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推しと過ごした最後の1ヶ月

初めてできた推しが卒業しました。
大好きなグループを、そして"アイドル"を。

290日間、1年に満たない短い時間だったけど、かけがえのない奇跡の290日間でした。
卒業発表から卒業ライブまでの約1ヶ月、私なりに誠意・覚悟を持って臨んだ日々を備忘録として残します。

これから話す私の推し「凪楽ひより」さん(以下、基本ひよりと呼びます)については、過去記事やSNS等をご参照ください。
※紹介記事を参考に添付しております。

https://note.com/gifted_peony787/n/nd02c28be5cf1


卒業発表〜私が受け入れられるまで

突然の出来事でした。
当日は、先日のライブの感想等をまとめた手紙をポストに投函し、年度末でバタつく中ではありましたが、いつも通り仕事をしていました。
移動中にSNSの更新をチェックしようとした15時頃、手の震えが止まらなかったことを今でも鮮明に覚えています。
帰り道、人通りが多い場所では我慢していましたが、家が近づくにつれ耐えきれず泣きながら帰宅しました。もちろん家に着いても涙は止まりませんでした。

発表後最初の投稿です。私は耐えられませんでした。弱い人間でした。
すでに受け入れて前を向いている同担も何人も見かけました、多少の強がりはあったかもしれないけど本当にかっこよかったです。大人ってそういう人のことを言うんだよなとも感じました。
ただ、私は私です。
流されて、受け入れた気になって前を向いたふりをしてもなんの意味もない。私自身が向き合い納得した結論を出したい。辛くて悔しくて堪らなかったけどそれだけは揺るぎませんでした。

2日後、別件で信頼出来る同担と会う機会がありました。
5-10分程度の予定でしたが、自然と今の想いを話し合うことになりました。内容は割愛しますが、話せたことで心の整理もついたし、何よりこういったことができる環境にいることが今までは考えられなかったことで、ひよりがくれたものは何も直接的な言葉等だけではなくて、孤独にならない環境もくれていたんだなということを改めて感じた一日になりました。

翌日、卒業発表後初のライブがありました。
チケットは事前に購入していました。
しかし、行けませんでした。
前日に心の整理はつきましたがなんて顔をしたらいいかわからなくて、何より顔を見たら崩れ落ちてしまいそうだったから。
もう1人の推し花咲花桜さん(以下、基本かおと呼びます)の代行だけお願いしました。
代行レポが先行して届きました。私がどんな顔をしていようが関係ない、早く会わないと会わないと結論も出ない、私を突き動かすには十分すぎるものでした。
かお、本当にありがとう。
そして代行もありがとうございました。

翌日3月31日、心の整理自体はついていたのでその場で感じたことを話そうとあまり考え込まず会場に足を運びました。
ライブ自体は最後方の端から見ていました。
企画で一度、1曲だけ後方から全体を見たことはありましたが、ファンを含めた全員を俯瞰して後方から見るというのは初めての経験でした。
すごく輝いて見えました。アイドルもファンも。どちらも笑顔で本当にライブを全員で楽しんでいる、そういったものが伝わってきました。
もちろん狭い世界ですし、内輪で盛り上がっている側面も否定できないとは思います。それが楽しいと思う人もいるし苦手に思う人もいる。だから良い方向に向くこともあるし逆も然りです。
しかし、双方から楽しい、幸せな時間だというのが私にはひしひしと伝わってきて、それは否定されるべきものではないし、私ってこんな幸せな空間に入れていただいていたんだと思えたのは何よりの収穫でした。

その後の特典会。
私はひよりの本心が知りたくなりました、過去の私に対するとある言動への。本当に申し訳ないことをしました。同担にはあくまで相手は4歳年下の女の子なんだよと諭されました。各方面から本人には謝罪しましたが、ここでも改めて本当に申し訳ございませんでした。
ただ、この特典会で私の結論は決まりました。
絶対に笑顔でありがとうって言って送り出す。
そのためにたくさん話して、表情を声を絶対に忘れないように心に刻もうと覚悟が決まりました。

