2023/10/19の日経を読んで
新築マンション価格の上昇が続いている。不動産経済研究所が18日発表した2023年4~9月の東京23区の平均価格は前年同期より36.1%高い1億572万円となり、4~9月としてはデータを遡れる1990年度以降で初めて1億円を突破した。投資家や高所得者の需要は堅調な一方、価格上昇で一般消費者の需要減が懸念される。記事を要約すると共に所感を述べたい。
東急リバブル渋谷センターでは1~9月の不動産売買の仲介収入で、企業や投資家が投資目的で購入する「事業・投資用」が前年同期比で約2割増加した。
東京都区部のマンション価格上昇のけん引役の一つが、マンション投資家であり、都心の一等地では数年前に買った物件の資産価格が2~3倍になっているケースもある
不動産サービス大手のジョーンズラングラサールによると、1~6月の海外投資家による日本の不動産の購入額は、前年同期に比べ1.4倍の5130億円まで膨らんだ。
投資家需要に加え、資材や人件費高騰などに伴う建設コストの上昇で都内のマンション価格は下がる気配がない。
実需目的でも購入できるのは、富裕層や共働きで世帯収入が高いパワーカップルにとどまる。
ニッセイ基礎研究所によると、夫婦ともに年収700万円以上のパワーカップルは22年に37万世帯と5年前に比べて約4割増えた。
23区の平均で1億500万なのだから、都心六区になれば、1億3,000万くらいはゆうに越えそうである。それ程23区のマンション価格は堅調である。しかし、私はやはり戸建派である。70平米くらいでこの値段なのだから、しかも管理費、修繕積立費、共益費、駐車場代と馬鹿にならない。これらがマンションだとプラスにかかるのだから、こういった費用が発生せず、そして広さもあり、マンションより割安の戸建てになぜ目をつけないのかが疑問である。もっと23区の新築戸建に目を向けるべきだ。タワマンブランドに惹かれて背伸びをしてまでして、タワマンを手にしたいかと言われるとそれは疑問である。友人がパークタワーかちどきサウスに住んでいるため、最近お邪魔したのだが、本当にレベル違いで、海外のホテルにしか思えなかった。だが、これがスタンダードになると、知らないうちに自分の生活水準が上がりそうで怖かった。たまにの贅沢として、友人に招待してもらうくらいがちょうどいいのかもしれない。
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