大人には見えてなくとも「理由があります」
仕事から帰ると、「色えんぴつ買って」と娘。
「えー!あるでしょ!?」と言ったものの、なんだかしつこいので買い物ついでに(あったので)プンプンしながら購入。
疲れているとこの辺甘い母です。
でもこの件、ただ新しいものが欲しいわけではありませんでした。(最近ゲーム以外はそこまでしつこく欲しがらない)
帰ってから落ち着いて(←私が)確認。
「なんでそんなに欲しがるの?」
娘は泣きそうになりながら、
「〇〇君がやったの」と、
今まで使っていた色鉛筆のケースを見せてくれました。
一見、「…何を?」
でもよく見てようやくわかった私
「あ。なるほど…。」
(おばさんになると、細かいとこまで見なくなるのだね…すぐには気づかなかった)
そのケースはペン先が見えるよう窓のように透明のフィルムの部分がありましたが、そこを鉛筆か何かでブスブスとやったようでたくさんの穴が開いてました。
「これは、イヤだったね」
と言うと、ぎゅうと抱きついて泣きはじめました。
そっか、そういう理由だったんだ…。
いつから我慢してたのだろう。
そんな悔しいことがあったのに、さらに怒られたらたまったもんじゃないよね、と反省。
子供が何か訴えるときは、理由がちゃんとあるのだ。
その時の顔つきにも出ているはずだった。
もっとちゃんと顔を見て目を見て話を聞きたいと思ったし書き留めたくなった日でした。
そして私は、モンスターペアレンツでもないから、誰がやったとか(教えてくれたけど)親に文句言うとかは無くて、子供に大人になってもらう。
もちろんちょっと悔しいから
「何すんのよー!コラー!って言っていいんだよ。」
とも言ったけど、言えないのが娘の性格で、よくわかる。(私も低学年の頃、洋服ちょこっと切られだけどポカンとしてたことがある)
「その子、あなたのこと好きなんだよ!」
「男の子ってそうなのよ、構ってほしいのよ」
と教えてあげた。
ちゃんと聞くと、ちゃんと話してくれる。
ゆっくりと、向き合って聞く時間は本当に大切。
娘はだんだん落ち着いて安心したようでした。
でも問題は、その子の家庭環境もあるのかもしれない。
娘はこうも教えてくれた。
「友達と遊んでいると、気づいたらその子もいた。」
とか
「呼んでないけど途中から来た」とか。
その子はやっぱりかまって欲しいけど上手く表現できないのかなと。
家ではいろいろ我慢しているのかもしれない。
とついつい人の家庭環境まで心配してしまうおせっかいおばさん。
色んな子がいて、関わる中で社会を知っていくんだよね。だから、色んな場所に行っていろんな大人や子供に出会って欲しいなぁと思います。
私もまだまだ!
話がそれましたが、子供はちゃんと理由を持ってる。大人もそうだ。
表面だけでなく、大切な人ほどちゃんと目を見て中身を聞き出していきたい。
そんなことを思った、今日もなんとか洗い物を終わらせたシングルマザーでした。
お読みいただきありがとうございます。
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