旅の記録#3 新潟から北海道へ
船内での出会い
大きな窓から外が見える席に座り、船内で買ったカップラーメンを食べていると隣に座っていた方から「北海道へは旅行ですか?」と話しかけられる。聞いてみると、その方は車で10年間ほど全国を巡ったことがあり、その経験から今では全国に3か所の家を買ったそうだ。最終的には車での生活はやはり落ち着かず、拠点があった方が良いと実感したからだそうだ。その方からは、北海道の美味しい店や気をつけた方が良いことなど色々と教えてもらった。もう窓の外は一面、海が広がるだけになっていた。
バイク組と上陸へ向けて
北海道にフェリーが着いたのは朝の5時でした。ヘルメットを持った、バイクと共に乗船したらしい人たちがロビーで出発の時を待っています。隣になった人と道内のどこに行くかという話をしながら待っていると、船内放送で「バイクでお越しのお客様は〜」と案内されます。「お互いにお気をつけて」と別れて駐輪場へ行くと、出発の準備を終えた者から次々とスロープを降りて旅立っていきます。スロープを降りた所で写真を撮ったり、仲間を待つ者、そのまま港を出て出発する者と様々です。
上陸、神威岬と積丹へ
朝靄の中、小樽港を出て一旦コンビニで括り付けた荷物のチェックを行います。ここまでの間、リュックの置き場がどうにも落ち着かなかったのですが、レイアウトを変えてなんとか楽な方法を見つけました。朝の5時ということもあって時間があるため、反対方向の神威岬へ行ってみます。小樽の市街地から離れると、漁村の街となりやがて海だけが広がるような道になります。北海道へ来たなという感じです。
神威岬は山を少し登ったなだらかな丘が美しいところにあります。女人禁制の伝説が残る門から見える独特の岬は強い風が吹き、大自然を肌で感じます。
積丹の島武意海岸では、浜につながる暗いトンネルと抜けると、眼下に積丹ブルーが見える展望台につながっていました。青く澄んだ綺麗な海に見入ってしまいます。時刻はお昼前。積丹はウニで有名ということもありウニ丼を食べて、本日の宿へ向かいます。
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