有木誠

2022年3月 肺腺癌ステージⅣの宣告を受けました。 しかし、気を取り直して、明るく生…

有木誠

2022年3月 肺腺癌ステージⅣの宣告を受けました。 しかし、気を取り直して、明るく生きていこうと思ってます。 それが充実した人生になります。

最近の記事

(気の滅入らない)有木誠の癌闘病日記120(最終回)

元気でメールを打てる時間が、段々少なくなって来た。 まだ、メール打てる今のうちに、 最終回を想定して、書いておこう。 最終回も、当初のコンセプト通り、 (気の滅入らない) 内容にできた。 世は満足じゃーっ(笑) このふざけた、ブログに付き合っってくれた読者に感謝します。 ありがとうございました。 俳句、川柳にかけた人生じゃなかったのに、 急に、浮かんできたよ。 (こうなれば 自分で打つぞ 「チチキトク」)

    • (気の滅入らない)有木誠の癌闘病日記119(ビロウなれど、美しい話)

      「いや〜、これじゃぁ、出んわ。 かん腸しても、ダメな訳だね〜。 もう、顔は出しているんだけどね、 その奥にゴルフボール位の硬い塊がつかえてるわ。」 ビロウで大変恐縮ですが、 またまた「便秘」の話です。 「私が指で潰すから、ゴメンネ〜、 ちょっと辛いだろうけど、我慢してね。」 と言って、看護師さんは、ゴム手袋を重ね着し始めた。 そして、若干の苦痛の後、見事「大量の成果」をみる事ができた。 かくなるも、有り難く、誠意のこもったサービスがあるであろうか。 全く、頭が下がる。

      • (気の滅入らない)有木誠の癌闘病日記118(日替り苦悩)

        長い事、病人をやってると、日々苦悩にさいなまわれる。 メインディッシュの癌の症状は、もちろんだが、その他のサイドメニュー的な不快、苦痛が訪れる。 1つは、痰が切れない事。 健康な人に取っては、たかが痰だが、私みたいな肺癌患者になると、痰が絡んで窒息死という、 悲惨かつ無惨な事態に陥る可能性が、あり、 痰を自力で出せるかどうかは、大きなテーマになる。  昨晩は、それで苦悩し、そして解決し、やっと今晩は安らかな夜が訪れると、思っていたら、 今晩は、便秘が襲ってきた。 まさに

        • (気の滅入らない)有木誠のが闘病日記117(梅は咲いたか、桜はまだかいな)

          昨年末の段階ては、私が今年の桜を見れるとは、到底思われなかった。 自分でも 「2月末頃には葬式をやってるんだろうな」 と、勝手に覚悟を決めていた。 ところが、多くの方々のお世話のお陰で、 今日も元気で生きている。 しかも、だんだん自力で食べられる量が増えて来ていて、体力が少しだけ増してるように感じる。 この調子なら 桜は見れる!! 花見ができる!! ところが一方、年末から2月までの、 「食べれない」、「動けない」、「点滴頼りの寝たきり生活」 の代償は大きかったらしく、

        (気の滅入らない)有木誠の癌闘病日記120(最終回)

        • (気の滅入らない)有木誠の癌闘病日記119(ビロウなれど、美しい話)

        • (気の滅入らない)有木誠の癌闘病日記118(日替り苦悩)

        • (気の滅入らない)有木誠のが闘病日記117(梅は咲いたか、桜はまだかいな)

          (気の滅入らない)有木誠の癌闘病日記116(毎週毎週目標持って)

          第115回洋楽アワー収録を済ませました。 オンエアーは、3月8日0800〜0900の1時間です。 今回は「ウエストコースミュージック特集」にしました。 懐かしくも、みんなよく知ってるウエストコーストミュージックが続々と・・・ この半月、私の体の調子が上向きで、まさか、3月になっても、放送に関われるなんて、とても思われませんでした。 それが、 三月まで永らえました。 4月に向けても、頑張ります。 毎週、一周一周が、我命の目標です。 余命を考えると、「服なんて何でもいい

