(気の滅入らない)有木誠の癌闘病日記95(私にとっての神仏)

癌宣告を受けて、1年半が経とうとしている。
この間、多くの方からの励ましとサポートを頂いた。
そして、それは今も続いている。

「諦めるな! 癌と戦え!医者に頼るな!
ステージ4 から治った例はいくらでもある。」
と言って、食事療法の本を何冊も頂いたり、サプリメントを頂いたりしている。

またある人からは
「免疫力向上には体温を上げるのが一番」
と言って、足湯の電気器具を頂いた。

またある人からは
「これを唱えればきっと治る」と、冊子を頂いた。
その方は、明らかに新興宗教の信者らしいが、私を信者に引き入れる事が目的でなく、純粋に私の健康を願っての言葉である事は、すぐ分かった。  

またある人々からは
多くの神社の御札とか御守りを、頂いている。
超メジャーな処から、マニアックな処まで。

私は生まれてこのかた、「神仏のご利益」というものを否定して生きてきた。
しかし今、神仏もご利益も存在する、と思う。

私にとって、こうした周りの方々の「気持」そのものが、「神仏」なのだ。
そして、その「神仏」が、私の体力を維持し、免疫力も向上させ、「ご利益」となっているに違いない。

そう思う。

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