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「目的」と「目標」と「目指すべき姿」


はじめに

こんばんは!mamaです~
6月もあっという間に過ぎてしまって、すっかり夏模様の石垣島!
連日快晴で、家の中にいてもエアコンの効果が間に合わないぐらいとにかく暑い、、、お年寄りが家の中でも熱中症になるのがわかります。
しっかり水分補給と栄養素の補給は大事です!本州のほうは梅雨の真っただ中だと思いますが、体調を崩さぬように、下半期も頑張っていきたいですね!

今月のテーマ

タイトルにある通り「目的」「目標」「目指すべき姿」について。
なんでこんなことを書こうかと思ったかというと、私自身、今この言葉たちにめちゃくちゃ頭を支配されているからです!
何を隠そう、現在とある企業様に対して、ITコンサルタントとしてご支援させていただいておりますが、連日この言葉を連呼している気がします
この営みの「目的」ってなんですか?3年後のXX部の「目標」は?XX業務の「目指すべき姿」って描けてますか?といった感じです(あまり具体的には書けないので悪しからず)
けっこう当たり前に利用するキーワードではあると思うんですが、結構使い分けをしっかりしないと、お互いの認識がずれてしまったりするので、私は結構気を使いながら言葉を選んでいます。ということで、まずはそれぞれのキーワードについて正しく使えているかチェックしていきましょう!

なぜ?を問う「目的」

いきなり質問です!
あなたの人生の目的はなんですか?
こんな質問をされたときにあなたならどんな風に考えるでしょうか?
質問自体哲学的で難しくて、中々答えに窮するかもしれませんが、恐らくこの質問をされたとき、まずは自分にこう問うと思うんです。
「人生の目的か~、生きる目的ってことか~、なんで私はこんなに頑張って生きてるんだっけか?」みたいな形で、自分に問い質していくと、なぜ(Why)の質問が出てくると思うんです。これに応えることがズバリ「目的」なのではないかなと私は思っています。
いきなり哲学的な話をしてしまったので、もうちょっと身近な話にしてみましょう。ちょうど横に愛犬が安らかに寝てますので、私にとってペットを飼う目的とはなにか?と問われたら、間違いなく、なぜこのわんこを飼おうと思ったかを思い返して、それを答えると思うんです。
ちなみに私はペットショップで一目惚れして、大好きなこの子と過ごして、楽しい毎日を一緒に過ごしたいと考えたからです。もちろん、人によって目的は様々だと思います。1つの事柄に対して、目的は唯一ではない、ということを忘れないでください。目的は基本的には、誰かに押し付けるものではないということです。

なにを?を問う「目標」

またまた質問です!
あなたの人生の目標はなんですか?
これは、日常的に聞かれる機会もあるかもしれませんね!
恐らく、目標は1つだけではなくて、皆さんいくつもあるのではないでしょうか?
「XX歳までに結婚する、XX人子供を授かる、XX歳までに課長に昇進する」といった感じで、何をするのか、したいのか、という問いへの答えが「目標」だと考えます。数字を使ったりすると、客観的にもわかりやすくなるし、達成できたかどうかわかりやすいので「目標」としてわかりやすいですよね。
そいえば、以前目標設定の話を記事にしていたので、こっちはビジネス寄りかつマネジメント色強めの話なので、興味ある方は是非読んでもらえるとうれしいです!!こういう話好きなんだなと改めて実感(笑)

どんな?を問う「目指すべき姿」

お決まりですが、質問しますね!!
あなたの人生において「目指すべき姿」はなんですか?
これは、さっきの目標と絡めて説明していこうと思うんですが、例えば先ほど挙げていた目標を達成するためには色々あなたの理想があると思うんです。結婚すると言っても、幼馴染みと結婚することもあるし、会社の同僚と結婚するかもしれません、子供も男の子と女の子1人ずつがいいとか、女の子が先で、男の子が上がいいとかもあるかもしれません。課長に昇進するといっても、周りを蹴落として昇進する場合もあれば、周りに助けてもらいながら、周囲から信頼を得ながらチームとして成果を残して、評価されて課長に昇進するという場合もあるかと思います。「目指すべき姿」は目的や目標を達成するために、どのような理想の姿でそれらを達成したいか、どんな自分の姿でいたいのか、という問いに対する答えが「目指すべき姿」だと思います。もちろん理想なので、どんなに努力しても、望んでも実現できないことはあると思います。ただし、目標を達成できたからといって、達成後の姿が幸せでいたいか、不幸でいたいかと問われたら、たいていの人が前者だと思います。こと自分の人生においては、ただ目的や目標を達成するだけでなく、「目指すべき姿」も大事にしたいなと私自身はよく考えます。

ビジネスにおける「目的」「目標」「目指すべき姿」

という感じで、「目的」「目標」「目指すべき姿」について私なりの解釈で説明させていただいたわけですが、自分のことに関して、これらのことを考えるのはとても楽しいな~と個人的には思っています。
ただし、ビジネスのことになると、これらを考えることが途端に難しく、頭を抱えてしまうことが少なからずあるのではないでしょうか?
なぜ、そうなってしまうのか、というのを私なりに考えてみました。

