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しんがりはボーイングなり鳥渡る

今日は比較的早く帰ることにする。
ことにする、のである。

自分で、何もかも選択して、仕事をしているのなら、それはもうエンターテイメントに他ならない。
だから僕は今日、早く帰ることにする。
積もり積もった仕事は庁舎を出れば忘れられる稀有な能力を持っている。
僕は。

そういう能力は必要だよ、絶対。

もう、坂道を登っている最中は覚えていない。
何が残っていて、いつまでに何をしなければならないか、なんて知らない。
知る必要ないのだ。

みんな、そんなに人生をすり減らして、どこに向かうつもりだろう。
時々思う。

閑話休題、鳥が、僕の空を横切る。
今この空は僕のもので、取りに横切られるのは不服である。
と坂道を登りながら思う、けれどその後にヒコーキ雲がついていく。
そうか、この空は僕のものでもなんでもなくて、ただの空なんだなあ。

みんなそれぞれ頑張っている。
強く、そう思うよ。

今日もおつかれ、週末だよ。

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