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2023/05/18の日経を読んで

ペットブームが続く中、メダカ飼育の人気が広がっている。品種改良されたカラフルなメダカの価格は、オス・メスのペアで2000〜3000円以上が定着。かつては熱帯魚売り場の片隅で1匹数十円から100円程度で販売されていたのとは様変わりだ。人気の背景を探っていくと、自然に触れたくても住宅環境や世話の時間に余裕のない都会の消費者の姿が浮かび上がってくる。記事を要約すると共に所感を述べたい。

2,000円で売られるメダカ
  • 東京など都市部では、ここ2、3年、メダカ専門店の開業が相次いでいる。

  • かつては都市部の水辺に普通に生息していたメダカだが、環境の悪化で生息数が減り1999年には当時の環境庁が絶滅危惧種に指定した。

  • 2000年頃から注目を浴び始め、色、体形、ヒレの形、ラメの入り方など、改良された様々な品種が出回るようになった。

  • 最初は熱心なファンが中心だったが、少しずつ市場が広がり始める。

  • 新型コロナウイルス下で自宅で過ごす時間が増えペットブームに拍車がかかった。

  • コロナ下の「副業」ブームでは繁殖に本格的に取り組む、にわかブリーダーも増えた。高値で買っても増やせば大きな利益が出る。

  • メダカブームは、どこか過熱感が漂い、高値を受け盗難や品種を偽る詐欺事件など危うさも見え隠れする。

  • それでも、現時点では「メダカは童謡や歌謡曲に歌われ学校教育にも取り入れられてきた身近な魚。一過性の流行で終わることはない」という

私も少年時代はざりがににどじょうになまずにそしてメダカを追いかけた。もう20年も前の話である。当時はメダカが減ったとはいえ、まだまだ地元の川にはメダカが泳いでいた。今やメダカもペットはもちろんのこと、資産として価値があるということに驚きである。個人的には猫か犬を飼いたいのだが、メダカを見て癒しを感じるのもいいかもしれない。

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