卒業前日まで

覚悟が決まってから私は3つの軸を持って行動を始めました。

1つ目は、ひよりの近くに可能な限り行くこと。
具体的には後方チケで満足していたものを前方や優先入場のチケを買うようになりました。
気持ちばかりが走ってしまい、周りに、大切な環境に迷惑をかけてしまうこともあり大変申し訳ないと謝罪するしかないのですが、とにかく特典会以外でもひよりを目に焼きつけるよう心がけました。
周りの方の優しさで最後まで居させていただけたと思っているので今後も現場に残る者として何か還元できないものかと考えています。
具体的にこれというものは浮かんでいないのですが、皆様が楽しいと思える今の環境を崩さないことがすぐに実行できることなのかなと思っています。

2つ目は、いつも通りの話をすること。
砕けた話が上手ではないのですが、私なりにいつも通りにひよりと話すことを心がけました。堅苦しい話は程々に楽しく頭空っぽでも話せるなんでもない話をする。半分私が辛くならないためでもあったのですが、必然的に長くなっていた特典会の中で私も満足したいけどひよりにも負担をかけ過ぎたくないが両立とはいかずとも少しはできていたら嬉しいなと思います。
きっと聞いても優しいから大丈夫だよって言ってくれるのはわかってるので自己満足に留めておきます。

3つ目は、かおとの関係性を見つめ直すこと。
かおとは毎回のようにひよりの話をしていました。それが本当に楽しくて何よりの幸せだったから。
しかし、ひよりは卒業します。今後はひよりの思い出話をすることはあるのかもしれないけど、これからはかおと話します。3人の関係から2人のかおと1体1の関係になります。結果直接的な成果は4月中には出ませんでしたが、2人で話したいことはあります。多少引きずるとは正直思いますが、決意表明として1ヶ月考えていたひとつとして残しておこうと思います。

以上の3点を主に意識してきましたが、2つ目のいつも通りが強かったのか、前日まで卒業の実感は全く湧きませんでした。
もちろん、ひよりの見せ方がそうさせていた側面も大きいし、それを望んでいただろうからよかったのかなと思っています。

卒業当日


4月29日、卒業当日になりました。
体調を崩したくない一心で早寝したかいもあってか6時前には目が覚めました。
もちろん実感は湧いていません、前日にひよりと話していた映画を1本見るくらいには通常運転でした。
同担と少し早めに集まり話してみても実感は湧いていないようで、ひよりの望んだ形で当日を迎えられたのかなと改めて思いました。

開場時間が近づき、皆思い思いに会場付近に集まってくる中で、推しが誰とか関係なく、メンバーカラーである黄色を身につけていて、ひよりが本当に皆から愛されているんだなと何様だと言う話ですが、誇らしく感じました。
ひよりはどう感じていたんでしょうかね。

整理番号順での入場でしたが、ありがたいことによい番号を引くことができました。
なんだか私の過ごした290日間を認めていただいたような気がしました。

ライブはメンバー・フロアすべてが語彙のなさが恥ずかしい限りですが、最高で楽しかったです。
思い入れの強かった曲では少しうるっとしてしまったけど楽しいが勝りました。
ひよりに捧げた最後のガチ恋本当に気持ちよかったです。幸せを噛み締めてました。
そして何より最後の「スプらっしゃい!」でした。
色々と皆思うところがある中で自然と横一列全員で肩組んだ時、最後の最後で本当に一つになれたんだなってちょっと感動している自分がいました。
本当にこれで終わりなのか…?というくらい皆笑顔で晴れ晴れとした表情のライブ終わり。
これが"アイドル"凪楽ひよりの集大成。
自己紹介曲に「ひーちゃんスマイル」と入るアイドルには相応しい最後だったと思います。

