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40歳までにやりたい事 その3

昨日、40歳までやりたい事 その3の富士登山を無事終えてきました。

早くも終えて1週間が経ち、いつもの如く、忘れないうちに記事に…。

登山も大変やけど、行くまでも大変

日曜の21時に一緒行ったフィリピン人技能実習生を家に迎えに行き、名阪国道に乗っかったのは22時。

この日は地元の花火大会で、「どこからこんなに車が湧いてきたんや?」と思うくらい渋滞が酷く、普段なら10分もあれば乗れるところを1時間もかかってしまい、既にかなりのロスになったわけですが、予定より30分遅れくらいで無事に水ヶ塚公園駐車場に到着しました。

僕が登った富士宮ルートも、吉田ルート同様開山時にはマイカー規制になり、5合目まで直接乗り入れ不可です。
なので水ヶ塚公園駐車場からシャトルバスで向かいます。

地元と違って涼しい
夜に見る富士山は思いの外小さかった

到着して辺りを見渡すと富士山が見えました。
「えー?あれが富士山ですか?」と実習生に聞かれましたが、夜に見ると実際僕も小さく見えました。

4時半頃の富士山の様子

到着して車中泊し、ワクドキで寝れたのかわからん時間を過ごしたわけですが、あたりも騒がしくなりだした4時半に起床。

外に出て富士山を見てみると、雲一つない登山日和となりました。

事前に入山登録が可能で、ネットでしておきましたので、リストバンドを引き換えにしつつ、保全協力金(1000円)をお支払い。

記念になりますよね
自分でスタンプを押します

木札をいただきました。

これからバックパックに取り付けて使いたいのですが、こういうのってもったいなくて付けれない性分。
かと言って残しておいても日の目に当たらない気もします(笑)

その後6時始発の5合目登山口行きのシャトルバスの往復チケット(2200円)を購入し、6時半位に登山口に到着しました。

左手奥の方には雲海が見えました
この標高でも酸素が薄いのがわかりましたが…

ここで高度順応する為に30分程留まり、この登山で絶対欲しかった金剛杖を購入しました。

この日1日の相棒です

最初から入っている焼印は表口富士宮の焼印が既に入れられてるので、各登山口で違うってことですよね?
って事は、あと3ルート登ったら完全コンプリート…(笑)

購入後登る前に一本一服…と吸うてみたら(plume Xです)、凄まじく酸欠!
まるでコロナにかかったときのような息苦しさを感じたので、今日一日は吸わないでおこう!と、この時は思ってたのですが、ベビースモーカーには無理でした(笑)

7時頃5合目を出発し、登山開始。

た、高い…

当たり前ですが、今まで登ってきた山とは足場が違います。

岩ばかりのところもあれば、細かくなった溶岩に埋まってしまうところも多々あり、歩きづらかったですが、『登りたい!』欲が強いので、高山病に注意しながら、なだらかでもかなりスローペースで登りました。

7:21 6合目到着

標準時間通り20分程で到着しました。

登り出したところなので、ここは休憩せず新7合目を目指します。

ここからは写真が多くなります。

ここから富士山の本気を感じました

ここからは、今まで登った山の復習のような道が続きました。

練習しといてよかったー!と思いつつ、これがあと数時間続くのか…と思うと心が折れそう…には往路は終始ならなかったのが、ドMなのか変態なのか…(笑)

8:20 新7合目到着

6合目から60分、ここまでも標準時間通りで登ってきました。

普段の山登りなら5合目から新7合目までの時間しか登山してないんですよねぇ。

でも疲れは感じませんでしたし、寒さもなく、本当に富士登山日和でした。

まだまだ遠い

新7合目から僕的にはかなり険しくなりました。
でもドMです。
とにかく登りたいのです。

8:57 標高3000m到達

30分程で3000mに到達しました。

「3000mとかどんだけ息苦しいんやろ」とか思いながら登ってたんですが、しっかり息を吐くを意識して登ったので、特に苦しくはなかったです。

9:01 元7合目到着

標準時間20分巻きで元7合目に到着しました。

「しんどい道やなー」と思いながら登ったのですが、またこの頃は体の疲れも少なかったのでしょう。

上に見えるのは8合目です

8合目も見えているのになかなか辿り着けず、この頃から途中で立ち止まったりすることが増えてくるのですが、背中の方からヘリの音が聞こえてきました。

通過するのかと思ってたら、いつまで経っても音が遠ざからない。
振り返って見てみると…

ホバリングしたまま動かず、次第に隊員が降下してきました。

救助ヘリだったんです。

下山中の方が転けて頭を打って出血したと、下山のネットで見ました。

この日別のルートでも一名なくなったらしいです。
「今年の富士山はどうなってる?」とかよく見聞きしますが、おそらく富士山は普段通りです。
たまたまなのかも知れませんが、きっと登山者の登山前、登山中の何かしらの意識の問題なんだと思います。

10:04 8合目到着

標準時間40分のところ、巻いてた20分も使い果たし、1時間かかってました。
いよいよデブの体が弱ってき出したんです(笑)

謎の木、多分元々は鳥居?

