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2024/08/20の日経新聞を読んで

住宅ローンの返済期間が二極化している。都市部などの物件価格の上昇で月々の返済額を抑えようとする動きが強まっており、期間35年超の割合は2023年度下期で16%と3年前から倍増した。一方、今後の金利上昇を想定し10~20年など比較的短いローンを組む世帯も増加傾向にある。日銀の利上げは住宅ローンの商品選択を変える可能性がある。記事を要約すると共に所感を述べたい。

  • 23年10月から24年3月までに住宅ローンを借り入れた人を対象に住宅金融支援機構が実施した調査によると、返済期間が「35年超~40年以内」は13.7%、「40年超~50年以内」は2.3%だった。

  • 3年前の調査では35年超は8.6%で、ほぼ倍増した。

  • 長期化のニーズを受け、最長50年の住宅ローンを提供する金融機関が相次いでいる。

  • 23年8月には住信SBIネット銀行、24年3月には楽天銀行が取り扱いを開始した。

  • 住信SBIは「50年にして返済負担を大幅に軽減したいというよりも、期間を35年から40年程度に延ばし、返済額を月1万~2万円程度少なくしたいという契約者が多い」という。

  • 住信SBIのシミュレーションでは、世帯年収1000万円の夫婦が6000万円の新築マンションを購入して住宅ローンを組んだ場合、月々の返済額は35年(金利0.32%)では約15万円なのに対し、50年(金利0.47%)では約11万円と4万円程度、負担が減る。

  • 一方で返済総額は35年が約6300万円、50年だと約6700万円となり400万円程度の差が生まれる。

  • 住宅ローンの長期化の背景には、住宅価格の上昇がある。

  • 国土交通省が発表した24年4月の不動産価格指数(10年平均=100)はマンションで200となった。

  • 短い返済期間を志向する動きもある。20年以内の割合は14%で3年前の10%から上昇傾向にある。

  • 金利の先高観が強まると、あらかじめ足元の金利水準で固定し、長期で借りようとする利用者もいる。

  • ただ長期返済は毎月の返済額が抑えられる一方で、金利負担に伴う返済総額は増加することになる。

  • 夫婦ともに高収入の「パワーカップル」などは、こうしたデメリットを回避して短期返済を志向する傾向が強いようだ。

【所感】
私は組むとしたら、王道の35年ローンかもしくは40年ローンだろう。大前提として、住む様の住宅は終の住処を考えているため、途中売却を想定していない。長期間のローンを組んで、コツコツ返していく想定。今私は、32歳なので、今年組めば67歳で完済。来年でも68歳で完済と、私たちの将来は定年が70歳になるであろうから、問題は無いだろう。
しかし、これが許容できるのは40年まで、完済時に72歳であれば、まだ何とかなりそうだが、50年ローンだと、82歳となり、果たしてそこまで働き続けているのだろうか?と疑問になる。

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