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【岐阜県公立高校入試】入試で英語70点以上を取るための勉強法

私が指導させていただいた生徒は未だ1人も岐阜県公立高校入試での不合格者を出しておりませんが、その理由は岐阜県の入試に合った勉強の仕方をうまく教えることができたためだと自負しています。

その中でも今回は英語に絞って、勉強の仕方について説明していきます!

現在中学生の子をお持ちの親さん方は、ぜひ子供に教えてあげてください!

岐阜県公立高校入試の英語の平均点は?

まずは岐阜県公立高校入試の英語平均点から見てみましょう。

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最近の高校入試当日の英語平均点は55点~65点くらいです。

これは、学校の定期テストと同じくらいの難易度になります。

他の教科と比べてみるとわかると思いますが、岐阜県公立高校入試において英語という教科は数学に次いで2番目に難しい教科です。

続いて、当日点の分布を見てみましょう!

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ご覧いただいてわかる通り、一番割合が多いのは実は90~100点でした。

全体の20%が90~100点を取っているということです。

かつ、平均点が62点だったということは、「できる子とできない子の差が極端に出ている」ということがわかります。

特に岐阜5校に進学を考えている方は、この英語で差がつくと言っても過言ではありません。

もちろん他の教科の点数との兼ね合いもありますが、岐阜5校を志望する子は、少なくとも70点以上は取らなければならないと思って勉強を進めましょう!

入試当日の英語はどんな問題が出る?

では、具体的に入試当日の英語はどんな問題が出るのでしょうか?

平成31年度の入試を例に説明していきます。

入試当日の出題内容と配点は次のようになります。

第1問 リスニング  27点 

第2問 会話文    12点 

第3問 長文     12点 

第4問 長文     29点 

第5問 並べ替え問題  8点 

第6問 英作文    12点 

第2問や第5問については、難易度が比較的低いためそこまで特別な対策をしなくても解くことができる問題が多いです。

一方、第1問・第4問・第5問・第6問については対策をしなければ点数がとれません。

英語で70点以上を目指すのであれば、この部分について十分に対策することが必須となってきます。

岐阜県公立高校入試の英語の特徴をまとめると次のような形です。

①リスニングの配点は3割を占める

リスニングは選択問題6問(18点分)、記述問題3問(9点分)が出題されます。

全体の約3割を占めているため、無視できない部分です。

形式的には岐阜新聞テストとさほど変わりありません。

図を見て答える短めの問題と、長めの長文を聞いて答える問題の2パターンです。

難易度的にも極端に難しいというわけではないので、ここは確実に点を取りに行きたい部分ですね!

②長文を制する者は入試を制す

ご覧の通り、長文の配点は合計41点と全体の4割を占めています。

長文を制す者は岐阜県公立高校入試の英語を制すと言っても過言ではありません。

岐阜新聞テストでは、長文は大問1つ分しか出題されておらず、配点も30点弱しかありません。

また、長文が少ない分、読まなければならない英文の量も少なかったため、全体として時間が足りなくなるということも少なかったと思います。

ですが、入試本番は先述の通り大問2つ分がまるまる長文になります。

時間内にしっかりと読み切るという練習をしておかなければ、時間が足りずに試験が終わってしまうという最悪の事態にもなりかねません。

岐阜新聞テストで高得点を取れているからといって安心せず、より早くより多くの英文を読む練習をしておきましょう。

③英作文は0からの訓練

英作文は岐阜新聞テストでは出題されません。

つまり、岐阜新聞テストだけの対策をしてきた生徒は、英作文の対策が十分にできていないと考えられます。

英作文は普段の学校の定期テストでも苦手だ~という子は少なくないと思います。

しかし、英作文は「形」さえ覚えてしまえば、英語が苦手な子でも簡単に点数を取ることができます。

第4回の岐阜新聞テストが終わってからでも遅くはありません。

改めて、英作文の訓練をするように心がけましょう!

④並べ替え問題は心配するな

これは特徴というほど大きなものではないですが、心配している生徒もいると思うので説明しておきます。

岐阜新聞テストでは、並べ替え問題が4問出題されます。

その難易度は中々のもので、苦戦している生徒もたくさんいると思います。

その子たちに声を大にして言いたい。

「心配するな!」

岐阜新聞テストで並べ替え問題ができないから、たくさんの時間をかけて並べ替え問題の練習をしよう!という子も少なくないと思いますが、入試本番は2問(8点分)しか出題されません。

しかも、簡単です。

入試は注力すべき所を間違えると合格できません。

岐阜新聞テストの結果を見て、心配になる気持ちもわかりますが、並べ替え問題は気にせず、むしろ他の問題に対する対策に時間をかけましょう!

70点以上を取るために意識すべき勉強法

では、具体的にどのようなことを意識しながら勉強をすれば岐阜県公立高校入試本番で70点以上を取ることができるのでしょうか?

先述した通り、第1問(リスニング)・第4問(長文)・第5問(長文)・第6問(英作文)に注力することが最も大事なことです。

どれだけ努力をしても、注力する部分を間違えてしまっては、絶対にうまくはいきません。

今回は中でも、「長文」「英作文」について、点数を取るための勉強法を紹介していきます。

第3問 長文 (配点 12点) & 第4問 長文 (配点 29点)

先述した通り、長文を制する者は岐阜県公立高校入試の英語を制すると言っても過言ではありません。

長文は次のことを意識して勉強しましょう!

