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No. 20「誰も傷つかない」英語学習・教育を目指して

はじめに

今回の投稿は、今までのようにidentityについてではありません。
今回は、私がSNSで英語学習・教育について発信し始めてから感じ、考えたことを徒然なるままに書いていきたいと思います。

英語学習・教育の目標

まずは、私がSNSで英語学習・教育について発信するようになった背景から書きます。
一番の理由は、将来英語の指導者として独立するために、色々な情報を集めていきたいというものでした。もちろんフォロワーが増えて、その勢いのままビジネスにつなげられればという思いもありましたが、それがうまくいかなくても何かしらのことを学べるだろうと思い、4月から細々とSNS運用をしてきました。

このnoteを始めた背景はというと、最初の投稿でも書いたように、将来本を出版することに興味があり、なんらかの形でその目標につなげられればという思いで始めました。SNS発信を始めた当初は「あたらしい自分に出会える英語学習・教育」というものを広めようとしてきましたし、そしていつかこんなタイトルの本を出したいなと思っていました。「あたらしい自分に出会える(=identityを創出・構築・表現できる)」、それが私の目指していた英語学習・教育だったのです。

ですが、SNS運用を通して気づいたことがあります。それは、英語学習を通じて、多くの人が傷ついているのではないか、ということです。たとえばSNS上で、以下の光景をしばしば目にします。

英語教育者:経験論をさも正しいことのように豪語する人。そしてそれを知識武装によって批判する人。多くの指導者が自身の思想をぶつけ合い、否定しあっています。
英語学習者:TOEICの時期になると大きな盛り上がりを見せます。そして点数を公表しては、英語ができないということに悩み、苦しんでいます。

もちろん英語学習・教育に健全に取り組めている人もいますが、そうでない人を多数見かけます。ここに私は違和感を覚えました。
私の場合、確かに英語学習・教育を通じて大変なこともあったけど、総じて言えば英語学習・教育はとても幸せなものであるからです。
だからこそ、他の人もそうであってほしいと願っています。
そこで、私が考えるようになったのは、「あたらしい自分に出会える英語学習・教育」は手段・プロセスであり、究極のゴールは「誰も傷つかない英語学習・教育」であるのではないかということです。

この「誰も傷つかない」というフレーズは、2019年のM-1グランプリで3位になったぺこぱさんからインスピレーションを受けています。
漫才ではボケた人に鋭く突っ込むことで笑いが起きるというのがセオリーですが、このぺこぱさんはツッコミが否定をするのではなく、自己の考えを反省したり、世の中の常識を疑ったりするのです。
その姿勢が「誰も傷つけない笑い」として、一時ブームのようになりました。
ブームになるということは、やはり世の中には傷ついている人が多いということだと思いますし、また、昨今の教育現場や企業のコンプラをみても、「誰も傷つかない」は一つのトレンドになっているように思います。

そういった目で英語学習・教育をみると、今まさに必要なのは「誰も傷つかない英語学習・教育」なのではないかと思うようになりました。傷つくことに取り組みたい人はいないですよね。だからまずは、ここがスタートラインになると思います。またこれは同時に、英語学習・教育だからこそ達成し得る、「究極のゴール」でもあると考えています(このことについてはいつか詳述します)。

なので、「誰も傷つかない英語学習・教育」を目指して、これからは活動していきたいと思います。
やることは特に変わりませんが、常にこれを主眼において、英語学習・教育に関わるみなさまの幸福を目指していきます。
そのために、自己の英語学習・教育を省察し、世の中の常識を疑っていきたいと思います。

これからもよろしくお願いします。

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