見出し画像

脳は糖分が大好きで、糖分の依存症となる事があり、糖分で体を滅ぼす事もある。

脳は糖分を好む

 脳の活動エネルギーは糖分です。その為、脳は甘みに敏感で甘い物は何にでも良い反応を示します。甘みは脳の快楽中枢に影響を与え、リラックス効果が得られます。ストレスホルモンを抑制して、満足感を得る事が出来ます。

 ところが、白砂糖や加糖飲料水、などの甘味は急激な血糖値の上昇を招くので、膵臓からインスリンが放出され血糖値を下げる働きをします。甘い物が大好きで加糖飲料水やアメ玉、ケーキ、お饅頭、などを常食していると膵臓に負担が掛かり、糖尿病になります。

 甘い物は、たばこ、酒、麻薬のように依存性があります。甘い物でも精製された白砂糖がいけないのです。栄養分をすべて剝ぎ取られ、糖分だけになっているため、栄養不足ですから体の中に入ったときに、そのままでは通用しません。

 カルシウム、ミネラル、ビタミンなどの栄養素を体の中から抜き取って甘み成分に付け加え1個の栄養素としてから体の中に取り込まれます。その過程で、体の中の栄養分が少なくなり栄養失調となるのです。

 甘味でも黒砂糖、蜂蜜、果物、干しブドウ、甜菜糖、などは精製されて居ないので多少なら食べても良いのです。また、パン、白ご飯、うどん、パスタ、ピザ、など精製された小麦粉やお米、これも精製されるときに栄養分が取り除かれます。

 パンなどは炭水化物ですから、体の中では糖分となり血糖値が高くなります。その為、脳は炭水化物が大好きなのです。今や主食の中心はパン、白ご飯、うどん、パスタ、ピザ、などが主流になっています。

 その為、知らず知らずのうちに栄養不足となり、肥満してくる人が増えています。健康に注意している人でも、なぜか息切れ、精神不安、不眠、皮下脂肪の蓄積、動機、パニック障害等が起きてくる人もいます。

 脳は甘い物が好きな為、精製されて栄養が偏っていようとも、脳の快楽中枢が活発になり、満足感が得られるのです。コカ・コーラなどの加糖飲料水は脳に十分な満足感を与えるもので、人によっては水分の摂取はすべて加糖飲料水という人もいます。
 
 鍼灸院を経営していますと、肩こりで来院される患者さんの多くは、加糖飲料水やパン、白ご飯、うどん、ピザ、パスタ、が好きな人がたくさんいるのです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?