リスクの性質
こんにちは現象です。
今回のテーマは「リスク」です。
私達は日頃から「何か」に備えて行動しています。
例えば、
・雨が降るから傘を持つ。
・買い物をいつでもできるようにエコバッグを車に置いておく。
・災害に備えて防災グッズを置いておく
などなど、数えだしたらきりがないほど出てきますね。
それらはすべて、想定している「何か」が起きた時に困らないようにするために備えているわけです。
その想定している「何か」が起きた時に自身が受ける損失のことをリスクと呼びます。
リスクに備えれば備えるほど「何か」に対処することができ、損失を受けることが減ります。
しかし、リスクというのは備えすぎると不利益になることもあります。
例えば、
「雨が降るから傘を持っていくが、誰かが傘を忘れていた時のために2本持っていく」
とした時に、自分の使う分+本当に使うかもわからない不確実性の高い未来のための1本を持っていくことになります。
もし誰も傘を忘れなかったらその傘を自身がまた持ち帰らなければなりません。その場合、自分の労力は生産性を産まず、筋トレ程度にしかなっていません。
たった1回だけならまだ我慢できるでしょう。しかしこれを毎回雨の時に行った場合はどうでしょう?
そうです。その生産性が低い行動を積み重ねることになります。
これは日常生活だけではありません。会社のプロジェクトでも同様です。
もし◯◯が休んだら、もしUSBが壊れたら、もしPCがハッキングされたら、もし会社が倒産したら、もし相手の会社が◯◯してきたら、もし取引相手に愛想つかされたら
考えだしたらきりがありませんね。ではこれらすべてに対処するとしたらどうでしょう?
おそらく皆さんは口を揃えてこう言います。
「やってられない」
そうです。やってられないのです。
リスクの性質とは、考えれば考えるほどリスクは溢れ、その数は無限大であり、対処する数が多くなればなるほど不利益を被ることになる。
これがリスクの性質です。そのため、みなさんは日頃から感覚的に
「ここまではしなくていいよね」
とボーダーラインを決めて生活しています。
世の中には、リスクばかりを考える者も存在し、物事が全く進まないことがあります。そんな時はぜひこの話を思い返してもらいたい。
ではまた今度〜
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?