①時間配分 ~捨てる勇気~
長く見積もっても、第3問で10分、第4問で15分程度しか時間をかけられません。

本当は見直しの時間を考えると、もう少し短い時間で解きたいところです。

長文は英語の中でも最も難しい部分であるため、中々決断ができず時間をかけすぎてしまう子も多いですが、大事なことは「捨てる勇気」です。

1点でも多く点数を取るためには、わからないと思った問題に時間をかけるのではなく、わかりそうな問題に時間をかけましょう。

第3問で10分、第4問で15分、これ以上の時間をかけてはいけないと肝に銘じて過去問などで対策してみてくださいね。

②長文と設問は交互に見る 

ある程度長文を読んだら、設問を見るようにしましょう。

最初の設問は長文の最初の部分、真ん中の設問は長文の真ん中の部分というように、長文と設問の位置は対応していることが多くあります。

長文を全て読んでから設問に移るのではなく、長文と設問は交互に見るように練習しましょう。

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長文を全て読んでから設問に移ってしまうと、いざ設問を解こうとした時に

「あれ?これどこに書いてあったっけ?」

と迷ってしまい、時間がかかってしまいます。

あらかじめ設問を意識しながら長文を読んでおくことが、時間短縮のカギです。

また、長文を読みながら、数字の部分に線を引いておくこともおすすめです。

長文の問題は、数字に関するものが多く出題されます。

長文を読みながら、数字が登場したら線を引くクセをつけておきましょう。

また、入試の過去問をたくさん解いておくと、数字に限らず、

「これは後から設問で聞かれそうだな」

という部分がわかるようになってきます。

重要そうな部分には線をひくクセをつけておくと、設問を解くときにまた長文を読んで答えを探す手間が省けます。

③前から訳す 細かく区切る

1文が長くなると意味がわからなくなるという子も多いと思います。

例えば、次の英文を訳してみてください。

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これは実際に、岐阜県公立高校入試の長文で出題された問題の一部です。

このように少し長い英文が現れた場合、多くの生徒は混乱してしまいます。

長い英文が登場した時には、前から訳す、細かく区切るを意識しましょう。

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最後に全ての部分をつなげると、このような訳になります。

「そしてJAXAは日本の宇宙飛行士のために日本の宇宙食を作るという

 1つのプロジェクトを始めることを決意した。」

そして大事なことは、長文を読むことではなく、設問を解くこと、つまり点数を取ることだということを忘れないでください。

長文なんて、全部完璧に読めなくても良いということです。

上記の例では、区切って訳したものを最後につなげましたが、つなげて完全な訳にしなくてもなんとなく内容がわかればそれでOKです。

少し訳せないくらいで立ち止まらず、次の英文を読み進めましょう。

そうすることで、時間内に長文を解くこともできるようになります。

第6問 英作文    (配点 12点)

英作文で点数を取るためには次の3原則を意識して訓練を積みましょう。

①書きたいことを簡単な日本語にする

英作文ができない子は、「英作文をしろ」と言われてすぐに英文を考えてしまいます。

そうすると、この単語は知らないから書けない→どうしよう・・・と手が止まってしまいます。

まずは、焦らず書きたいことを簡単な日本語にする意識を持ちましょう。

例えば、

「私はそれをやりきらなければならない」

を英文にしようと思っても、「やりきる」なんて単語を習っていないので、わからない~となってしまいます。

それを

「私はそれを終わらせなければならない」

と簡単な日本語にすることができれば、

「I have to finish it.」

というように簡単に英作文が完了します。

この例は単なる一部ですが、この簡単な日本語への変換ができないとうまく英作文ができません。

まずは、簡単な日本語を作る練習をしましょう。

②英作文用の武器を用意する

みなさんはたくさんの英単語や英熟語、文法を習ってきました。

英作文では、それが逆にマイナスとなってしまいます。

いざ英作文をするとなった時に、自分の引き出しの中の英単語・英熟語・文法が多すぎて、かえってどれを使えば良いかがわからなくなるのです。

英作文で使える英単語・英熟語・文法は決まっています。

むしろ、これらを使うということを前提に英作文をした方がより簡単に書けるようになるでしょう。

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つまり、あらかじめ英作文で使えそうな英単語・英熟語・文法をまとめておき、それを使って英作文をするということです。

【岐阜県公立高校入試 英作文で使える英文たち】

★It is 形容詞 for 人 to do 「人にとってdoすることは形容詞だ」

★want to do / would like to do 「doしたい」

★make A B 「AをBにする」

★When ~ , ・・・ 「~の時、・・・」

★Because~ , ・・・「~だから、・・・」

特に、「It is 形容詞 for 人 to do」は岐阜県公立高校入試でとにかく使えます。

使えるし文章量も多く見せることができる英作文の必須文法です。

この文法を使って、英文を作る練習をしておくと、まず人並みには書けるようになると思います。

③形に注意

英作文の大枠ができていても、最後の最後でケアレスミスをしてしまっては意味がありません。

文章の単語一つ一つの形がちゃんと合っているのかを確認するクセをつけましょう。

★三人称単数の場合は「s」はついているか

★過去のことであれば過去形になっているか

★名詞の前に「a」や「an」がついているか 

★複数形の場合は「s」がついているか

★一度登場した言葉は代名詞になっているか

などのことをチェックすることを訓練の段階から意識していきましょう。

練習でできなければ、本番でできるわけない!です。


岐阜県の高校入試を受けるなら、岐阜県の高校入試のことを理解して勉強しなければ合格はありません。

今後もできるだけみなさんの役に立つ情報を書いていくので、ぜひフォローしてくださいねっ!(^^)!

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