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言葉の意味①「責任」

 お久しぶりです。現象です。
 みなさんは「言葉」について深く考えたことはありますか?あるいは「言葉」を正しく使えていると言えますでしょうか?私はまだまだ正しく使えているとは言えない状態です。

 そんな私は言葉の意味を正しく理解し、使えるようになりたいと思い、その過程で覚えていく「言葉の意味」をみなさんにも紹介していきます。その名も「言葉の意味シリーズ」です。

 今回調べたのは「責任」です。
 この言葉はおそらく多くの人が小さい頃から聞き慣れており、意味なんて教えなくてもなんとなくで伝えることができます。

 「チームが勝てなかったのはリーダーの◯◯に責任だ」「子供を育てるのは親の責任だ」「メディアは真実を伝える責任がある」「責任を持って謝罪する」

このようにいろんな場面で「責任」は使われますが、いざ説明しようとなると話は変わってきます。

「責任」の意味

➀,  自分に与えられた必ずやらなければならないことを成し遂げる

②, 「➀」で与えられた事を成し遂げる過程、または結果で起きた不利益に対して責め(ペナルティ)を負う

この➀,②の2つを持って初めて「責任」と呼ぶことができるのです。

 これを読んでいる人の中では、「こんなの当たり前」「なんで解説してるの?」と思う方もいるかもしれません。

実は「責任」をコトバンクや、goo辞書のサイトで検索をかけると➀の内容は出てきません。

➀の最期を「成し遂げる」と、敢えて強い表現をしました。これは必ずやり切るという意味を持ちます。
責任という言葉は本来は重みのある言葉なのですが、現代では誰かが何かをした時の批判に使われることが多くなり、②の意味だけが浸透し、➀の意味が認知されることが少なくなりました。その結果、言葉の重みが社会全体として軽くなっていると考え、こうして今回記事にさせていただきました。

「広辞苑」や「大辞林」で日頃から使っている言葉を調べてみると、意外に知らなかった意味が隠されています。

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