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時間選考と投資の関係性

こんにちは現象です。

みなさんは時間選考という言葉に馴染みがあまりないかもしれません。

時間選考というのは、高いか低いかで表現され、高ければ目先の利益を優先して行動する。低ければ目先の利益よりも大きい将来の利益を望んで行動する。

例えば、帰り道にお腹が減ってしまい、コンビニでファミチキを買ったなら時間選考は高く、寄り道をせずに家でご飯を食べる場合は時間選考が低いのです。


現代社会はケインズと呼ばれる経済学者によって、沢山消費をしたほうが経済活動は活発になりより豊かになるという考えの下で成り立っています。

つまりは、時間選考は高くて良いという考え方です。しかし、これはある意味我慢ができないという意味でもあります。

今回は投資について時間選考の視点で見ていきましょう。

勉強は長期投資である

私達は小中高と、勉強を強いられていました。

サボる子もいれば、コツコツとやる子もいる。当然テストの点数はコツコツと勉強している子のほうが高いです。

子供にも欲求があるのは当然です。
ゲーム、漫画、アニメ、睡眠、食、外出、
色々ありますね。これらを今すぐに実行することができれば、我慢することもできます。

点数の高い人は自分の欲求を我慢して、未来の自分の点数のために勉強をします。

つまり時間選考が低い。

一方で点数の低い人は目先の欲求に時間を費やし、将来のテストに対して対策をしません。その結果低くなるのです。

つまり、時間選考が高い。

テストの点数が高いか低いかでは、その後の追試の有無や、将来の職業や進学先に対する選択肢の幅の増減など、未来の自分にも影響してきます。

当然、点数の高い人は追試も無く、選択肢も広がります。

時間選考は投資との関係性にも非常に密接です。

お気づきの人もいるかも知れませんが、「勉強」は投資です。今を我慢して将来の自分の自由に繋げる。立派な投資です。

株式取引も同様です。短期投資家は目先の利益ばかり見ており、ちょっとしか我慢できません。その象徴としてチャートにひたすらに釘付けになり、今か、今かと待ち構えているのです。


長期投資家は10年、20年先も社会の基盤となる企業に投資し、短期投資家がチャートに釘付けになっている間に富を生むなり勉強するなり、更に自己投資をします。

もちろん。時間選考の低い長期投資家は、投資先を選ぶ際にも短期投資家よりも時間をかけ、考えます。それもすべて未来の富を生むためです。

全ては将来をより快適に過ごすため。

「時間選考」という概念に初めて出会えた読者様がいましたら、ぜひ今後もこの時間選考という視点であらゆる物事を見てみると、社会の仕組み、投資先の選び方、人生のあり方、自分の性格に変化をもたらすでしょう。

ではではまた今後〜

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