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妊娠前に知ってほしいイメージギャップ

妊娠、出産、育児にはどんなイメージがあるでしょうか。

私はどんなだったかというと

ポジティブ
命が授かる尊さ、幸せ
想像できない痛みとその先にある喜び
自分の赤ちゃんとの温かい笑顔あふれる生活

ネガティブ
女性としての体や肌の劣化
妊娠出産の合併症
寝不足、疲労
自由がなくなる

長らく妊娠出産に仕事で関わりながら、私が抱いていたイメージはこんなでした。
そして、ネガティブなものに関しては全く深く考えてなかった。
そんな事言ったって、みんなやってる、自分も妊娠したい、子供が欲しい、子だくさんで賑やかな家庭を築きたい。

それしかなかった!!

仕事はどうするの?
→どうにかなる。

自分の時間皆無だよ?
→別にいい。子供の方が欲しい。

とにかく、妊娠出産育児と仕事の両立は大変だと、多くの人が言ってくれていたことはスルーし、ただ子供が欲しかった私。

それくらい、ポジティブに捉えていた私でも
その後見事にたくさんの壁にぶつかることになりました。

本日は
これがあなたを苦しめてる?
イメージと現実とのギャップについてお話しします。



イメージギャップとは

多くのアンケートで産後イメージギャップで苦しんだと結果がでています。

こちらの記事にも載っているように、妊娠・出産も含めて、解っていたら違ったのに…
がたくさんあるんです。

そしてただ知っている事と理解している事は違います。
私もめちゃくちゃぶつかったイメージギャップ
私の具体例の一部をご紹介します

  • 当たり前に自然分娩だと思っていた
    →出産は骨盤位で帝王切開

  • 授乳は産まれれば当たり前にできると思ってた
    →亀裂で痛みとの闘い、からの乳腺炎で切開

  • 赤ちゃんが寝ている間に家事をして優雅な育休生活
    →抱っこじゃないと寝ない赤ちゃんに、そもそもほとんどした事ない家事のオンパレード

  • 保育園の子供の送り迎えは夫婦で分担、当直の間は夫がみる
    →そんな簡単な話じゃなかった
    そもそも認可保育園全落ち

あげたらきりがありません。
中には経験したから今の自分がある、と思えるような苦労ももちろんあります。
が、これは知っておきたかった…というものも多いです。

妊娠中はとても穏やかに過ごせた

妊娠中、特に何の問題もなかったわけじゃないのに、初めての妊娠であっても、あまり慌てる事なく穏やかに過ごせたのは、私が妊娠出産のプロでもあったからかなと思っています。
経験していなくても、妊娠の病態生理をよく理解していたことは、私の強みでした。

産後は知らなくて苦しみまくった

産まれてから数日は産後ハイ
その直後のマタニティブルー
そして授乳トラブルからの乳腺炎
切開のため入院し、赤ちゃんとの分離

これだけ聞くとまぁまぁあり得ることなんですが
自分の身に起こるとは全く思ってないわけなんです

産後のホルモンも相まって 
私はなんてダメな母親なんだ…
と自分を責めて過ごした3ヶ月はそれはそれは辛かった。

knowとunderstandは全然ちがう

妊娠、出産、育児は、自分もそうであったように、なんとなく自分は大丈夫
とか、出産は命がけと言われても、まさか自分が…と思っている人が多いです。
確率的にも、問題ない人が多いのも事実です。

ただ、全く知らないで経験するのはやはりリスクが高い。

だから、知っていて欲しい
そして、ただ聞いた事あるじゃなく、できれば理解していてほしいなと思うのです。

それがあなたと、あなたの赤ちゃんが安全で、穏やかに、楽しく過ごせる1つの方法だと私は思っています。

私で言えば
授乳って結構大変で、練習も必要とか
そんな小さな事なんだけど
母になったからって突然なんでも完璧に母になれるわけないだなんて、十分知っていたつもりだったのに
自分は出来る、出来ない自分を認められない、自分を責めるのループで苦しみました。

これが知っていることと理解していることの違いです。

あなたはどんなイメージを持っていますか?

まずはそこを知ることから。

(わたしのように)なんとかなる、と、何も考えてなかったり。

逆に元々すごくネガティブなイメージが強かったりするかもしれません。

ポジディブすぎるイメージと現実がかけ離れている(悪い)ということがあった時に壁が突然現れるのです。
つまり、その壁は、あなたのイメージのせいかもしれません。

またネガティブなイメージが強すぎると、先に進めなかったり、もしかしたら、妊娠したくても、妊娠する事を躊躇してしまうこともあるでしょう。

イメージと現実のギャップを
知識や情報で埋めていく
その小さな作業を繰り返して

是非貴重な、妊娠、出産、育児期間を
豊かなものにしていって欲しいと願います。

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