半隠遁日記(4月)


(前の記事からの続編となります)

本隠遁(退職)まであと○年11月です。
でも、退職までのカウントダウンはもう止めたのです。

なぜなら、

したいこと
したくないこと を
先延ばししても、長生きできる保証などない。

今から、隠遁(もどき)を始める。

また、どうやら自分は したくないことの多いタイプの人間であることが身に染みてわかってきたので、したくないことから、極力逃げることを貫きたい。

したくないことはやらない。
してみたいことは、すぐしてみる。

残業はせず、現状の給料でやりくり。
多忙な部署に配属されないようにする。
親睦会役員なども断る。
冠婚葬祭も厳選し、最低限に。

もう、書いていて後ろ向き過ぎて、お恥ずかしい限りですが、4月3日から半隠遁を始めてしまいました。もう戻れません。

転職や起業などではなく、高揚感などはありません。
悩んだ末なので、あまり怖れもありません。
これからは、もっと組織、地域社会、遠い親戚などから離れ、信用がおけ、気に入った人だけと繋がることになりそうです。

尺度は、自分がしたくないことは強く主張して忌避し、したいことをなるべくする 感じです。

多分、相当ズルく生きることになりそうです。

【浮かせた時間】
4月の実績としては、とりあえず労働組合の役を断ったのと、組織の冠婚葬祭の社内回覧をスルーしたものが2、3ありましたが、特にトラブルなどはありませんでした。

生み出した時間は、おそらく、
労働組合の役は年に数日分(結構デカイですね)、冠婚葬祭は、三件分で香典を包んで送る時間を節約しただけなので、浮いた時間はほんの少しです。

【決意の達成状況】

「雇ってもらえる限り、縁の下の力持ちとして組織に尽くす」
「野球でいうと、年寄りのマスコットボーイ、玉ひろい、応援席の補欠」

決意をして、一月が経ちました。
部下の一人が、二十代の若者から、再雇用の元管理職さんに変わりました。

パソコンを、使いこなさないで退職まで逃げきれたのに、一兵卒になってしまった感じで、周りも少しまだそんな昭和人みたいな人がいたのかと驚きましたが、それなりに頑張っておられます。

自分も支援残業が五時間ほど生じましたが、早晩慣れてくれるかと。私が若い頃と比べると凄まじい時代になったものですが、これがニッポン株式会社の一断面なのです。

自分は、60歳で隠遁できるよう淡々とやるだけです。


【来月への課題】
生み出した時間を後悔に使ってしまってはモッタイナイ。
果たして、納得のいく時間を使うことができるのでしょうか。。

縁の下の力持ちとして、引き続き5月も淡々と組織で働きます。残業は不本意ですが、慣れない人を支援することだけはしないとなりません。諦めて残業します。(サービス残業だけは避けながら)

【吐き出し中】(愚痴、後悔の類い)

40年間も競争原理に洗脳されていたので、他者と自身を比較する癖がついてしまっている。

比較して、劣等感を感じ、落ち込むような心理に陥っている。
もう終わりだ。諸々捨ててしまいたい。

そして、一番肝心なことは、もう 競争する気がなくなった という事実である。敗けを認め、出世を目指すのではなく、違う道に進みたい。ほんとうは退職したいのだが、それも大変そうだ。

楽をしたい。

まず、思いを日記に吐き出し、いつかスッキリ諸々 諦めてしまい、隠遁生活を楽しめるようになりたい と思うのです。

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