 和室
③ リビング・ダイニング

をそれぞれひとりずつ割り振って仕事に取り組みました。
私はリビングでの作業に。
洋室にはドアがきちんとあるのはもちろん、和室にも移動開閉式の仕切り戸があり、それぞれを独立した空間にすることが出来ます。
和室の仕切り戸は完全防音とはいきませんが、ほぼ気にならない程度。
リビング・和室で同時にミーティングを行っても支障は無さそうです。

そして気になるWi-Fiの速度はこちら。

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計測結果は72Mbpsを記録しました。
私自身、さほど通信容量を使う作業を行わなかったという点もあったかもしれませんが、快適に作業ができました。同室の3人で同時に接続していても、特に不便に感じる場面は無かったです。

3. ゆったりステイ&周辺観光で「バケーション」も満喫

箱根といえば、「温泉」の癒やしを求めて訪れる方も多いスポット。
入浴設備が魅力的な宿泊施設も数多く立ち並ぶ中、東急バケーションズ箱根強羅にもしっかり露天風呂付の温泉大浴場が併設されていました。
ゆったり露天風呂に浸かれば、仕事をやりきった後の疲れもすっかり吹き飛びます。

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(引用元: 東急バケーションズ箱根強羅公式Webサイト)

内湯・露天風呂ともに1つずつ、かつこじんまりとしたサイズ感でした。
お湯の温度はややぬるめに感じられたため、その点は好みが分かれるかもしれません。本格的に温泉を楽しみたい方は、少し足を伸ばしてみては?
(例えばユネッサンまでは車で5分程度の距離感だそうです)

観光がてら、ちょっと一息つけるのもワーケーションの醍醐味ですよね。
ポーラ美術館で開催中の企画展示
ロニ・ホーン:水の中にあなたを見るとき、あなたの中に水を感じる?
にも訪れることができました。

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日本におけるロニ・ホーンの初個展でもあり、ポーラ美術館初のコンテンポラリー・アーティスト単独の大型企画展でもあるという、「初」尽くしの本展。アイスランドにて制作・インスピレーションを受けた作品群の幽玄さが目を引きます。会期は2022年3月30日(水)まで。


今回の滞在で一番楽しみにしていただけあり、期待値もなかなかのものでしたが、予想に違わず良い展示です。
自然をモチーフにした浮遊感のある作品郡と、箱根の森林風景の借景具合が最高にマッチしていました。

公共交通機関オンリーの私には、ポーラ美術館へのアクセスが良好だったのも嬉しかったところ。
東急バケーションズ箱根強羅から徒歩5分程度の最寄りのバス停「ひめしゃら林道入口」から箱根登山バスに乗って、5駅ほどで到着!
1時間に3本(土・日・祝は4本)あり、フレキシブルに予定を組みやすい点も含めて、何かと移動に便利な箱根登山バスでした。

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展示を心ゆくまで堪能した後は、併設の「カフェ チューン」にてほっと一息を。今回いただいたケーキはその名も「チューン」(単品 ¥650 / ドリンクセット プラス¥500)。お店の名前を冠するひと皿は、甘酸っぱいフランボワーズと爽やかなクリームチーズムースの組み合わせが至高の時間をもたらしてくれます。セットドリンクに頼んだハーブティーの香りでリラックスすれば、午後からの仕事にも身が入るというもの。

アートに触れてリフレッシュしたせいか、再開した仕事はいつになく捗ったように感じられます。

他の参加者の方も、彫刻の森美術館をはじめ、それぞれ思い思いのスポットを訪れて「バケーション」タイムも楽しんでいた様子。
観光スポットがコンパクトにまとまっている箱根ならではの楽しみ方ができるはずです。

4. いましめとおすすめ 〜気に留めておくと良さそうなこと〜

ここで、今回のワーケーションで感じた覚書をば。

・強羅から登ってきたら、中強羅での降車ドアは絶対強羅を背にして右で降りる!!
本当に大事。特に荷物が多くなりがちな女性のみなさんは必見です。
私、思い切りやらかして泣きを見ました
最寄り駅の中強羅駅と東急バケーションズ箱根強羅との位置関係を図解してみたのがこちら。

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実は中強羅駅には、
ホーム間の移動には、ケーブルカー自体を横切らなければならない
というトラップがあったのです。
つまり、降車時にヘマをこいて降りるホームを間違えてしまったら、
次のケーブルカーが到着するまでの15分〜20数分の間、駅で待たなければ正しいホームから降りられない
ということ。
結論、中強羅駅で降りれば徒歩でたどり着くことは出来るものの、左右どちらのホームで降りるかによって、体力の消耗度が大幅に異なります
特に、重いスーツケースを引きながら急峻な坂道もある黒矢印のルートを登るのはそれなりの疲労に襲われます。
他の参加者の方が涼しい顔をしている中、汗だくかつ激しい息切れと共にチェックインをするという幕開けを飾った滞在になりました。
一応、中強羅駅到着前に車掌さんからの車内アナウンスはあるものの、停車した降車のタイミングは一瞬ですからね。

