(気の滅入らない)有木誠の癌闘病日記110(最後に食べたい物?)

〜12月より食欲がない、「食欲減退」といったレベルで無く、全くない。
 飲み込む事、自体が苦痛になってきてる。

父母を看取ってきた経験からすると、そうゆう自体に至れば、死期は近い。

だから、自力で何とか食べねばならない。
「何が食べたいか?何なら食べれるか?」
いつも、考えている。(笑)

そんな毎日の中、
今朝起きたら
「サンセールのペペロンチーノを食べた〜い!」
という、妄想みたいなものが突然、湧き上がってきた。(笑)

サンセールは友人と定期的に行き、ワインを酌み交わす愛すべき店だった。
友人は宴の後半、必ずペペロンチーノを頼み「これが、うまいんだよう!」と、ワインと、共に口に運んでいた。

私はパスタはワインの「アテ」としては適当でないと思ったので、頼まなかった。

今朝起きて、突然「此の期に及んで、あのペペロンチーノを食べていないのは、心残りだ!」との、
 強い感情が湧き上がった。(笑)

本日ランチに、そのサンセールに行った。
コロナが明けでの反動なのか、活況を呈していて、シェフを始めスタッフの方は忙しそうだった。
その多忙のせいなのでしょうか、ペペロンチーノはランチメニューには入っていなかったけれど、
快く、特別に作って下さいました。

美味しかった。
ありがたかった!


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