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2023/06/15の日経を読んで

岐阜市の陸上自衛隊の射撃場で隊員3人が小銃で撃たれ、自衛官候補生が14日逮捕された。約40年前の銃乱射事件を受け採用や教育訓練を改善してきたが、事件は防げなかった。武器を扱う適性と管理のあり方が問われる。記事を要約すると共に所感を述べたい。

採用人数に伸び悩む
  • 「新隊員の教育は適切になされていたのか、安全管理はどうだったのか調査する」。陸自トップの森下泰臣陸上幕僚長は14日、事件発生を受けて開いた会見で強調した。

  • 1984年の山口の事件を受け、防衛省は採用時の選考方法を改めた。

  • 筆記試験に偏重しないよう面接時の精神面の安定性も重視し、身上を把握するための調査を強化した。

陸自の採用後の流れ
  • 防衛省による原因究明では、容疑者の採用の検証も焦点になるとみられる。

  • 採用は少子化の影響で難しくなっている事情がある。

  • 2022年度に採用した自衛官候補生は計画人数の半分以下の4300人ほどにとどまった。

  • 現在の応募資格は18歳以上33歳未満で、18年に27歳未満の年齢制限を引き上げた。

非常にショッキングな事件であると共に、なぜ事前に防げなかったのか?陸自内での環境が劣悪だったのではないか?と疑問が湧く。事件は訓練の最終日に起きたという。この最終日を狙って教官を抹殺する予定だったのであろう。入隊直後はこの18歳の少年自身はこうなるとは予想もしていなかったと思う。教育環境や陸自での生活環境が劣悪だったとしか言いようがない。今防衛力の抜本的改革の過渡期であり、非常に痛ましい。浜田防衛大臣も森下陸幕長も会見をしていたが、どうか自衛隊への印象は悪くならないで欲しい。国を守る自衛隊に敬意は表するものの、このような事件が2度と起きないように再発防止策を練って欲しい。

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