自分の見た目について

前から人の体型を馬鹿にする人は一定数存在したけど、
最近多様性という考え方が受け入れられ始めて
「自分のありのままの体型を受け入れよう」
「グラマラスな体型もいいね」　という声が増えてきた。

それは今まで自分の体型や見た目に自信を持てなくて悩んでいた人たちが
このままでいいんだって救われることもあると思うから、とてもいい流れだと思うし、

体型などの見た目に関わらず、リアルでもネットでも人を傷つける言葉を発する人は、そっと離れていきたくなるから、ポジティブな捉え方が多くなるのはとてもいい流れだなと思う。

でも、「細くなりたい」「二重になりたい」という声に対する「今のままでいいじゃん、何で変えようとするの？」のような声を見ると、
少しもやっとする。

その人たちはきっとぱっちり二重とか足がすらっとしているとかウエストがきゅっとしているのが、”好み”でそれに近づこうとして努力しているんだろうと思う。自分もその一人だし。

だから、考えすぎかもしれないけどそのままでいいと言われると、うれしい時もあるけど、いわれすぎると、「それを言ってはいけないの？」とも思ってしまう。

その反面、これもまた考えすぎかもしれないけど、「自分のここが嫌いだからこうする！」というとそれを好きだと言ってくれる人やここが好きだと思っている同じ特徴を持つ人たちを否定している気がして、どうしてもこの手の話が出た時は、言葉に詰まってしまっていた。

そこで行きついた言葉が、「”自分は”このフォルムが気に食わない。」である。

「自分は」を強調することで今の自分を好きだと言ってくれる人、自分が変えたいことが気に入っている人たちを尊重しつつ、「フォルムが」のようにピンポイントで言うことで自分が理想を深追いしにくくし、「気に食わない」ときちんと自分の気持ちも表現できる。

これはいい案だと思ったが、それでも気に入らないことが増えて行動が加速すると、取り返しのつかないことになることもあるかもしれないし、この言い方も取り方によっては強く否定しているように聞こえるかもしれないと考えるととても難しい。

やはりいっそこの手の話は出さない方がいいとも思う。

それでも、何か自分の外側の物から掻き立てられて行動しないより、嫌だし大変だけど自分と向き合ってめんどくさいけどいっぱい調べて考えて、楽しく努力する事の方が、自分が笑顔になれる気がするから、

その過程で、この手の話に遭遇して悩んだ時に、自分が至った言葉を思い出したいし、同じ境遇の人にも思い出してほしい。

ただ、上の言葉そのままだと、まだ周りを嫌な気持ちにさせてしまう可能性があるので、何かいい案があれば、教えていただきたい。