三補選について④長崎3区

自民党議員の裏金問題辞職による衆議院長崎3区(佐世保市、平戸市、松浦市、五島市、西海市、東彼杵町、川棚町、波佐見町、小値賀町、佐々町、新上五島町)補欠選挙

当 53,381 山田 勝彦  立 元
  24,709 井上 翔一朗 維 新

 前回選挙から2,000票ほど減らしましたが、山田候補が当選です。投票率は大きく落ち込みましたが、票の減りを最低限に抑えました。裏金問題を厳しく糾弾しつつも、自民党の前議員が重視していた離党にも政党幹部が相次いで応援に入り、支持を固めました。

 井上候補は自民党の受け皿として自民票の取り込みに諮りましたが、脆弱な維新の地方組織では限界がありました。大きく差を付けられた形となりました。

 今回の選挙は自民党が擁立を見送り、「不戦敗」となりました。山田候補の得票が変わっていないので、多くの自民党支持層は投票しなかったことになります。

 盲目的に自民党に投じてきた層の深層心理があるのでしょう。世の中の変化に対応しきれない、今の日本とも重なって見えます。

 生きていれば、大きく変わることがあります。変化に対応できるように、日頃からあらゆる選択肢を検討する必要がありそうです。

 35%の投票率は恥ずかしい限りです。選挙など存在しないに等しい国が多くあるのに、行使できる有難みが解ってないのでしょうか。解っていなければ、この国がこうはならないでしょう。一票を投じることで確実に社会は変わります。誰にも見られないで投票できません。その姿を誰かが見て触発されることもあるでしょう。投票する姿が大事なのです。


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