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入れ違いで死んだ叔父

親族から私は叔父の生まれ変わりだと言われている。
母方の祖父より以前に、母の弟である叔父もまた28歳という若さで亡くなっている。
泥酔した状態で風邪薬を飲み床に着き(自傷等の意図はない)、気付いた時には不運にも手遅れだったと言う。
嫁を迎え子供も居たが、叔父が死んだ後は実家に戻ったようで、私は1度も会ったことがない。

かなりやんちゃをしてきた叔父だったようだが、同性にも異性にも非常に愛される人柄だったようだ。
叔父の生前より家によしみのある人は、後にも先にもあんなに良い奴は居ないと惜しげに語った。
その最期には祖父と同様に数え切れない程の花輪が上がったと言う。

祖父が亡くなった後、同じ年に私が産まれることになる。

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