流石に8合目ではそれなりに休憩して出発。
頂上は雲もなく、依然登山日和です。

歩き出してどれくらい経ったかわかりませんが、2本の朽ちた木に小銭が沢山刺さってました。

調べてないのでわかりませんが、おそらく鳥居の後ではないか?と思います。

先に歩く方も賽銭していたので、僕もやりました。

なかなか刺さらなかった

ゆっくりゆっくり登って…

11:09 9合目到着

標準時間30分のところ、1時間かけて到着。
もう、弱ってますよね(笑)

7合目くらいの時のペースやと、9合5勺も過ぎて…とか思ってましたが、12時にも着くのは厳しい感じになってきました。

万年雪がありました

9合目の山小屋が万年雪山荘という名前でしたが、本当に万年雪がありました。

現代でも本当に解けずに冬を迎えるのでしょうか?

12:07 9合5勺到着

標準時間30分のところ、1時間で到着。

予想と言うか目標にしてた12時なってしまいました。

この頃はもうヘトヘトだったんでしょう。
覚えてません(笑)

9合5勺から見る山頂は、550mらしいですが、僕の視界には倍くらいに見えて…
ヨタヨタ登ってると知らない人に
「しんどいですね!ゆっくり行きましょう!もう後少し!」と声をかけられ、話しながら登ってたんですが、相手の方もしんどい言いながら、スタスタ登っていく…(笑)

富士宮ルート頂上鳥居

自分はヘトヘト→ヘロヘロになりながら、いよいよ富士宮ルート頂上鳥居に到着しました。

まだ本当の頂上?ではないし、下山してもないのにこの頃から「また登りたい!!」と思うようになるドMなのです。

13:09 頂上淺間大社奥宮到着

鳥居から2分登ったところで、とうとう山頂に辿り着きました!

予定より1時間遅れでしたので、サクッと富士山カレー(写真撮るの忘れました…)を食べ、剣ヶ峰を目指して歩き出したのですが…

剣ヶ峰に後光がさしてる?

「アカン!足の付け根痛すぎる!このペースやとシャトルバス間に合わへん!そして帰りの体力使い果たす!」と心の中でデカい声出して諦めたました…。

当然お鉢巡りなんて時間的にも体力的にも到底できるわけもなく、プリンスルート経由で帰るつもりでしたが、時間的感覚がわからないので、大人しく来た道を引き返した訳です。

お鉢巡りできないので、目一杯火口に近づきました
下界はすっかり雲の中
万年雪もすぐそこにありますが、実際はめちゃ遠い
18:14 5合目登山口到着

14時に山頂出発して、4時間15分程かけて無事下山。

総括に行きましょう。
3つ感想があります。

①僕の体感ですが、山登り初心者としては、体力気力が登り100%使うとするならば、下りは120%超えです。
登りで足の痛みが増します。
下りは滑落に気をつけなければならないので、膝や脛が痛くなり、かばい続けると逆の足がやられるます。
『満身創痍』とはまさにこの事やと思いました。
きっと7合目以降下り切るまでにすれ違った登りの人に、ひどい顔の下山者がいると思われていたでしょう(笑)

②富士山に登ったら人生観が変わる等々の件です。

僕が富士登山をしよう!と決意したきっかけを作った某バイク系YouTuberさんも仰ってましたが、特段思う事はありませんでした。

40歳までに登る!日帰りで帰る!がモットーであったため、登頂できたのは何ものにも変え難い嬉しさはありましたが、次は日帰りが頭をよぎり、作業的な登山になりました。

③富士山には『一度も登らぬ馬鹿、二度登る馬鹿』と言う言葉があるようですが、とりあえず一度も登らぬ馬鹿ではなくなりました。
二度登る馬鹿に関しては、実は小学生中学年位におそらく吉田ルートの8合目まで登ってるんですよね。

登頂成功してないのでノーカンにしたとしても、先程も述べたように「また登りたい!」という気持ちが既にある以上、二度登る馬鹿はほぼ確なのかもしれません。

いつも通り長々まとまりのない記事にお付き合いいただき、ありがとうございました。

40歳まで残すところあと4ヶ月。
これで終わるのもなぁ?との思いもあるので、この3つ程ではないせよ、番外編を何かできれば…と、嫁の顔色伺いながら、夜な夜なネットサーフィンは続きます。

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