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2024/04/13の日経新聞を読んで

JFEスチールは2026年3月期までに、国内製鉄所の基幹システムをAIを導入しやすいシステムに刷新する。投資総額は1200億円規模となる見込み。従来計画から刷新の完了時期を2年前倒しする。中長期的な人手不足が製造業の課題となるなか、製鉄現場へのITの導入で生産性向上を急ぐ。記事を要約すると共に所感を述べたい。

  • 製鉄所の基幹システムは高炉や鋼材加工、原材料の運搬など、あらゆる設備の制御やデータ保存を担う。

  • JFEは全国4カ所の大型製鉄所で順次切り替え、DXを進める。

  • これまでは28年3月期までに刷新する予定だったが、旧式のシステムだと障害発生時に復旧できないリスクが高まっており、前倒し実施を決めた。

  • 現在のシステムの一部は高度経済成長期から運用しており、専用の端末での操作が必要だ。

  • システムを構築した頃に在籍した社員が相次いで定年退職し、障害を円滑に修復できるかも不透明だった。

  • JFEのように全面的に刷新する事例はいまだ珍しく、大手企業の中長期的な経営リスクになっている。

国内鉄鋼メーカーの最大手の一角であるJFEが基幹システムを全て刷新するとなると、投資総額が1,200億にもなるという。莫大な金額であり、これは日立、富士通、NEC、NTTデータといった大手DX企業が喉から手が出るくらい、契約を締結したいと見られる。もしくは水面下ではもう落札企業が決まっているのかもしれない。
それにしても、現行の一部システムが高度経済成長期からのシステムでそれがまだ生きているというのは驚きである。そんな骨董品のシステムを使い続けていることに驚きでしか無い。是非とも全て刷新して最新鋭の基幹システムで業務を従事してもらいたい。

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