日本人

こんにちは。絶望フリーター1年目です。

久しぶりの更新です。
今回も妄想を書いていこうと思います。
その前提でご覧いただければ幸いです。

先日、某有名回転ずしチェーン店で迷惑行為を映した動画がネットに拡散され、運営会社が大きな損害を受け、現在進行形で社会問題になっている事件がありましたね。

被害側の会社が請求している賠償額も、およそ目のくらむような金額だという報道もあり、事件の重大性がどんどん形をおびてきました。

ところで、私は上記の件を聞いたとき、前々から考えていた日本人の一つの感覚と言うのか、考え方と言うのか、そんなものを改めて考えました。

昨今、ネットの普及もあり、個人がもつ特徴や、考え方、意見などを尊重する流れが社会全体に浸透してきたと思います。いわゆる個人主義に近いものだと思います。

これは、まず私たちが住む日本という国が、古くは滅私奉公、企業戦士といった言葉に象徴される、個人がある一つの団体(明確な形や定義の有無にかかわらず様々な団体)に入った場合は、一人一人が持つ意思は意味の無いものとして、団体の中の調和や慣習など最優先として行動する、まさに自我を殺してロボットのように、歯車のように動くことが良しとされる団体主義が強く根付いていた歴史があります。

10人の友達グループがお菓子を食べようと考えているとして、ちょうど10等分できるケーキが売っているので、買おうとしたとき、その中のAが

A「俺はシュークリームが食べたい!」

と、言ったらどう思いますか?
人それぞれ反応の種類はあると思いますが、

「え……」

と頭に一瞬よぎる人は多いと思います。

これが、団体主義と言われる日本人の感覚だと言われています。
空気を読むってヤツですよね。

多くの人は、この感覚が身にしみついていると思います。

ちなみに、私はこういう空気が苦手です。それぞれ食べたいものを買えばいいんじゃないのか、と考えてしまいます。

しかし、和を乱さない考え方は本人の知らないうちに多くのストレスを抱えてしまうらしく、発散されずにたまり続けると、身体に入ってくる刺激を悪い方向に考えてしまいがちになるネガティブ思考になります。

それが解消されずにいると、いつの日かメンタルを壊し、最悪の場合自ら命を落とすこともあります。現に日本は年々そういった方々の数が若者を中心に増えているそうです。

そこで、入ってきたのが最初に触れた個人主義という考えなんじゃないかなぁ、と思います。
あくまで私の想像ですが。

自分たちのそれぞれの意見、考え方、特徴をもっと他の人に伝えたり、今までより大事に扱うことで、誰も窮屈な思いをしない社会をみんなで作っていこうと言っている人は、ネットや現実でも多く見かけるようになりましたね。

で、私はこの個人主義という概念を多くの人の日本人は、どこか勘違いして捉えているんじゃないかなと思います。

そもそも、今日本に入ってきている個人主義の考え方は、元をたどると欧米諸国の学校での教育方針にたどり着くと思います。

これは先ほど言った通り、自分の意見や考えを大事にするとともに、自分の意見を作る力を養ったり、他人の意見も同様として尊重する考え方を子供たちに学校で教えるもの、だったと記憶してます。

元ネタ(って言い方はアレですが)の国の人達、つまり欧米の人たちの話や日常での行いを見ていると、良くも悪くもこうした考え方を持っている人は多いと感じます。

自分と他人で作られる空間が世界であり、お互い違う人間であり、人の意見も聞くけどそれが自分の行動を決める動機とは関係ない、とそんな雰囲気を感じます。

ですが、日本人はまるで、この世で生きているのは自分一人だけだ、と捉えているような気がします。

他人なんて世の中にいないのと、同じなんだから自分が何してもいいんだ!と、考えているような……。

その類のネット情報や自己啓発本でも、読んでいると同じような雰囲気を感じることがあります。

過去の歴史を見れば、鎖国なんてこともしていたので排他的な性質があるのかもしれませんが。

迷惑行為をした彼は日本人の本当の姿!
……というつもりはありませんが、少なからず我々日本人は自分だけしか見えなくなる傾向が強いようには思えます。

では、改善策は? と問われたら、何も言えません。
すみません。

あくまで、私の妄想なので……

今回はそんな感じです。
「なんかコイツ言ってんな~」ってぐらいに受け止めておいてください。

今回言いたいのは、

「自分を大事にすること」は
「他人をないがしろにしていい」こととは、違うんじゃないかな。

ということです。

通るしかない道のそこに花が咲いていたら、時には踏みつぶして進む意志の強さが必要です。
ですが、そこに痛みを感じて種を植えたりすることができる人は中々いないものです。

私はそんな人になれるように、何とか頑張ってます。

それでは失礼します。

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