          (気の滅入らない)有木誠の癌闘病日記116(毎週毎週目標持って)

          (気の滅入らない)有木誠の癌闘病日記115(Tシャツの用途)

          昨年、「洋楽アワー」のオリジナルTシャツができた。 他人にとっては「それがどうした」という程度の話だが、関わってっている私にとっては、ちょっと嬉しい出来事だった。 大事に着たい。 ところが、昨年の年末以降、私の体調が、極端に低下し、「2024年の花見なんて とても見れない」 と、覚悟を決めざるを得ない状況に陥った。 終末を迎えるまでの間、このTシャツも大事だから、「下着として」できるだけ着てやろう。(今は、冬だからこれを上着にするわけにはいかないもんね) と思って、

          (気の滅入らない)有木誠の癌闘病日記115(Tシャツの用途)

          (気の滅入らない)有木誠の癌闘病日記114(カァー、ペッ!)

          「カァー、ペッ!」 人が、痰を吐き出す時、文字に表記するとこんな感じになる。 女性が、やってるのを見た事はないが、人が見てない所ではやってるかもしれない。。 男、とりわけオジサンにとっては、日常茶飯事だ。 これも、なーんて事ない日常の風景だけど、 今の私のような、深刻な病人ともなれば、そうはいかない。 「たかが痰排出」という行為が、命に関わる重大テーマになることがあるのだ。 癌患者はとにかく、痰がいっぱい発生するらしい。 それを、日々排出しないと、喉に詰まり、最悪、痰詰

          (気の滅入らない)有木誠の癌闘病日記114(カァー、ペッ!)

          (気の滅入らない)有木誠の癌闘病日記113(こんな延命治療が・・・(笑))

          みむらしんじの「洋楽アワー」114回 今週も、ゲスト出演します。 番組出演があると、私の元気が出るというか、 もっと大切な「生きる力をを湧き上がらせる」ような状態になっており、 色々「宿題」を与えられると、目標が出て来て、何故か体調を持ち直すのです。 彼自体が、「私は有木さんにとって最高の延命治療医ダァ!」と、嘯くのもあながち、大げさでもありません。  これからは、毎週、私の力の尽きるまで、一緒に、出演して、また、そのための準備もするよう、指示をくれました。 全く、

          (気の滅入らない)有木誠の癌闘病日記113(こんな延命治療が・・・(笑))

          「気の滅入らない」有木誠の癌闘病日記112「涙腺が緩む日々」

          「喜びにつけ、悲しみにつけ、人は涙する」 と、言うけど、 このところ 瞼からよく液体が滲み出てくる。 特に悲しいからではない。 嬉しいからでもない。  もうじき、命が途切れるのに嬉しいはず無いもんね。 でも、そうかと言って悲しいからでもないんだな、、 「喜びでも」「悲しみでも」その両方でもなくても、人は涙する事を、この歳で初めて知った。 私は今まで、殆ど涙を出した事が無かった。 一生分の涙を今、今、出してるような気がする。 別に、どうってこと無い思い出、 別に、ど

          「気の滅入らない」有木誠の癌闘病日記112「涙腺が緩む日々」

          (気の滅入らない)有木誠の癌闘病日記111(洋楽アワー)

          先日1月13日、私が出演する「みむらしんじの洋楽アワー」が放送された。 収録にあたって、私は「これが最後」と思い、臨んだ。 選曲もそうだし、コメントもそうだった。 そう思わなければならない程、私の体調が落ち込んできたからである。 しかし、人間、こうしたイベントとか、目標があると、元気を取り戻すようで、 ラジオの収録は元気にこなし、翌週には私のバンドのライブも行うことが出来た。 さて、こうなると、 当面のスケジュールをこなした私に「燃え尽き症候群」が、訪れるのではないか?

          (気の滅入らない)有木誠の癌闘病日記111(洋楽アワー)

          (気の滅入らない)有木誠の癌闘病日記110(最後に食べたい物?)

