2023/09/19の日経を読んで
台湾の国防部は18日、日本時間の同日午前7時までの24時間に、台湾周辺で中国軍機103機、艦艇9隻の活動を確認したと発表した。軍機の1日の活動数は発表を遡れる範囲で最多を更新した。一部は台湾の南側を経由し、南東部の西太平洋にまで回り込んだ。中国軍は最近、台湾の背後にあたる西太平洋での活動を増やしている。13日にも中国軍の空母「山東」や戦闘機の訓練が確認されたばかりで、活発な行動が続く。記事を要約すると共に所感を述べたい。
国防部によると、今回は中国軍の戦闘機「殲16」や早期警戒管制機の「空警500」が台湾本島の南側を経由して、南東部まで飛行した。
台湾の国防部は18日の声明で中国軍の動きについて「台湾海峡や地域の安全保障に対する深刻な挑戦だ」として、強く非難した。
中国軍機の台湾周辺での活動数はこれまで、台湾国防部の発表ベースで4月11日の91機が最多だった。台湾の蔡英文総統が訪米し、マッカーシー米下院議長と会談した後だった。
毎度の事ながら、中国は台湾周辺海峡に飛来してくるのだが、今回の1日あたり、103機というのは異状である。北朝鮮とロシアの会談に話題が集まっていたが、ここに来て中国が動き始めた。台湾統一に向けての作戦確認なのか、情報収集なのか、単純な威嚇なのか、真相は定かではないものの断固として容認できるものでは無い。
このような動きを中国に対して、同じように航空自衛隊が実施したら撃墜されるだろう。日本や台湾は攻撃してこないと分かっているから、ここまで大胆な行動に出るのもあると思う。
日本も台湾もだが、米国という大きな味方、傘の中に入るだけでは、不十分である。やられたらやり返す。それぐらいの力を誇示するためにも、防衛力の抜本的改革は必要不可欠である。
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