最後の特典会。
どうしても伝えたいことがあったので先にかおと会って話してきました。
あの言葉、忘れないからね。
こっちはどこまでもついてく覚悟だから。

そしてひよりと離す最後の機会、今日の振り返り・(結果的に)今日用になったユニフォームの話・少しお手伝いさせていただいたフラスタの話。
用意していたチェキの枚数に対して圧倒的に少ないネタの数、最後もいつも通り話したい、また明日って思えるような明るい終わり方にしたい。
聞きたいことは考えればたくさんあったと思います、けどこれくらいが望んだ終わりになる。そう思ったので後悔はありません。

16時過ぎから始まった最後の特典会は、気づいたら22時半を回っていました。スタッフの皆様がギリギリまで延ばしてくれたリミットまで刻一刻と迫っていました。
白チェキがあと40枚近く残っていました。
まだ撮り続けているのは予想通り私を含め3人。
そんな中最後の提案・依頼がありました。
「一人2分半、サインを書いてもらってもよし、トークに集中するもよし、自由に使ってください」私はわんこそば形式で残ったチェキにサインを書いてもらうことにしました。本当に最後なのでそれを思うと話した瞬間涙が止まらなくなるのは確信できたからひたすらサインを必死に書いてくれるひよりを眺め、応援していました。
結果的に残った白チェキは約20枚。普段なら寂しいですが、今回ばかりは必死に最後書いてくれた勲章として残った白チェキなので唯一無二の誇れる白チェキです。

最後のチェキを受け取り残った2人を待つ間、思いが込み上げてきてしまいました。
最後のひよりからの挨拶もなんとか隠そうと必死で最後にありがとうとこちらから伝えたこと以外はほとんどが曖昧です。
最後の最後まで本人には伝えず蓋をしてきた本当の本心「寂しい」、ひよりの姿見えなくなった時、もう我慢しなくていいんだと思って決壊してしまいました。

こうして涙で始まり涙で終わった最後の1ヶ月。
すべてに恵まれ、悔いなくやり切って終わりを迎えることができました。
関わってくださったすべての方に本当に感謝しています、ありがとうございました!
恩を還元できるよう努めて参りますので今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

P.S.
ヘッダーにも採用しましたが、今回フラスタ企画を少しお手伝いさせていただきました。
推しに関わらず多くの方に参加していただき、本人にもとても喜んでいただけました。
これは一重に参加していただいた皆様のおかげです。本当にありがとうございました!

アカウントは削除予定のため、固定ツイートのスクショを掲載させていただきました。
全体図です


※以下は凪楽ひよりさんに向けた私からの最後のメッセージです。完全に個人宛になりますのでご承知おきください。

凪楽ひより様

最後の手紙に伝えたいことはほぼすべて書いてあるのでもし手元に届くのであればそれを読んでいただければ事足りるのでここでは短めでお伝えさせてください。

改めて本当にありがとうございました。そしてお疲れ様でした。
思えば迷惑をかけて、心配をかけてばかりでした。
すぐに病んだり、突然特典会行かなかったり、あなたの優しさに甘えて子供みたいな真似ばかりしていました。本当にごめんなさい。
こっちから我儘ばかりしてあなたに私は何か還元できたでしょうか?
優しいあなただからいっぱい貰ったよ、来てくれるだけで嬉しいんだよって返してくれるんだろうなって書きながら考えています。
もう私からはここでありがとうと伝えることでしか還元できないけどそれで許してくれるかな?

最後の私からの我儘「忘れないでね」の約束に対する「忘れないよ」の回答本当に嬉しかった。
その一言が私の一生の支えになります。

まずはゆっくり休んで、落ち着いたらまた新しい道に向かって前に進んでください。
遠く遠くから応援しています。
私ももっと幸せになれるよう頑張るから
あなたももっと幸せになってね、絶対なれるから。

ありがとう、大好きだよ
またね



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