          〜12月より食欲がない、「食欲減退」といったレベルで無く、全くない。  飲み込む事、自体が苦痛になってきてる。 父母を看取ってきた経験からすると、そうゆう自体に至れば、死期は近い。 だから、自力で何とか食べねばならない。 「何が食べたいか?何なら食べれるか?」 いつも、考えている。(笑) そんな毎日の中、 今朝起きたら 「サンセールのペペロンチーノを食べた〜い!」 という、妄想みたいなものが突然、湧き上がってきた。(笑) サンセールは友人と定期的に行き、ワインを酌み交

          (気の滅入らない)有木誠の癌闘病日記110(最後に食べたい物?)

          (気の滅入らない)有木誠の癌闘病日記109(薬・薬・薬)

          写真は3日分の服用薬です。 まぁ、ずいぶん飲むもんだ。 薬は全ていわゆる「対処療法」で、病を本格的に治すものではない。 先ずは、痛み止め、 それの副作用に対処する、便秘薬 同じく睡眠不足に対処する睡眠導入薬 痰切り・・・ 随分医療保険のお世話になってしまう。

          (気の滅入らない)有木誠の癌闘病日記109(薬・薬・薬)

          (気の滅入らない)有木誠の癌闘病日記108(FMふくやま「洋楽アワー」)

          今朝、「みむらしんじの洋楽アワー」(107回)の放送がありました。 私も出演して、全曲私の選曲で、構成させてもらいました。 放送後、メインキャスターの三村さんから連絡があり、 「内容が良かったので、有木さんのfbに番組音源をアップして、みんなに聞いて貰ったらどうか。」 と、申し出がありました。 私としては、嬉しいような、こっ恥ずかしいような・・・ ちょっと複雑ですが、お言葉に甘えて、アップさせて頂こうと思います。

          (気の滅入らない)有木誠の癌闘病日記108(FMふくやま「洋楽アワー」)

          気の滅入らない)有木誠の癌闘病日記107(正月)

          正月が来た。 年賀状が来た。 びっくりしたことに、 「note(ブログ)読んでます」 という、コメントが少なからずあった事だ。 noteは、意図して読もうとしない限り、スマホ上に表示されないので、1年位前から始めた。 それまでsnsは、FBのみ使っていたが、FBの場合は、好むと好まざるを得ず、勝手に相手に表示される。 「癌の闘病日記」みたいな、深刻な話題は時に相手に迷惑をかけるかもしれない。 ということで、「軽い話題」はFB. 「癌闘病日記」はnoteにアップすることにし、

          気の滅入らない)有木誠の癌闘病日記107(正月)

          (気の滅入らない)有木誠の癌闘病日記106(12月に想う)

          10年くらい前、還暦を迎えてまだ間もない頃、高校の同級生の友人を失った。 食道癌だった。 今は12月。 思い出す。 亡くなる前の12月、私は彼所有のアナログドーナッツ盤をCDに焼き直す作業のピッチを上げていた。 その前の前の3月。 彼が久しぶりに、福山の私を訪ねて来てくれ、2人で飲んだ。 行きつけのスナックで、ビートルズ縛りで何曲もカラオケで歌った。 その後、彼は癌に侵されており、私に別れに来てくれた事を知った。 彼は私を「音楽を聞く人間」から「演奏もする人間」に導いて

          (気の滅入らない)有木誠の癌闘病日記106(12月に想う)

          (気の滅入らない)有木誠の癌闘病日記105(郷土史研究会)

          広島県郷土史研究協議会に来た。 今年は私達福山城博物館友の会が幹事。 こんな体で、来ても役には立てないのだけど、久しぶりにガイド仲間の顔を見たくて、酸素ボンベを引きずって来た。 総会の後に記念講演があるが・・・ 眠い! 我が身の集中力の無さを、さておいて、 「講師の喋り方が退屈だから眠くなる・・・」と、夢の中で嘯きながら、微睡む。(笑)

          (気の滅入らない)有木誠の癌闘病日記105(郷土史研究会)