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カリスマリーダーの裏側、かっこよくみえるその理由

あなたはカリスマ的なリーダーをかっこいいと思ったことはありますか。

カリスマリーダーは、強いリーダーシップ、ビジョン、革新的な思考を持っており、会社や従業員を新しい高みに導きながら、変化を推進し、業界内でも重要な影響を与えることができますよね。

しかし一方で、人によっては、時に、独裁的または自己中心的であると見なされることも少なくありません。

組織内での意思決定が集中しすぎたり、異論を許さない環境が生まれることがあります。また、強い個人的な魅力が組織の健全な運営を妨げ、リスクを過大に評価しないような決断を下すこともあります。

これは、カリスマの悪い一面が出ているリーダーと言えるかもしれません。
今回は、カリスマリーダーの裏側として、悪い一面に注目してみましょう。


悪い一面が見えるカリスマリーダーの特徴

悪い一面が見えるカリスマリーダーの特徴として、

・白黒はっきりつけたがる、即断即決スタイル
・従業員や仲間を道具として考える
・コントロール主義、思い通りにしたい
・どんなことでも達成可能だと強く信じる
・恐怖や弱さを無視する

などがあげられます。

カリスマリーダーの悪い一面が見える原因

以上の特徴から、カリスマリーダーの悪い一面が見える原因としては、

・迷うことを苦手とする
・共感性が低い
・万能感を持っている

ことがあげられます。

カリスマリーダの中には、迷うことが苦手な人がいます。白黒はっきりつけたくなります。これは、葛藤を心で抱える事ができず、悩んだり迷ったりすることがとても居心地悪いので、すぐに判断してしまいたくなるためです。

共感性が低いのも特徴です。人の気持ちに共感できないので冷酷で非常な選択でもあまり痛みを感じる事なくできてしまう傾向があります。また、従業員を仲間ではなく道具として考えることにも繋がっています。

また、万能感を手放していないため、非現実的な目標を設定したり、リスクを適切に評価できないことがあります。自分の判断や能力に過信するため、しばしば無謀な決断を下すことがあります。

しかし、このような言動がかっこよく見えてしまうことがあるのですよね。
そして、信者が現れるのも特徴です。

かっこよく見える理由

なぜ、かっこよく見えるのでしょうか。

痛みが伴う決断を躊躇せずに行う姿は、時に勇敢に映ります。

結果を得るためには人も目的達成の道具の一つと考えるリーダーは、合理的かつ効率的に物事を進めることで、結果を出すことができ、評価されます。

非現実的な目標を設定しても、冷酷非道な決断そしながらでも、人を手足のように使いながらでも、それをやり遂げてしまうと、社会からはものすごく結果を評価されることがほとんどです。

こういう実績を積んでいるうちに、存在だけで人を惹きつけるカリスマリーダーになっていくのでしょう。


覚えておきたい大事なこと

しかし、一見、成功しているかに見えるカリスマリーダーですが、

将来的には一時的な成功に終わるか、虚しい人生になるかのどちらかとなる場合がほとんどです。

なぜなら、わたしたちは、単なる成果だけではなく、プロセスと関係性にも価値を見出す生き物です。人との心のふれあいなしで心から満たされることはできないからです。

カリスマリーダーに憧れて、即断即決、冷酷非道な選択もやむを得ない、とか、人を道具として考えたりすることのないようにしたいですね。

カリスマリーダーは、その魅力と能力で多くを成し遂げることができますが、悪い一面には気をつけることが重要ですね。



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