2023/08/06の日経を読んで
NTTは5日、産業スパイ対策の社員向け窓口を設けたと明らかにした。情報収集の手口が巧妙化するなか、通信や量子技術など経済安全保障に直結する先端技術の海外流出を防ぐ。記事を要約すると共に所感を述べたい。
NTTが産業スパイに特化した窓口を設けるのは初めて。
研究者や社員が産業スパイの接触を受けたと思われる際、通報や相談できる専用のメールアドレスを6月に作成した。
NTTドコモやNTTコミュニケーションズなど事業会社に周知し、不審な行為を早期に把握することで情報流出のリスクを下げる。
NTTは光通信技術を使った次世代通信基盤「IOWN」の開発などに取り組んでいる。
非常に良い取り組みだと思う一方で、どこまで実効性があるのかがポイントだろう。そしてこのスパイに特化した窓口部署というのはNTTのサイバーセキュリティ関連のスペシャリストなのか?という点も気になる。ここの部署の人材がスペシャリストで無ければ意味をなさない。
日本はスパイ天国であると昔から言われ続けてきた。特定秘密保護法等はあるものの、まだ米国に比べたらスパイ天国なのだろう。
NTTのIOWNは日本がまさに世界に誇る、今後も必要不可欠になるであろう技術である。中国ロシア北朝鮮は間違いなく狙ってくる。守りの面セキュリティの面でも徹底して欲しい。