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体調不良の原因は、ミネラル分不足が多い。現代は、なぜミネラル分が不足するのか?

アレルギーとミネラルの関係

 アレルギーというのは、抗原抗体反応で自分の免疫力が、自分に対して攻撃を加える症状であると考えます。このアレルギーになる人が現代ではとても多くなっています。なぜ、昔はあまりなかったアレルギーが現代になるとドンドン増えています。

 その原因として私はミネラルの不足が関係していると思っています。マグネシウムや亜鉛などのミネラルはどの食品にも充分含まれています。穀物では皮の部分にほとんどのミネラルが凝縮されています。

 魚介類、海藻、野菜、果物、穀物、発酵食品、乾物、肉、卵、などに沢山のミネラルが入っています。それらの食品を食べていると普通はミネラル不足になる事はありません。ところが現代ではほとんどの人がミネラル不足になっているのです。

 ミネラルは多くの食品からたくさん取る事が出来ますが、毎日の生活の中でミネラルを消費することも多いのです。運動、勉強、ストレス、化学薬品、農薬、化学肥料、薬、スマホ、テレビ、読書、食品添加物、などによってミネラルはドンドン消費されます。

 その上、白砂糖、白ご飯、うどん、ピザ、パスタ、白パン、など皮の部分を剥ぎ取った食品が主食となっています。大切なミネラルがある部分をわざわざ剥ぎ取って食品にしているのです。それが主食として大きなウエートを占めています。

 特に強調したいのが野菜です、野菜はミネラルの宝庫ですが、化学肥料、農薬、除草剤で育てた野菜は、無農薬、有機肥料で育てた野菜の50分の1しかミネラル分がないのです。健康のために良いと思っている新鮮な野菜にミネラルがほとんどないのは腹が立ちます。

 現代は食品に含まれるミネラルを少ししか取得する事が出来ません。その取得したミネラルから、生活の中でたくさん使われるミネラル分を差し引くと完全にミネラル不足となるのです。ミネラル不足になると色々な症状が出てきます。

目の疲れ、頭痛、全身疲労、肩こり、便秘、手足の冷え、アレルギー性皮膚炎、食欲不振、誤嚥性肺炎、歯槽膿漏、不妊症、逆子、糖尿病、高血圧、高脂血症、その他多くの症状がミネラル不足と関係しているのです。

アレルギー性皮膚炎では特にミネラルが関係しています。皮膚は毛細血管が張り巡らされていますが、ミネラル不足になると毛細血管に力が無くなり、皮膚の力が弱まるのです。皮膚の力が弱まると、温度差や刺激に対して過敏になり、痒くなります。

痒くなるので思わず爪で掻きむしるのですが、それが傷となり細菌が入り込んで、発赤や湿疹となってアレルギー性皮膚炎となります。アレルギー性皮膚炎の特徴は、掻くと、そのあとが余計に痒くなります。

痒いのにじっと我慢して、アレルギー症状が増大するのを防ぐのも努力が必要です。特に子供や赤ん坊の場合は、その意味が分からないものだから、思い切り掻きむしり、症状が酷くなって、手が付けられなくなることもあります。

私はこういう時には、とりあえずの応急処置として、馬油を薄く塗っております。馬油を塗ると痒みが半分ぐらい軽減されるようです。次に亜鉛またはにがり(マグネシウム)を毎日15mgほど取ってもらいます。

亜鉛とにがりは、亜鉛が合う体質の人には亜鉛を使います。にがり(マグネシウム)が合う人にはにがりを使ってもらいます。肥満、糖尿病、高血圧の人にはにがりが合うようです。痩せて、冷え性、の人では亜鉛が合っているようです。

どちらも重要なミネラル分ですがどうしたわけか相性が悪いようです。両方を同時に使うとお互いがけん制しあって、効果が無くなるようです。ミネラルにも多くの種類があります。その人に合ったミネラルを取る必要があります。

現代ではほとんどの人がミネラル不足で、いろいろな症状を出しているのですが、その症状に対して薬を飲んでいます。その薬は化学薬品ですから、薬がミネラルを消耗するという皮肉な結果になる事もあるのです。

ミネラル不足の人はアレルギー疾患に罹りやすいという事を知って、食生活の中でミネラル分の多い食品を取ることが大切になります。玄米、オートミール、100%そば、全粒粉の黒パン、などにはミネラルが豊富に含まれています。

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