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恨めしく強羅方面を眺めながら、次にやってくるであろうケーブルカーに念を送る私。自業自得です。

私と同族のうっかりマンのみなさん、私の過ちをどうか糧にしていただければ幸いです。

・「ホテルステイ」では無い点に留意を
その名の通り、会員制の別荘タイムシェアサービスである「東急バケーションズ」の一環のコンドミニアムなので、「ホテル」ではありません。
サービス・アメニティの充実を期待して訪れてしまった方は肩透かしを食らうかもしれません。

とはいえ、良し悪しの話では全く無いとも思います。
広々として充実したキッチン(食器・カトラリー類だけでなく、調理器具も基本的なものはたいてい用意されています。なんと食洗機まで!)では、食材の調達ができれば調理もできますし、掃除機や洗濯機といった生活家電一式に不足しているものはありません。
フロントのスタッフの方には親切にご対応いただきました。

もちろん、館内での食事の提供は無い(ドリンク・アイスクリームの自販機は設置あり)ですが、徒歩圏内のコンビニとしてデイリーヤマザキ、また素敵な飲食店も数多くあります。

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1日目は懇親会も兼ねて参加者のみなさんとGORA BREWERY & GRILLさんへGO。クラフトビール醸造所を併設(!)したレストランでは、創作グリル料理もいただけます。

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また、モダンなカフェ・COFFEE CAMPさんも人気スポットのよう。

デイタイムのワークスペースにも使えそうな雰囲気で、実際に作業をしていた参加者さんもいました。

・事前にスマホアプリ「EMot」をインストールしておきましょう

今回の滞在中に活躍してくれたのがスマホアプリ「EMot」。
各種デジタルチケットの購入・利用ができ、箱根エリアの観光をもっと楽しめます。

特に、私が購入した「デジタル箱根フリーパス」はかなりお得な結果に。
セットになっているのは

① 小田急線往復
② 対象交通機関の乗り放題
③ 施設優待‧料金割引‧運賃割引

で、私は3日間有効の大人チケット(¥6,500)を購入しました。
※金額は小田急線の発着駅によって異なるので、要確認

最初は購入をためらいもしたのですが、結果大正解。
今回の足取りをたどってみると、

・ 小田急線の往復→¥2,400程度
・ 早雲山駅からの箱根ロープウェイ往復→¥2,800

こちら2つの体験だけで¥5,000となり、初乗りで¥200前後になるバスや鉄道を1日1往来しただけで十分元が取れてしまったのです!

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絶景を見渡せる大涌谷に到着するのに欠かせないロープウェー。
こちらの利用を考えている方にはぜひ利用をおすすめします!


画面のどこをタップすればチケット提示画面になるのかわかりづらい
など、少しアプリ自体のUIには改善希望点もありましたが、差し引いても決して損はしないはず。

私はあまり施設での体験・入館は重視していなかったため、交通機関の利用メインの「デジタル箱根フリーパス」を購入しましたが、その他にも豊富なラインナップがある様子です。公式サイトにも一覧が記載されているので、ぜひ箱根でワーケーションを行う際は事前にご確認を。

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今はこんなキャンペーンもやっている様子。ポケットの奥底に揉まれてすぐにチケットを無くしがちなので、スマホですべて完結するのは助かります。

5. 最後に

本音を言えば、当初は「バケーション」だけ楽しみたかったところですが、笑
ワーケーションによってメリハリのある働き方が出来ることに気がつける良い経験となりました!すっかり他のところにも訪れてみたくなってしまっています。

東急バケーションズ箱根強羅でのワーケーションは、こんなニーズにはぴったりだと感じました。

・2~3人以上で、広めのお部屋でゆったりと過ごしたい
 →客室は定員6名と広々。家族や友人といった、心置きなく過ごせる人たちと一緒に過ごすにはもってこいです。会社・組織の小規模チーム合宿の開催にも◎(逆にひとりでの滞在にはオーバースペック気味…)

・アクセスは徒歩&公共交通機関で、かつ隙間時間に観光も楽しみたい
 →車移動のほうが足回りよく感じる場面もありましたが、公共交通機関だけでも十分に満喫できます! 周辺に見どころが数多くあるので、一日のうちまとまった時間を割かずとも観光スポットに訪れられると思います。

今回お世話になったリゾートワークスさんでは、紹介したの東急バケーションズ箱根強羅以外にも、全国120箇所の一流リゾートホテルやコンドミニアムが特別価格で利用可能なサービスを提供しています。
企業向け・個人向けと様々なプランに対応しているそうです。
これからも続々と主催イベントを企画されるそうなので、ぜひ公式サイトやSNSもチェックしてみてください!

すでに応募受付は終了してしまいましたが、サウナーさん歓喜のリゾートサウナワーケーションモニターの募集もしていたそう。
残念ながら今回チャンスを逃してしまった方も、これからに期待してリゾートワークスさんを引き続きチェックしておきましょう!

【公式サイト】
https://resortworx.jp/
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