【勉強投稿】人間作業モデルの遂行機能について

遂行機能とは

 根底をなす客観的な身体的及び、精神的な構成要素と、それに対応する主観的な体験の状態によって提供される物事を行う能力である。



遂行能力の客観的構成要素

 遂行は、筋骨格的、神経学的、心肺的、その他身体システムや記憶などの認知能力に依存している。これらを客観的な状態の機能として説明を試みることで介入に役立つ手がかりを得ることができる。例えば、運動の制限は筋力の喪失によるもの(臨床ではMMTを用いるだろう)、問題解決の制限は、脳卒中後遺症による注意障害によるもの(臨床では高次脳機能評価を用いるだろう)といった具合である。



遂行能力に対する主観的アプローチ

 客観的に記述できる能力や制限は、それらを持つ人々によって体験される。主観的体験の正しい側面に注意を払えば、遂行能力に関して多くのことを明らかにすることができ、作業療法を行う際に重要な情報を得ることができる。
 また、主観的側面は客観的アプローチを補完することができる



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