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週末岐阜県民 2/42 大野町~Part3~

※2022年8月26日にFacebookに投稿した記事を一部修正しています。

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今回は鉄道への想いと併せて大野町を紹介します

とは言いましたが大野町には鉄道はありません

昔名鉄の揖斐線と谷汲線の路線がありましたが
2000年代に廃線となりました
近年は日本中の地方路線を中心に存続が撤廃かと
議論されていますがその先駆けだったと思います
当時は幼なかったですが衝撃的だった記憶があります

ですがその廃線跡が大野町には残されていて
黒野レールパークや通学路としても活用されています

レールパークには当時の駅舎が残っています
ローカル線の面影が残る素敵な場所です



場所は変わり廃線の終着駅がある揖斐川町では
面白い活用がされていました
『星空列車』というイベントが行われていたので
子供達に混ざって新旧鉄道会社員で参加してきました

きになっていた「星空列車」
揖斐川町の地域おこし協力隊がかかわっています



揖斐川町の地域おこし協力隊が主催しており
旧駅舎と車両を丸々使った体験型のイベントでした
これがとてもすごかったのです!

旧谷汲駅の改札は今だけ灯がともっていました


本当に列車が動き出すような車掌のアナウンスと
「プシュー」という扉の開閉から旅が始まります
投影された列車内の車窓が移り変わるとともに
車内も揺れ動き星空に向かって進んでいく
簡単に言えばそんなイベントでした

プロジェクターを用いて外から投影します
右側にうつる車両に乗り込み、映像を見ました


私はこれまでも鉄道の旅に出たり
子供向けのようなイベント等にも参加しています
単純に鉄道が好きというのもありますが
鉄道会社に勤めている以上は必要な経験です
鉄道を中心に事業が成立しているからこそ
鉄道の持つ可能性を広く深く考えなければならない

入社した2020年、人が減って間もない頃に
ともに働く6歳下の同期に言われました

『鉄道はただ人を運んでいるわけじゃない。
人生や夢も運んでいることを忘れてはいけない』と

とても刺さった言葉です
経済的には赤字だからバスに振り替えようとか
簡単に言う人にはなりたくないと思いました
数字では表せない効果も見なければならない
そんな風に考える人、感じられる人を
個人的には応援したいです

私は鉄道会社で人材に関わる仕事をしています
どうしたら受け手に鉄道の魅力が伝わるか
鉄道が必要だと感じてもらえるか

ここでの鉄道は多くの意味を含んでいます
他の交通手段や次世代モビリティ、他事業など
様々な分野の垣根を超えた共創の中心となる鉄道です

2020年以降社会の構造は大きく変わりました
まずは閉じてしまった入口を広げること
新しい入口を拓くことから始めなければならない

とても難しいのですがだからこそ頑張ってみたい
その先には今以上に豊かな暮らしがあると信じています
これを読んだ社員の方がいたらぜひ語りましょう
(もちろん誰でも大歓迎です)

話が脱線しておりました
大野町の廃線は残念だったと思いますが
その後の活用は頑張っています
ぜひとも足を運んで感じてみてください


2022.08.20-21

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