①主体が個人ではなく集団である

一番厄介なのは、やはりこれなのかなと思います。
ビジネスにおける「目的」「目標」「目指すべき姿」を設定した際に、これに影響を受ける主体が「個」ではなく「集団」であるということが話を難しくしてしまうのかなと考えます。集団であるということは、集団を形成する「個人」一人一人に考えがあります。例えば、目的として「お客様の生活を豊かにする」という目的を設定した場合、生活を豊かにするという言葉の解釈は人それぞれであるということです。また同じことばだったとしても、それを発する人が違えば、受取り方も異なるのです。ビジネスとして共通認識の目的や目標、目指すべき姿をもつということは非常に難易度が高いということです。

②利害が発生する

これも集団であることに関係することですが、同じ目的や目標をもって集団が行動を取ったとします。それによって得られる結果が、達成できた、達成できなかった、というシンプルなものではなく、主体である集団の中において同じ利害にならないケースが多いわけです。たとえば、ある人はその目的や目標に向かって尽力し、晴れて目標を達成できたとします。一方で、ある人は、特に目的や目標を意識せず、のらりくらり過ごしていたとして、ただ周囲の人の尽力によって集団としての目標は達成できたとします。得られた結果は達成だったのかもしれませんが、集団の中の個人に差があるわけです。尽力した人とそうでない人、集団として得られた結果は同じ、ここには個人で見たときの利害の差が発生し、これもまたビジネスにおける目的や目標、目指すべき姿の定義を難しくしている原因ではないかなと考えています。

③目的、目標、目指すべき姿が必ずしも連動しない

これはビジネス以外でも言えることだと思いますが、様々な要素が絡んで営まれることが多いビジネスにおいて特にということで挙げました。
基本的に、「目標」は「目的」を達成するために具体的な行動指針や客観的な指標を用いて設定します。「目指すべき姿」も目的や目標を達成するための理想の姿を描くわけですが、必ずしも「目標」が達成できれば「目的」を達成できるか、というとそうではありません。「目指すべき姿」についても同じようなことが言えると思います。たとえば、あるサービス提供の目的が「サービスを通じてお客様の生活を豊かにする」という目的をもって、「1年でサービスの契約数をXXX件以上にする」という目標を立てたとします。そして、晴れて目標を達成できたとします。シンプルに考えると、多くのお客様にサービスを提供できたことによって、お客様への貢献ができたと判断するかもしれませんが、もし、サービス内容に問題があり、お客様が満足していないということがあるかもしれません。また、件数を達成するためだけに注力し、金額を下げてしまいビジネスとして継続できなくなってしまい、サービス提供の継続ができないということもあるかもしれません。
単純な例ではあるので、一概にそうとは言えませんが、目的と目標、目指すべき姿が連動して「この目標を達成できれば目的を達成できる」というものを定義するのは非常に難しいと思います。
一方で、珍しいことかもしれませんが、設定した「目標」が達成できずとも「目的」を達成してしまう、ということもあるかもしれないのが、ビジネスの世界だと思います。
こういった不確実な要素がいくつも絡み合ったことを前提としたうえで、ビジネスの世界では、目的や目標、目指すべき姿を設定しなければならないので、容易に定義できないよね、ということだと考えています。

難題だからこそ真っすぐ向き合う

ビジネスにおける「目的」「目標」「目指すべき姿」について少し考えを話させていただきましたが、正直これって難題です。
しかし、これらを設定しないビジネスには、成長も未来もないと思います。
向かう先の最終目的地も、いつまでにどこを経由して向かうのか、どんな仲間と向かうのか、それらをすべて行き当たりばったり決めてたら、何もうまくいきません。
みんなが大好き(私の偏見)なワンピースも、主人公の奔放な性格である海賊の船長モンキー・D・ルフィですら、目的や目標、目指すべき姿はちゃんと示しています。「海賊王になる」「海賊王は世界で誰よりも自由である」「ワンピースを手に入れる」「仲間は10人」etc、ルフィは大事な局面で必ずそれらを仲間たちにことばで伝えています。集団で行動するにあたって、個性豊かなメンバーが集まる麦わら海賊団において、ルフィがちゃんと言語化して伝えて、仲間がそれを理解していることが、この集団の成功の秘訣ではないかなと(無駄に)大げさに考察しています(笑)
何が言いたいかというと、ビジネスにおいても大小あれど、目的や目標、目指すべき姿を組織に浸透させることをあきらめず、真正面から向き合い、伝えていくことが重要だと考えます。

おわりに

だいぶ荒いまとめになってしまいましたが、頭のなかでもやもやとした思いがあったので、吐き出す機会がありとても整理された気分です。
大きな組織になると、たくさんの人が構成するので、同じ目的や目標、目指すべき姿を同じ認識をもって理解することはとても難しいことなのかもしれません。
ただ、それが難しいからといって、それらを蔑ろにしてよい理由にはならないよね、ということが改めて自分の中で再認識できました。
口うるさい人間だなと思われても私は問い続けたいと思います。
「~~の目的ってなんですか?」

ということで本日はこのあたりで。上半期あっという間だったな
2024年下半期もがんばっていきましょう~!!

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