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既にそこは舞台である ~劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト~


注意:レヴュースタァライトのゲームもアニメも未履修のおっさんが、評判がいいと聞いて見に行った感想の垂れ流しです。

最近ちゃんと感想残してないなー、と思ったので、作品の咀嚼力を高めるためにも見たやつの感想を書いていこうと思ったGゲイルです。もういいおっさんなので、ちゃんと見た事感想文にしないと忘れてっちゃうからね。

ということで、評判頼りにアニメもゲームも原作ミュージカルも完全に未履修で突っ込んでいきました。いやぁ、面白かった、本当にすごかった。キャラなんて誰一人わからないけど、映画だけでわかるレベルにはちゃんとキャラの説明描写が劇中にあるので、ここから入るのもありかもしれんねってくらいに満足度高かったです。

まぁ、キャラもいいんですが、とにもかくにも映像と音の大洪水。これに流されることの気持ちよさ、これに尽きる。

レヴューのシーンと日常シーンの温度差で鼓膜が弾けてしまうのではと思うほどに、レヴューシーンの映像情報量、音声情報量、そしてそのミックスされた映像美は劇場で見ないともったいないレベルとしか言いようがない。BD待ち、配信待ちなんて言ってると後悔すると思うので、ちょっとでも興味が湧いた人は見てほしい。音と映像がハイレベルにミックスされるとここまでの満足感となるこの体験を一人でも多くに体験してほしい。

シナリオに関しては、アニメもゲームも舞台も見ていない自分でも首尾一貫としていて、初見でも全然違和感なく楽しめた。各々の葛藤と決着の付け方は、この4年間追い続けたファンならではの感想があるのだろうが、残念ながら自分は今回が初見だったので、配信等でこの結末に至るとなった経緯を楽しませてもらうことにしようと思う。ただ、初見で見ても細かい所にまで表現がよく行き届いていて、追い続けてきた人であればある程、何度見ても面白い映画になっているのだろうなという片鱗は感じた。

シナリオで語れないので、演出周りでもう一度。各種演劇表現の大道具、小道具を用いたアニメならではのダイナミックな構図や演出の様々は度肝を抜かれた。映像だけが先走っていたのなら寒く感じるであろう演出も、音のメリハリや歌も含めて混然一体となっているからこそ、ともすれば大げさ、大仰しく、冷静に見れば冷めてしまうようなシーンも、音と芝居がそれを感じさせないように作られているのは、本当に見事としか言いようがない。何度も言うが、映像と音の洪水に流される気持ちよさとしか言いようがない。ウォータースライダーでは全く足りない。洪水や台風、天災と呼べるほどの圧を感じた。ぜひ映画館で体験してほしい。

本当に映画館で見るべき映画とはたまに出会うが、久々にこれはその類の傑作だった。時節柄、時間もスクリーンも厳しいと思うが、是非見てほしい。もしこれを見て、「よ~し、見てやろうじゃねぇか」と見に行って合わなかったらごめん。

というわけで、劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト、非常に満足いく作りでありました。感想を駄文として書きなぐる場所なので、点数はつけません。以下から映画館を探して見に行くべし。



次はきっと閃光のハサウェイ。佐々木望のマフティーが見たいおっさんの感想に興味があればぜひ。

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