2025年度入試対応学歴ロンダリングの手法

なんでもいいから良い大学に行きたい。学歴ロンダリングで編入学を活用するなら経済・経営系学部が断然オススメです。なぜなら難関大学を含め、受入先の大学が多いからです。

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この記事はいままでの募集要項と出口調査等を参考にしています。2025年度編入学試験の内容は2024年4月以降に新しい募集要項が公開されるまでは変更の可能性があります。

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編入試験は本来欠員補充の為の試験です。合格者数は少なく試験問題も不安定な入試です。ただし定員10名以上の「大口」で受入れる大学学部は、試験問題が比較的安定していて対策を立てやすいです。情報提供者も多く沢山の意見を参考にできます。低倍率大口>高倍率大口>小口の順で狙い目です。

経済・経営系学部は合格者数が10名以上の国公立大学が多いのも魅力です。たとえば阪大経済学部の筆記試験(一次試験)合格者数は毎年10名以上です。

文学部や教育学部は小口が多いです。国際関係学部は東京外語大と千葉大がAランクなので大勝利感に欠けるかもしれません。法学部は一旦保留します(後述)

そのうえで大胆アドバイスです。

Ⅰ.難関大学でTOEIC等スコアはインフレスパイラル

Ⅱ.神戸経済と横国は理系受験生が依然有利

編入試験の英語。英語の筆記試験をTOEIC等に代替する大学は増え続けています。その結果、①一度ハイスコアを出せば併願校を増やしやすい、②対策が立てやすいなどの理由で、難関大学合格者のTOEICスコアは上昇傾向にあります。予備校や専門学校が独自に行った出口調査や、合格者の自己申告などからは、体感で、この6年余りで100点近く上昇したようです。以前であればTOEIC750点の人がいた位置に、いまTOEIC850点のひとがいると思います。大学としても、独自に英語問題を作成するより、外部試験に代替するほうが英語力の高い学生を集めやすいと言う見通しが立っているのではないか。筆者は、TOEICスコアはインフレスパイラルにあると将来を予測します。

その一方で、TOEIC等に勉強時間を割り当てる受験生が増えた影響もあるのでしょう、もともと数学が強い理系受験生が神戸大学経済学部の編入試験をTOEIC600点台で突破する現象はまだまだ再現できるようです。また横浜国立大学経済学部は数学のできる受験生に年々有利な試験問題になってきています。

数学ができる人はミクロ・マクロ経済学の勉強が凄く速いです。経済学が理解できてなくても改めて数学の問題として見たときに解いたり、解法を覚えたり勉強することができます。経済学の問題なのに、経済学の理解が覚束なくても、結局数学で、問題が解けるならそれでいいやという点取ゲームになると、高専や理系の受験生は有利です。

そのうえで大胆アドバイスです。

Ⅲ.数学苦手なら法学部にクラスチェンジするほうが難関大学に挑みやすいかも

難関大学を諦めれば、これまでTOEIC+面接で合否を決めていた埼玉大学経済学部や滋賀大学経済学部が今後も受入先になりそうです。ただし、このレベル(5s)も合格者のTOEICスコアインフレが起きている可能性があります。静岡大学のように30名以上受験しても2名しか合格しない大学は典型的な小口です。信州大学の2年次編入も狭き門です。新潟大学は比較的低倍率の大口で、かつ経営学(会計学と選択)と学際日本学(という科目)で受験できるので狙い目の一つです。ライバルの受験生に勝ちやすいだろうという意味で山形香川大分あたりまでネームバリューを下げることも戦略です。和歌山大学経済学部は定員5名で狙い目とまでは言えないですね。

モデルケースとして、数学苦手で、かつ関東圏内の国公立大学を目指すなら埼玉大学経済学部を単願で狙うべきでしょう。志望理由書や面接の準備もありますし、受験勉強としてTOEICに専念するほうがよいです。

皆さん頑張って国公立の経済学部を目指しましょう!

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