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2024/06/13の日経新聞を読んで

小田急電鉄の鈴木滋社長は、新宿駅西口の再開発計画について、2030年度にグループ全体で100億円の営業利益を目指す方針を明らかにした。商業施設やオフィスなどが入る地上48階建ての超高層ビルなどを建設し、29年度に完成する予定だ。不動産事業を鉄道など運輸事業を上回る収益源に育てる。記事を要約すると共に所感を述べたい。

  • 新宿西口の小田急百貨店新宿店本館の跡地を東急不動産や東京メトロと再開発する。

  • 小田急の投資額は1300億円になる。

  • 鈴木社長は「サービスや飲食、流通、ビルメンテナンスを含めた小田急グループ全体で100億円の利益を目指したい」と話した。

  • 鈴木社長は「遅くなればなるほど物価も高騰し人件費も上がり工事費も上がる」としたうえで、「先行者利益を確実に獲得したい」としている。

  • 鉄道各社は人口減少に伴う旅客人員の減少を見据え、沿線を中心とした不動産事業の拡大を目指している。

  • 小田急は不動産事業の営業利益を30年度に300億円(23年度は171億円)に増やす目標を掲げている。

  • 24~30年度の7年間に全社で4000億円の成長投資枠を設けている。

  • 新宿西口以外では沿線の東京・町田エリアの開発などにも充てる。


【所感】
新宿駅は私が乗り換えで使っていた2018年、2019年から永遠と工事をしていた。先月新宿に久しぶりに行く機会があったのだが、その変貌ぶりに驚く。小田急百貨店は解体されて、これから盛り上がる再開発に熱が入る。鉄道事業は街づくりとは切っても切り離せない関係であり、素晴らしい相乗効果を生む。
それこそ、私の母校、関西学院大学の阪急沿線を作り上げた阪急の創業者である小林一茶は見事な街づくり事業を成し遂げて、以降鉄道事業の先駆者となった。
新宿には小田急だけでなく、京王も新宿の再開発に大々的に携わる。街づくりに終わりはなく、完成するのはもう少し先の未来の話。変わりゆく東京ほどオモシロイものはない。

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